枯れ草 2017-01-03 14:50:55 ID:16e00feef |
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もちろん、私もそのつもり。
(笑顔を見せた相手に、こちらもにっこりと、どこか照れたような、期待を隠したような、あどけない笑みを返し)
お邪魔しま~す。
(促された通りに、室内へ足を踏み入れ)
戦いを始める前に、改めて自己紹介をしておきましょうか。私は高村沙希。この神社の…まぁ、今の管理人みたいなものかな。
(相手を真っすぐに見つめたまま、特に手振りや身振りも加えずに、淡々とそう述べて)
エリザベス・オルブライト。
(真っすぐな視線に臆することもなく、相手に対峙すると、どこかにんまりとした笑みのままに)
それが私の名前。長いから、リサとかリジーって呼んでくれ、沙希ちゃん?
(口元には尚も微笑を浮かべたままだが、上目遣いに相手を見る瞳に、こちらも何かを査定するような、挑戦的な光を宿し始めて)
そう、じゃあリジー。お手合わせ宜しく。
(足元に寝かせてあった薙刀を拾い、上記の台詞を言い終えるも早く、それを構え、横殴りに切り掛かってやろうと相手に向かって駆け出し)
そうこなくっちゃ!
(相手の突撃を視認するが早く、こちらも相手に向かい、やや前屈みの姿勢で駆け出していき。但し、相手とは異なり、武器らしいものは何も持っておらず。視線は武器を構える相手の手元に集中していて)
せやっ!
(内心では無防備に突っ込んできた相手に、どんな計略があるのかと訝しがりながらも、それを表面には出さず、向かってきた相手にそのまま、反回転させて遠心力をつけた薙刀をぶつけようとし)
硬化!!
(迫ってきた薙刀を左腕でブロック。本来なら腕が飛ぶことだろうが、切れたのは服のみで、ガァンと鉄に鉄を打ち付けたような音が辺りに響き、薙刀は弾き返された)
―っ!?
(武器を用いた渾身の一撃が、人間の腕に弾き返されたことに驚きの表情を浮かべて。また、攻撃を弾かれた反動で一瞬、バランスを崩し)
こっちの番!!
(一瞬、相手がバランスを崩したことを見失わず、前屈みの姿勢からもう一歩踏み込み、相手の首元を掴んでやろうと右手を伸ばして)
……!!
(咄嗟に上半身を反らして、相手に掴みかかられるのを避けようとするも、避けきれず、結局そのまま掴みかかられてしまい)
もらいっ!ふんむっ!
(相手の襟首を掴んで、一気に自分の側に引き寄せると、その額に思いっきり頭突きをかまし。その後はクラッとしたであろう相手をそのまま荒々しく、床に叩きつけて)
ぐはぁっ―!
(すっかり相手の技にはまってしまい、連続した攻撃をまともに受けて、抵抗する間も、受け身を取る暇もなく、床に倒れ付し)
よいせっ、と!終わりかな?
(抵抗がないと見るや、素早く倒れた相手のマウントを取り、腕も絡めて、起き上がれないよう床に組み伏せて)
いやー、暴れられて楽しかった!この後は、ブレイクタイムだな!
(絡めていた腕を解き、相手を自由にしてから。右手の甲で自分の額の汗を軽く拭いつつ、爽快な笑みで)
……………ありがとうございました。
(相手の技から解放されると、無言のまま起き上がり、座った姿勢で自分の腕をコキコキとひねりつつ、負けたことが悔しいのか、伏し目がちに)
驚いた?
(どこか得意げに。口元はにこやかなままだが、目は笑っておらず、挑戦的な色を帯びていて)
あれが私の持つ異能…「超人化」って言うんだ。
(切れた左の袖を眺めながら、次は目元も合わせてにっこりと笑い)
一瞬だけ身体の一部分の能力を、爆発的に高められるんだよ。一度も使わないまま、私が生まれたトピは停止しちゃったんだがな。
(途中まではどこか物寂しそうな雰囲気もまとった口調だったが、最後はあっけらかんと)
驚いた。でも、貴女が特殊な力の持ち主でも、こっちは武器を持っていたのに負けただなんて、不覚だわ。
(伏し目がちのまま、やれやれとばかりに軽く首を振り。しかし最後は、きちんと相手の方を見て、自嘲的な笑みを零し)
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