甘々 2017-01-02 16:58:52 |
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トピ立て有難う御座います!募集掲示板でお声掛けしたものです。
シチュエーションですと割とファンタジー系ほのぼのが好きです、例えばお互いおかしな世界を旅をしていくなかで様々なものに出会ったり失ったり…、または日常系ですと大学生で互いに同性愛者ということを隠しつつ恋愛を楽しむ、なんかも美味しいですね!あまりにシリアス過ぎなければ大丈夫です!
容姿等は把握しました、年齢も主様のやりやすいようで構いません!
萌萎えも主様とほぼ同様のものですが強いて言えばギャップに萌えます…。
お早い移動をありがとうございます!
折角なのでファンタジーの世界観でほのぼのと甘々に絡められたらなと思いました!
ファンタジー系で可笑しな世界を旅するのであれば少人数制のサーカス団としてモブに他のキャラを交えながら旅をしていると言うのだと可笑しな世界の奇妙さ奇怪さを表現できるのかなと思いました!その中に魔法が使える、どちらかが普通の世界から紛れ込んで拾われた等であればもう片方が目を掛けているうちに交際に発展したと言う流れで出来るのかな、とか!
イメージとしてはチャーリーとチョコレート工場や不思議の国のアリス、パンズラビリンスのようなカラフルで少し毒の有る世界のイメージでおりました。他に何かイメージやご希望が有れば教えて頂けると嬉しいです!
ああ、良いですね…!
いえイメージが正しくぴったりです!
交際済みですと迷い人も幾分か異世界の環境にも慣れているということで大丈夫でしょうか?
そうしますと多少なりとも単体行動が可能でありながらちょっとした事をフォローしていく元住人の様な感じですかね?
まさにその位のイメージでした!
それでは元々異世界の立場と、元は普通の世界だった立場とどちらが良かったでしょうか。当方どちらの立場でも面白そうだなぁと思い…!どちらでも大丈夫です!
そうですね…どちらとも魅力的でしたが元は普通の世界からの立場にします!世界観を完全に掴めないと代役はこなせないと思ったので…、大丈夫でしょうか?
名前 リズリー
年齢 22
性格 自由奔放で楽しい事に首を突っ込むのが好き、楽しそうな事には鼻が利き放浪癖が有る。人並み程度の交流で有れば出来るが根っこが小心者で有ったり人見知りを拗らせてたりなので心を許している人に程辛辣な態度を取ってしまいがち。気紛れな気分屋、人からの注意助言は半分程しか聞いていない。好奇心が強く興味本位に口を出し、人を弄りけらけら笑っているような性悪。生粋の末っ子気質で周囲に悪さをして人の目を引く癖が有る。その割に直接的な注目を浴びるのは少々苦手なようで自分が注目を浴びるより注目を浴びる誰かの傍に居たい。悪戯が好きで人の困った顔を見るのが好き、悪戯をすることで自分が原因に困ればその人の頭の中には自分しか存在しないだろうと言う少々歪んだ思考から。上記理由から意地悪で人を困らせるのが好きなどえす君。口数がずば抜けて多い訳じゃ無いが自分の意見は確り告げるしなんなら意見をごり押しで貫く事も多い。頑固で子供染みた我儘も多く、我の強い意思表示は時に餓鬼臭く一層と末っ子気質を光らせる事となる。やることなす事器用で有り、所謂天才気質。特に練習することなくあっさりと目標を達成してしまう為、これまでに死ぬほど努力をした等の経験がない。
容姿 襟足を覆う程の短髪で髪の量が多く鳥の巣のようにボリュームのあるパーマの掛かる髪型。アッシュゴールドカラーでくすみのある金色は光の加減で艶が現れる。差し色のように深みのあるワインレッドが毛先にグラデーションとして入っている。肌の色は少々浅黒く、日に焼けたように健康的な色をしている。齧歯気味で人懐っこく歯を見せるように笑顔を浮かべる事が多い。切れ長垂れ目の瞳は左がアイスブルー、右がローズレッドと何方にしても髪色同様にくすんだ色味。左耳に5個、右耳に4個、唇の両サイドに一つずつ、舌先の中心に一つ、ピアスが開いている。177cmの背丈に加え小さなヒールの付いた黄色の先がツンと尖るエナメルの靴を履く。細身の体系に不釣り合いな衣装は赤色と白色を基調としており左胸と右原部分が白、逆は赤色と四等分にした配色。パンツは右足が赤ベースに黒のストライプ左足は逆転の配色のゆったりとしたパンツ。上の服はタンクトップの形で首周りに兎の毛皮を使った真白のモフモフとした飾りが付けられており、胸元にはハートスペードクローバーダイヤとトランプモチーフの金色飾りが付く。良くある白色のピエロの顔を象る仮面を持ち歩く。
備考 少しいかれた世界でサーカスの道化師として存在する男。現在所属しているサーカス団の団長に人攫いよろしくと連れられて、幼い頃から団員を家族として生きて来た。いかれた世界でいかれた町をあっちこっちと旅している。面倒見の良い性分で、動物芸に使用される動物の世話を好んで行っている。団長が新しく拾ってきた青年を世話しても捨てても良い、お前に任せると犬猫のように紹介されたのがのちの恋人である彼。時にからかい、意地悪をして、素直じゃない優しさを向けながらも面倒見の良さからサポートをしつつこの世界に馴染めるように努めて来た。今ではそんな彼の事を愛しく思い、誰よりもベッタリで引っ付いて行動することが多い。手品の延長として魔法を扱える。が、魔法自体はあまり使用する事が無く、自分の手で行えることは自分で行うと腰が軽い。普段は己も周囲と比べて年下であると言う事に甘んじて幼さすら感じさせるが、なかみは確りと成人済みで有る事が伝われる達観した考えを持ち、飄々としているように見せかけて本能的な独占欲を隠し持っている。辛い食べ物が得意で、甘い物が苦手。隠しているが金槌で泳ぐことが出来ない。
一先ずプロフが出来上がったので希望が有れば加えて行きますのでお伝えくださいー!
はわああ、なんと素敵な息子様!これ以上付け加えることなどからありませんよ、充分過ぎるぐらいです…!早くお話したく思います!
此方もプロフを作成中ですのでしばしお待ち下さいませ!
名前/ミカエル・ヴァレンティ
年齢/24
容姿/生まれ持ったやや青寄りの黒髪はサイドを短くさせフロントし、トップを7:3でバックに。前髪はやや膨らませイメージとしてはレトロな紳士。むさ苦しく無い程度に彫りが深い顔立ちで二重の幅が広くスカイブルーの瞳を覆う目尻が下がり、唇も薄く常に穏やかな表情を浮かべている。左目元のすぐ下に黒子が二つ耳に向かって少々大きさの違うものが点々と付いている。病的に青白い素肌の持ち主、骨を覆う筋肉は充分に付いており特に背筋と上腕筋は発達している。180cmの体格は年相応にしっかりとしている。その割には身体がとても柔らかい。元いた世界では貴族の息子として非常に品のある格好をしていた事から今でも白シャツに黒くやや太めのサスペンダー、しっかり手入れをされ黒光りが美しいバルモラルの靴を好む。より小綺麗さを出すためにジャケットを時に羽織う事も。後から彫られたおかしな世界のサーカス団に馴染むためのタトゥーは格好には似つかぬ黒々しいもので背から両腕の指先まで蔦の様に刻まれている。装飾品は壊れて動かなくなった腕時計のみ。
性格/生真面目でありじっくりと物事を考え判断を下す。快速な思考回路を持ち合わせてはおらず、突発的な決断は苦手。脳内であれやこれや試行錯誤している内にいつの間にか時が経っている事もあり、はたから見ればぼうっとしていると思われてしまう事も。その為自己流な言動を多発し人様に迷惑をかける事もしばしば見受けられる、これらが所謂マイペースと名付けられる一面。内なる感情と外に現れる態度の連携が鈍く怒りや悲しみなど感情は表には現れにくい、外へ解放されない感情は内へ溜まりに溜まり一気に爆発するのでは無く、ふつふつと知らぬ間に態度になって外へ解放される。つまり人の良さ気な顔をしながら嫉妬や執着心を匂わせる発言対応が稀に起こり得る。一見堅く拘りが強い様に見えて実は必要と感じられぬ事はばっさりと断ち切る面も。例えば規則正しい生活や食事の摂取など。勿論表上のお世辞文句は得意、八方美人であり浅く広い交流関係を築く特技を持つ。本人は全くの無自覚。
備考/貴族の中でも一、二を争う上級貴族級であり公爵の長男として生まれ次の後継者でもあった。世の目を知り貴族としての立ち振る舞いを完璧にこなし何事にも逆らわず広い檻の中で一生を終えるのだと何の抗いもなく暮らしていたある日、世界はがらりと変わり奇妙でおかしな世界へと迷い込んでしまった。困惑と焦りと恐怖から身も心も疲労しきり行倒れていた所を拾われ後の愛らしい恋人の元へ。元の世界でも乗馬やレイピアでの剣術を好み嗜んでいた故に身体がとても柔らかい。サーカス団ではこれといった役割を持たせられているわけでは無くふらふらしているものの唯一話術を得意とする為その豊富な知識と元いた世界の話をお客やサーカスの皆にも語っている。仕草や好み対応など未だに貴族であった時を引きずっている事もあればサーカス団の連中に染まり変な勘違いを起こす事も。
(/お待たせ致しました…!勝手に元いた世界での設定を作り上げてしまいましたが宜しかったでしょうか…?何か不備や付け足しがあればどんどん仰って下さい、お願い致します!)
なんと素敵な…!訂正も追記もなく理想の息子さまです!ぜひこのままでお相手させて下さい。絡めるのが嬉しすぎて!
それでは新しい町に到着し数日という頃合で絡めれば…!と思ったのですがいかがでしょうか!
嗚呼っ、良かったです何よりほっと致しました…。
私も早くお話がしたいとうずうずしておりました!是非とも宜しくお願い致します!
大丈夫ですが、その時点ではまだお互い恋人同士ではないということですか?それとも恋心を抱きつつ形にはなっていないという事ですかね?
お伝えが下手で申し訳ないです…!既に何個か街を渡っているイメージで、いちゃいちゃ甘々を希望する身として、もし良ければ既に恋人同士であれば嬉しいと思いました…!ですが、両片思いでも全然大丈夫ですのでPL様の好みを教えて頂けると…!!
その様でしたら全く構いませんよ、寧ろあまあまほのぼのしがいがあってより一層楽しめそうです!贅沢を言えば付き合いたてほやほやな関係が好ましいです!例えば信頼していたいけど、誰かと話してるとつい嫉妬してしまう、甘えたいけど甘えられない、などなど少し甘酸っぱさがあれば嬉しいですはい!
(/是非それを取り入れさせて頂きたく思います…!少しじれったい様な距離感を思うだけで楽しみです!それでは早速キャラの方を出させて頂きます…!文章表現が分かり辛い等が有れば教えて頂けると助かりますー!)
(ギラギラと煩いほどのネオンが点滅し、蔦のように絡みついた赤白テントの中で行われるサーカスショーは所変われど大反響、客足途絶えることなく拍手喝采の満員御礼。老若男女が入り乱れ、席が狭いと駄々を捏ねる悪餓鬼も軽快なミュージックと万華鏡のような不思議が詰まるショーが始まると口が縫い合わされたテディベアのように黙るのだ。飼い慣らされたライオンがガオと唸ればあちらの貴婦人は醜悪な面構えで甲高い悲鳴を上げていた、玉乗り上手な地上曲芸師が幾つも重ねた球の上でナイフのジャグリングを始めれば設置されたリンゴを貫くその衝撃に会場一同シンと静まり、練習の成果とでも言う様に一同そろってスタンディングオベーションと来たもんだ。賑やかな会場をワイワイとご満悦で帰路に就く客人を衣装を着たまま覗き見れば、ステージ上の演者とてステージを降りればただの人と言う様にだらける控室で息を付く。ペットボトルの中身が空だった、”ゲエ”と潰れた声を上げては「ねえ、だれか俺の奴飲んだ?」控室で化粧を落としたり休憩したり各々過ごすその中で誰に言うでもなく問いかける、内の一人が"ア~悪い!そこに有ったから飲んじまったョ。これで好きなの買ってきな"と札を一枚渡してくれた、なんとぼったくり価格。有難く頂戴したその札を握り、派手な衣装を脱ぎ捨てれば、既に感覚が壊れているのか一般的な私服というには聊か華美な服に着替えてから「レティ?__誰かレティみてない?」どうせなら新しいこの町を散策しようと貰った札を財布に入れてキョロと周囲を見渡し探すように足を進ませその名を繰り返し)
(/素敵なロルでとても世界観も分かりやすく非常に助かりますよ!此方も何か分かりづらさがあればご指摘願います!)
(水の滴る音、古臭い聖書を巡る紙の擦れた音、自らの呼吸音と内に響く心音以外耳にせずただひっそりと植物園の中で読書をしていた過去は何処に行ったのか、眼前に広がる華やか過ぎる外装ときつい香水の香り、ショーの内容には未だに付いて行けず首を傾げるばかり。団長の慈悲がはたまたそれ以外の目的で連れて来られた奇妙なサーカス団の元で暮らす事何日、何十日と過ぎた事だろう。最初ばかりは行動の制限があったものの今では外以外自由にふらつく毎日、退屈では無いがどうも一人で行動するのは心細く。耳鳴りを起こさなくなっただけましだと自らに言い聞かせながらいつもの如く観客達に混じり可笑しなショーを見物、時折お零れを頂戴している間に今宵のパレードの終演を呼び掛ける男の声と錆び付いたベルの籠った音が鼓膜を震わせて気が付き。躾けられた合図とでも過言では無く、くるりと踵を返して通り過ぎる観客の波に逆らい裏へと周り。人の流れが収まり漸くコツコツと靴底か床を蹴る音が響くようになった頃、己を呼ぶ愛らしい者の声に瞳を細め仕切りの黒いカーテンを片手で押し上げ「___やあ、リズ。今日もとても綺麗だったよ。」貴族御用達の恒例の決まり文句を何の恥じらいも無く薄い唇の端をゆったりと持ち上げ柔らかな微笑みを浮かべながら述べ。派手な衣装を纏う従業員を周りにして洒落た子綺麗な格好をする己はかなり浮いてしまっているが気にはせず、背筋を伸ばして一旦肩などに付着した埃などを払い落とすと今一度相手を見下げ「御使いにでも頼まれたかい、君の事だから安易に頼まれごとを引き受けそうだけれど。」嗜むような目付きで瞳を捉えていたがやがて探るように手に持つ財布へと視線を移し)
(/それを聞いて安心致しました…!魅力的な文章に惚れ惚れとしつつ勉強させて頂くつもりです…!不手際が目立つ事と思いますが改めましてどうぞ宜しくお願い致します。それでは背後は一度消えますので何かあれば声掛けください!/レス蹴り可)
(己がステージに立っていたあの時間、公私混同と言ってしまえば終いだが客席には決して派手じゃない彼ばかりが目に写り込み心を惹いていたのだ。はて、だとしたら客の波に攫われて流されてしまったか。口角を落とし片方の瞳を顰めるように細めては少しばかり頭を傾け。思考の海に片足を落とし掛けたそのタイミングで己の名が何とも綺麗な麗句と共に送られた為”ぷは”と息を吐き出す様に笑い声を上げて「そりゃそうだ。好きな人に見られたショー程緊張する物は無いよ」褒め言葉を否定する事も謙遜する事も無く、己が綺麗に輝けたのならば格好付けたいと思う気持ちの表れだと肩から力を抜きつつ喉奥を震わせるように"くつくつ"と笑い声を零して応え、続いた言葉に財布を握る手を少しだけ高く掲げ「臨時収入が入った。レティ、街を見に行こう」その財布を尻のポケットへ押し込むと、突発的な判断を苦手とする底を突く様に勢いで押し切ろうとその手を掴んで引く様に先を歩き。触れた手の平から伝わる体温が何だか少しだけ気恥ずかしさを煽るのか、その手から視線を移動させる為顔を上げ「今日来たお客さん、__小さな淑女が"ピエロさん、町の中心部には屋台が来てるのよ"って教えてくれたんだ。この街、名物に辛いポテトが有るみたい。…いこ?」足音を立てながら歩みを進め、その途中に気紛れに見送りを行った際に教えられた地元民の情報を語り、自らの好物も有ると教えられればそれもちゃっかりと付け加えて口角を上げては人懐っこく悪戯が滲む笑みを浮かべて。外に出ればすっかり夕暮れ時、茜色の落ちる町は何処かもの寂しくなるもんだと少しだけ黙り。沈黙とはツラツラと意味の無いお喋りを繰り返すより気が楽なのにどうしてか、己が口を開かなければ彼の低くて優しいその声が聞けなくなってしまうと縁起でもない錯覚をするのだろうか。夕暮れが作る影に隠れる様に繋いだ手を口元まで持ち上げればその恐ろしくなるまでに青白い腕を一瞥し、躊躇いを微塵も持たずにガブリと悪戯のように歯を立てて)
うん。本当に、……__うん?
(子猫が喉を鳴らすが如く笑う愛らしい笑顔に眉を下げ、いつの間にか次なる言葉が喉から這い出ようとした所一回り小さな手に掴まれ、ぱちぱちと瞳の開眼を繰り返し。先導する相手の誘い事なら断る理由も無く、強いていえば外へ出る事を許す程信頼されている身に昇格したのかとぼんやりと沈思黙考。テントの外へ久しく顔を出すなり元の世界と変わらぬオレンジ色の夕陽に染まる街並みに此ればかりは何処も変わらぬものかと苦笑、だが視線を奪われたのは街並みばかりでは無く夕陽の光によってより透けて輝くアッシュゴールドの髪が実に美しく艶やかで有り、毛先の赤みがより強調されているようで。漂う甘い香りは相手のものか、鼻腔を擽る香りは先程嗅いだ強い香水の香りとはまた少し違うもの、それを心地の良い生暖かな風が運んで行くのでさえ勿体無く感じられる。一層の事実体のある何かに変わって仕舞えば安易に手に入れる事も難しくは無いのかもしれないと馬鹿な思考を巡らしている間にどうやら黙り込んでいたらしく「…辛いポテトか、食べた事が無いよ。所で随分人気がある君が何も隠さず町に出て平気かい?」思考を巡らしているとはいえきちんと会話の内容は脳裏に止めている故に暫く間を置いた後に漸く唇を開いて。相手の好物を見付けに行く事含め町を探索するのは然程重要では無く、其れよりもつい先程まで舞台で客を盛り上げていた人物がこんなにも身を曝け出していて良いものかと少々腕に力を込めてみると偶然にも相手の行動と重なり手の甲にぴりっと小さな電流が走るような痛みが生じ。「痛ッ、それは辛いポテトでは無いよ。」やや後方を歩いていた位置から身を詰めるように肩が擦れ合う程近い位置にまで歩み寄り顔を覗き込むように首を傾け、手は口元から無理には外さずに薄桃色の唇からチラリと伺える小さな白い前歯を見つめ)
(掴み触れる肌の弾力は柔らかく暖かいのに己の侵入を拒むが如く跳ね返す、決して溶け合わない。当然の事である、にも関わらずその体温を独り占めしたいと願ってしまうのだ。歯を立てた衝動的な行為も詰まる所、彼を独り占めしたいと言う陳家な欲の塊だと言うだけで前歯を突き立てただけじゃ怪我をすることも無いと理解をしている。それでも止められない、ガヴガヴと咀嚼をするように角度を変えては悪戯とその手に歯型を幾つも残していき満足したと唇を離せば悪気ないのだと小憎たらしい笑顔を"へへ"と成人男性特有の低く掠れた音で笑い声を交えつつ上げて。にんまりと称するに相応しい口角の上げ方で笑みを固定しては「人気者は仮面をつけた俺だよ、今の俺のことなんて誰も気に留めないさ」空いている手を持ち上げれば指先でトントンと己の頬を突くように叩き、ショーの最中顔に付ける仮面を頭に浮かべては今一度何処から自身が来るのか、胸を張る様に得意げさえ含ませて"へいき"と答え。噛み痕を残した彼の手を変わらずに握ったまま"ゆらり"と歩く動きに合わせて揺らし、すう。と短く吸い込んだ酸素は屋台から漂う香りが混じり始め、自然の事と空腹を覚えて「腹減ったぁ。__早く何か食べないと、このままレティを食っちゃいそう」一言目にはぼやく様な口ぶりで、続けるのは意地悪を含んだ悪戯を。言葉に真実味を残す為にクイと繋ぐ手を引っ張って見ては"ふは"と息を漏らす様に笑みを交え、ちらりと目を彼へ向ければ彼がこの世界の住人じゃないと言う事を明確と知らしめるその服装のせいなのか、将又、彼が元々持ち合わせていた魅力なのか。瞳に移る彼を思うとどれだけ見ていても飽きる事が無いと言い切れてしまう。「レティは腹減ってる?一杯買って分けながら食お」少しだけ頭を傾け提案を持ちかけるように声をかけ)
(一度たりとも好意を向けた事は無い己の青白い手の甲、静脈の集結が一目で分かる不気味さに嫌悪感さえ芽生えるというもの。それをまるで制裁を下すように噛み続ける事によって薄く赤みを帯びた歯型の痕が記される一連を見つめ。一体何を脳裏に浮かべ外界のものを体内に迎える唯一の入口たる唇の向こう側へ収めてしまっているのか、真相に至る程思いを汲み取る事は出来ず、やがて離れて行く少しばかり艶が現れた小さな唇を名残惜しく目で追いかけ辿り着いた笑みに少々遅れて微笑み返し。何事もなかった様に繋がれたまま降ろされる腕に残る体内の温かく柔らかな感触と強い圧迫により神経を刺激された事によるひりっとした痛みが何故だか心地が良いものと脳はインプットしたらしく、名残惜しさの原因が漸く理解出来た所で酷い欲情の塊が目を覚ます前に胸の底へと仕舞い「そうかな、"君"は十分魅力的だから少々心配だけれども。____ふふ。」町の中心へと歩みを進める程単調な建築物も密集していくと同時に人並みも増え腕を引かれる間でも無く必然的に己が少しばかり後ろで肩は重なり合い。冗談だとしてもなんとも可愛らしい言葉に思わず小さな小さな笑い声を零し。直ぐに余った片手によってその唇を閉ざし「…うーん。そういえばここ暫く何も食べていなかったような。」元より食への興味が乏しく、サーカスでも観客から貰ったお零れに交じったチョコレートや飴菓子など口にはせず屑箱へ見送っていた為、やや困り顔で足を止め屋台を見渡し。相手を横目に一瞥した後今度は先に歩き始め)リズリー、君が好きなものを食べたい。君が口にするものを共に口にするよ、強いていえばその辛いポテトを早く食べてみたいな。
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