普通の日常をー【非募】

（弟との会話にシャワーを浴びながら思い出し笑いをしてしまい、洗い上がるまでに笑いを引っ込め「出たぞ、お待たせ」何食わぬ顔で暇を潰す弟に声を掛け

んー、わかった
（ソファーの肘掛に頬をつきながら何かやってないかとチャンネルを変え、シャワールームから出てきた兄の受け答えに軽く返事を返し入れ替わるようにして向かい

起きといてやるか
（入れ替わりでソファーに座りチャンネルをいじり、終盤に差し掛かった映画を眺め。疲れてないアピールをする為に大きな欠伸をしながら弟が出るまでは待つとして

（少しだけ寝そうになってた脳は温かいお湯で冴え、明日は朝早くから行かないといけないから先に風呂を出た兄は寝たんだろうなとそんなことを思いながらシャワールームを出て

出たか。んじゃ寝るぞ
（ソファーの肘掛けにもたれ掛かり眠気でしばしばする目を擦り、再度大きな欠伸してテレビを消しベッドに潜り込んで

寝てたのかと思ったよ
（ベッドに潜り込のを確認して部屋を明かりを消し、自分もベッドに入り目を瞑った直ぐに疲れからか眠気に襲われ寝息を立て

（ビデオを確認しに早く出ると考えながらの睡眠のため明け方近くに目を覚まし、まだ寝ぼける頭で隣のベッドに目をやれば弟は睡眠中のようで。もう少し眠れるかと寝返り打ちベッドの中でだらだらして

（眠りについてから朝を迎えるのが早く感じ、窓から差し込む朝日に目を覚ましが眩しそうに薄く目を覚まし。時計を見てまだ覚醒してない重たい体を起こし、ググッと大きく背伸びをして

…起きたのか
（二度寝をしそうなタイミングで弟が起きた気配を感じ、むにゃむにゃとハッキリしない喋り方して状態を起こし。まだ覚醒しない頭を動かそうと立ち上がり重い体を伸ばして

あれ、起きてたんだ・・
（寝てると思ってた方向に頭を向け眠い目を擦り、朝の挨拶代わりに軽く手を振り先に洗面台に向かいいつもと同じように身支度をし始め

今日は早めの出発だろ？
（テレビから流れる朝のニュースや天気予報を聞き流し、洗面所が空いたら交代で顔を洗いに行き。もう一度リビングに戻る頃にはすっかり目は覚めて

あぁ、そうだったたな
（時計を確認し、途中休憩して行くと丁度いい時間になるだろうと持ち物の整理を始め「なぁ、銃はどうする？」おそらく必要ないなだろうが念のために聞き

護身用に持っとく。使わなきゃそれでいい
（いつもの癖でズボンに忍ばせた所で声が掛かり、考える素振りをした後に重いものでもないし一応持っておくとの返答を。朝食は移動がてら調達するにして、鞄に一通り道具が入ってる事を確認すればインパラのキーを取りだし

わかった
（相手が持ってるからいいと考えたが一応持っておこうと、スボンの後ろに仕舞い。戸締りを確認して部屋を出て「写真は確認しなくていいか？」予めパソコンから携帯に送った画像を見せて

お前の考える通り幽霊相手じゃ使わないだろうが一応な
（上着を被せた事ですっかり姿を隠した銃をポンと叩き。携帯を受け取り「ナイスだな。確認しておく」歩きながらじぃと目を細めて特徴のない写真を頭に叩き込み持ち主に携帯を返し

倒せなくても方法は探せばあるから
（人間相手でも使うことは無いと思う銃を服の上から触り、戻された携帯画面を見て「この子が普通に客として紛れ込んでても見分けはつかないな」もしものことを言ってポケットにしまい

だな。そこら辺にいる普通の子供だ
（モーテルを出て車に乗るいつもの動作を繰り返し、少年の目的や消えた客の行方など解決しない疑問を抱えたまま難しい表情でハンドルを握り

向こうについたらまずは映像の確認、それから敷地内の探索だな
（特に問題がなければ大体のことが出来ると思い、移動中少年の手がかりになるようなものは無いかとあらゆる記事を探し進め

あぁ、そうだな
（調べもの途中の弟を車に残し昨日立ち寄ったパン屋で今日はテイクアウトし、適当に買ったパンを手渡してチラチラと画面を覗いて「何か見つかりそうか？」滞在時間は出来るだけ短く、パンをかじり直ぐに発進させ

少し離れた郊外の墓地に彼のお墓があるよ、まぁもちろん棺には何も無いけど。
（手渡されたパンを受け取り、地図と住所が表示されてる画面を運転する兄に向け。棺を開けても少年の遺品があるか枯れた花束が入っているかのどちらかで