匿名さん 2016-12-28 21:29:47 |
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別に理由はないな。それにお前が低いだけ
(弟が顔を洗う水の音が聞こえてきて、暇を持て余しテレビを点けぼうっと眺めるが特に何もなく。出掛ける前に既に何度も読んだチラシに目を通し
考えられない
(冷たい水で目が覚め、身だしなみを整えよしっと気合を入れ部屋に戻り「なにか気になることでもあるのか?」珍しく復習をする様子を目にして
残念、特にナシだ
(チラシを飛行機の形に折り曲げ弟の足元目掛けて緩やかに投げ「移動しがてら朝飯食って行くか」サーカスのある方向に進みながら行き当たりで店を見つけようと
当たり前だろ、何の変哲もない普通のチラシだからな
(コツンとつま先に当たった紙飛行機を拾いあげ、ここから投げたらゴミ箱に入るかと飛ばしてみたものの既のところで床に落ち。「賛成、少しはゆっくり出来る時間はあるな」時間を見てまだ大丈夫と
あと少しのとこだったな
(ゴミ箱までの旅路を見守り肩を落として残念がり、釣られて時計を見上げ頷き「あー、そうだな」忘れ物がないかチェックし部屋を後にして
今度はもっと上手く作れよ
(渋々落ちた紙飛行機をまた拾い今度は自分の手でゴミ箱に投げ入れ、ディーンが出ていった後最終チェックにと部屋を見渡し確認するとあとをおって部屋を出て
俺の紙飛行機のせいかよ
(飛ばす腕が悪いのだと背中を軽く叩き、先に清算を住ませ部屋の鍵を返し終えた頃に追い付き。その際モーテルの店員からイートイン出来るパン屋の情報を得て「朝ごはん行くぞー」気の抜けた掛け声と共に車に乗り込み
すべては作り手次第だ
(叩かれた背中に体を少し曲げ、車のロックが開くのを待ち「何かいいところあったのか?」その際店内で何やら話すふたりが目に入り、いい場所でもあったのかと
地元で有名ならしいカフェ兼パン屋
(レジで聞いた通りに車を進めると直ぐに小さな店が目に入り「あそこだな」店の前に置かれた看板にパンの絵があり、調度お腹も空いた頃合いで狭い駐車場にインパラちゃんを収め
へぇー
(車で走ること数分、さほど遠くはなくすぐに目的のお店が見え「朝なのに繁盛してるな」店内は恐らく地元の人で賑わい、車から出て店内に入ればパン屋らしく焼き立ての匂いで溢れており
これは期待できそうだな
(テイクアウトの客の横をすり抜け二人分の席に通され、さほど大きくない店内は焼き立てのパンの香りが充満し。渡されたメニューに目を通しモーニングの安さに驚愕しつつスンスン鼻を鳴らして
僕はこのモーニングセットにしようかな
(豊富なメニューに目移りしながら、モーニングのメニュー欄で人気のメニューに決め「同じものでいい?」迷っていそうな様子に一緒のを頼もうかと
あー、うん。それ2つ頼む
(弟の声に端から端へと何往復か目の視線を止めて頷き、タイミングよく通り掛かった店員に注文し。美味しそうな香りに包まれて早く来ないかと頼んだ直後から落ち着きなく
・・犬みたい
(出された水を1口のみ注文したあと落ち着きのない姿を見てまるで餌を待ってる様だと笑い、たしかに美味しそうな匂いが漂い待ちきれないのも分かると「少しは落ち着け」なだめて
失礼だぞ
(反論するが言われた通りであり、周囲を見渡すを止めて静かに待つことに。直ぐにプレートに乗ったモーニングセットが到着し、せっかくの落ち着きを捨て去り一応手を合わせてから食い付いて
何がさ?
(事実を言っただけとおどけてみせ、落ち着きを取り戻したかと思えばプレートが運ばれてきたと同時に食いつく姿にやっぱり犬だと呆れ食べられないように自分も食べ始め
ほれはふまいま
(「これは旨いな」と言いたいが口に詰め込み過ぎて何だか分からない事になり。本人はそんな事は気にせず大きめの口で食べ続け、途中で詰まってコーヒーで流し込み
口の中のものを飲み込んでから喋ろ
(大体言ってることはわかり頷くも食べながら喋るのが気になりちらりと見上げ、詰まったのかコーヒーで流し込む姿に「だからいつも言ってるだろ」そら見たことかと口角を上げ
はいはーい
(コーヒーを流しただけでは足りず胸の辺りを叩き。聞く気のない返事で片手を小さく挙げ、残りの半分は最初より小さめにペースを落とし味わって食べ
いつか痛い目見るぞ
(情けない兄を持ったと内申呆れ返りやれやれと首を小さく横に振って、手を休めること無く自分のペースで食べ続けてると外からは忙しくサイレンを鳴らす救急車が通り過ぎるのを見かけ事故かなと思うもべつに気にするような事じゃないと気に求めず
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