普通の日常をー【非募】

何か見つけたか？
（塩の弾丸が砕け散り人の姿がモヤモヤと消え、その場所へ向かえば一部が見えないが人名のような物が彫られた石を覗き「名前か…？こいつを見つけてブッ飛ばそうぜ」遺留品を探す必要があり読める範囲の名前をメモして

恐らくね、でもまだ決めつけない方がいいかも
（懐中電灯で墓石を照らし消えかけの名前と墓石の裏には日本語らしき文字が書かれており消えかかってるためなんて読むかわからず、携帯で写真を一枚撮り

あぁ、慎重にいこう。受刑者のリスト調べられるか？
（照らし合わせれば読めるかもしれないと考え「一旦車に戻るか」何が起こるか予測のつかない調べものには不向きな場所から離れようと、車に向かって足を出せば先程の霊がもう一度前を過り

そう古くはないからあるかもしれ・・
（車に戻ると後部座席からパソコンを取り古い地図にあった刑務所の名前を調べ、記録が残ってないか探してると目の前を何かが通った気がし顔を上げ左右を見渡すも

お出ましか？
（つられて見渡すが何も見えず、他の機械の電源が入る音に危険を感じ早いところ終らせるべきで弟の邪魔はさせまいと銃を構え周囲に目を光らせ

さっきのメモ見せて
（気のせいかと首を捻らせるもエンジン音が聞こえてくれば早くしないとと集中し、当時の受刑者リストを発見し片手を差し出し

これだ。読めるか？
（顔は向けずに手だけ伸ばしメモを乗せ、先程とは違う霊が複数出現するも次々と手際よく撃ち「駄目だ、キリがない」弾切れに舌打ちし出来る限り手元は見ずに周囲に視線を送りながら弾を詰め込み

待って・・・
（渡されたメモと受刑者リストを照らし合わせ、横で弾を込めるような仕草が移れば無言で持っていた銃を渡し「あった、日本人だ・・・この墓地に埋葬されてる」墓石の裏に書かれてな名前と一致し

助かる
（いいタイミングで渡された弾の入った銃を受け取り応戦し「ジャパニーズが大暴れしてんのかよ」後は骨の有りかが分かれば燃やして終了で、ようやく終わりが見えそうな戦いに気合を入れ銃を握り直し

戦前は日本人もいたみたいだ、でも戦争が始まると次々と捕まったて殺されたみたい
（受刑者名簿の名前からリンクに飛べることが出来、その名前をクリックしてみるとその墓石があった場所は最初に行った家で

そんな事があったのか
（過去の出来事に耳を傾け首を振り、場所が発覚し地面を蹴り八つ当たりして「クソ、あそこかよ。床下でも捲ってみるか？」霊が追ってこないよう撃ちながら車に乗り込み急発進させ

敵国だったからね
（パソコンを閉じ「それしか無いな、地面は土で出来てた」でこぼこと石が混じった土で固められ、掘ればすぐに出てくるはずだと信じ元いた場所へと急ぎ

あぁ、例の地下室か
（他の車にクラクションを鳴らされても気に止めず凄い速さで飛ばし家まで戻り、さっきサムを上げるのに垂らしたロープをそのままにしてあり「順番に降りるか」途中までの階段に足を掛け

気をつけろよ
（今にも崩れ落ちそうな階段に乗り降りていく兄を心もとない懐中電灯の明かりを上から照らし、墓地から霊が追ってきてないか確認し

…よし、下まで行けたぞ
（暗闇で距離が計りにくく慎重に降りて行けば爪先が地面に触れ、届かないかもしれないが上に向かって懐中電灯を振り着地した合図を送り

行っていいか？
（明かりも何も見えず微かに聞こえた声と勘を頼りに今度は落ちないと慎重に下まで降り、到着すると使わず仕舞いだった発炎筒をつけ

以外と広いな
（発煙筒を使えば少しだけ視野が広がり、何がある訳でもなく人が二人並んでも広いスペースに驚き「ここに墓があるんだな」弟に確認とり、どこを掘り返すか身を低くして地面を見渡し

あぁ・・正確には墓じゃなく骨だろうな
（スコップを渡し取り敢えず真ん中部分を掘ろうと提案し、念のため潮を辺りに撒き

こんなとこに骨埋められちゃ出たくもなるな
（人の通らない真っ暗な空間で眠るのはさぞ嫌だろうなんて想像を働かし、弟の提案に頷き中央辺りにスコップを突き刺し穴を掘っていき

あったらいいんだけど
（黙々と穴を掘ってく時々石にあたり、石を取り除く作業にてこずりながらも順調に進めていき