唇に恋して【百合・GL】

いたたたっ、なんだよ～…
(背中軽く叩かれリアクションし相手の方を見ると、拗ねてしまっている様子で。何か悪いことしたかな、なんて考えながら)

・・・・今日はもう帰るわ
(すっかり拗ねてしまい突然カバンを持って立ち上がるとそそくさと玄関に向かって歩き出して)

は…？なんでだよ、あたしなんかしたか？
(相手の行動が全く理解出来ずそう質問し、玄関へと歩き出す相手の背中見つめながら先程までの会話などを思い出し自分にどんな非があったかを考えていて。)

何でもないわよ、ば〜か！！
(玄関まで来ると相手の方を振り返って悪態をついて見せるとそのまま相手の頭の後ろへ腕を回して強引に頬に口付けしてから「ま、また明日ね！！」と照れ隠しに大声をあげながら顔を赤くして出て行って)

うおぉ、荒れてるな…
(悪態をつかれされるがままに頬に口付けされては目をぱちくりさせ。状況が理解出来てないが、相手が大声を上げ顔が真っ赤だったことだけはわかり、結構耳に来る音量だったため耳に指入れ耳栓をしていて← 外に出て相手には聞こえないであろう声で「お、おう。また明日ー…」と背中に手を振って。)

どんな顔であいつに会えば良いのよ・・・はぁ〜
(翌日、学校の教室の自席で座っていると昨日は相手に悪態をついてしまったり、頬にキスしたりと自分の行動を振り返りながら気まずそうな顔で一人、ため息をついていて)

はよー。はよ、
(朝、教室までの廊下で友達と挨拶を交わしながら彼女にどう話しかければ、どんな顔をすればと考えていて。昨日のことを思い返し『自分が悪かった…。のかなぁ？』などと悩みながらも自分のクラスの扉を開けて。)

あ・・・えっと・・・おはよう・・・
(相手が教室に入って来ると少し動揺を見せながらも挨拶をした後で沈黙したかと思えば「き、昨日の事は友人としてのスキンシップだから勘違いしないでよねっ！？」と昨日相手に口付けした頬に指を押し付けながら何故かドヤ顔をしまえば内心『もっと素直になりたいのに〜』と後悔していて)

おう、…はよ
(あくまで平然を装って挨拶をしたつもりだが完全にこちらも動揺していて沈黙が続き、「ん、わかってるよ。そんなことよりちょっと声大きいかも…」と相手の口塞ぎ、片方の手で人差し指を自分の鼻につけ。)

もごもご・・んんっ・・
(相手に突然口を塞がれると突然の事で少し慌てた素振りを見せるもののチャンスと思ったのかチュッと相手の手のひらに口付けすれば誤魔化すように「もう苦しいんだけど？」とすぐに相手の手を口から剥がしてから席についてから「もう朝のホームルームが始まるわよ？」と相手に伝えて)

ばか、っ
(手のひらに唇が当たったと思えばびくっと身体震わせて、その間に手を剥がされては相手の後ろの自分の席につき、「そ、そうだな」と素直にこくり頷いて)

・・・・・・カキカキカキ。
(ホームルーム中、相手の反応を思い出しては相手が可愛すぎてついにやけてしまうので、頑張って無表情を装って我慢しながら何やらメモ帳に何かを書き込めばメモ書きを折って後ろの席の相手に『今日の放課後ゲームセンターに行きましょ？あとさっきの反応すごく可愛かったわよ、これからも精進しなさいよね！！』と書いた内容の手紙を回して)

ん、ゲーセンか…。 ？ はッ、可愛い、…！？
(相手から回ってきた手紙を読み、小声で上記言っては後半の言葉に顔を真っ赤に染めながら少々大きな声が出てしまい「やべっ」と口を手で覆い。『ゲーセン了解。あと反応可愛いとか言うな』と書き、『ばか』と付け足して手紙回して。)

ふふふ、放課後が楽しみだわ
(相手から手紙を受け取り放課後を楽しみにしながら授業を受けるとあっという間に午前中の授業は終わりお昼休みになれば「ねぇ？昼休みは屋上に行きましょうよ？」と弁当袋片手に相手を誘って)

ああ、おう！行こう、
(いつも通りの相手で少し安心したのか、はにかんでそう答えて弁当持ち、屋上へ向かって)

き、今日は風が強くて寒いわね
(相手と共に屋上へやって来ると風が強く寒い為、自分達の他には誰も屋上で昼食を食べる者がいなかった為、相手の隣にくっつくように座って「今日の私のお弁当自分で作ったのだけれど玉子焼きに自信があるの、ひとくちあげるからその美味しさにひれ伏すと良いわ」と言葉とは裏腹に満面の笑みで相手の口元に玉子焼きを一切れ近付けて)

さっぶ…風邪ひくなよ？
(強風で誰もいない屋上で相手を心配しくっつこうと思ったところ、相手からくっついてきたため密かに幸せを感じては「へぇ、うまそう。ん、いいの？」と口元まで運ばれてきた玉子焼きのひと切れをぱくりと食べて「んま。そりゃ自信つくわけだ」と褒めて。)

えへへへ・・・くしゅん
(相手に褒められると嬉しそうに笑っていればくしゃみを一つして「寒いわね、貴女は馬鹿だから心配いらないでしょうが私はデリケートなのよね、早く食べて中に入りましょ？」と本当は二人っきりでいちゃつく作戦だったのだが、こんなに寒いとは思っておらず急いで弁当を食べ始めて)

くしゃみしてんじゃん… 早く食うか
(案の定くしゃみをした相手に呆れ気味にそう言い、しかし相手に掛けてやるものも無ければ何も出来ないため間を空けて後半言って。こちらも寒すぎる、と感じたので早く食べてしまおうと急いで。)

(/ クリスマス来れなくてごめんなさい！ 遅れましたがメリークリスマス！)

・・・・・・。
(しばらく弁当を食べていると弁当箱に入っていたプチトマトをじっと見つめて何かを考えるとプチトマトを咥えて相手の方を見つめて「・・・ふぁべて？(食べて)」と相手に口移しで食べてもらおうとして)
(/クリスマスは忙しいかな？と思ってたので問題ないですよ、メリークリスマス)