ラーメン店主 2016-12-15 21:59:47 |
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まぁ~あれですわ、店主がね、駆け出しのころの話なんすけど、なんせ最初やったもんで、お金が足りない訳ですよ。そんでもある日、ぼくとせいじがラーメン頼んだんですわ。ほんだら海苔の代わりにチソ毛がぶぅわーーきて、ラーメン食うに食えなくて、ほんでせいじ見たらズルズルズルー!!ってがっついてるんすよ!それ見てぼくもう、がっくぜんとしてぇ、訳がわからんくなって、店主に「チソ毛大丈夫なんですか?」って訊いたら店主もう涙目で「これで最後なんですぅ…」ゆうて、驚いてたんすけど、なんやうるさいなー思てたらせいじぶぅわーーーーー泣き出したんすよ。「もうチソ毛くえへんの!?」ゆうて。んでもうパニくって帰ったんですけど、後日店主に訊いたらもうチソ毛ないんですって。がっくぜんっすわマジで。
もうあとはオチだけなんすけどぉ。店主チソ毛無いんかなー思て見せてもらったんすわ股間。そしたら毛ぇ抜いたとこの痕がうわーーーってもう真っ赤。毛穴からは大量に膿みみたいなやつ出てて、くっさ臭くて、一言でいうなら地獄ですわ。あれは。この世のものとは思えない股間ですわ。
アレは38年も前になる事そいつはまだラーメンやってて見習いでまだ若かった頃の話だ。22の時ずっとラーメンやってたんだが客から真実のない事を言われたり店に落書きされたり客は少なくなっていき。従業員は辞めていく人ばかりいてな。店主とそいつで2人でやる事になったんだ。何でそいつは悪質な嫌がらせを受けたにも関わらず何で続けたか。それはなこの仕事が好きだったから続けてたんだよ。
そして店主と一緒にやり続けて。そんな中少しお客さんが来てな。その客はそいつの作るラーメンがうまくて来てくれてたんだ。そして新しいバイトの人が来たり新人も増えてきて店は綺麗になり始めてきて評価は上がってきて。時間は進み。そんな頃そのこ店主は長年やってきて自分はもう辞めようと言い出した。周りは止めたんだがその店主は聞く耳持たず次の店主として選んだそいつはずっと一緒にいてくれた奴だった。涙出しながら次の代に変わったんだと。
そして元店主がいない店でそいつは店主の分まで頑張ろうと決意しながらしていくんだがそこで事件が起こってしまった。それは店の常識のない奴らが店を荒らしてな。警察が来るまでに止めようとしたんだがうまくいかず相手が持っていた鉄パイプで殴られて。何度も、何度も叩きつけられ気を失い。その後警察が来て何とか荒らしていた奴は捕まったんだが店を守ろうとしていた若い店主は気を失って昏睡状態になった。べつに命に別状はなかったけどいつ起きるかは分からない状態で。目が覚めないまま2ヶ月元店主も見舞いに来てくれた時があった。そんなある日ある事で奇跡は起こったそれは店主の友人がいつものように「お前の店に行ったら一杯食べてやるから帰ってこい」と耳元で呟いてた次の瞬間眠っていたはずの店主がいきなり起き出して「餃子臭っ」と叫んだみたいでな。この時は周りも驚いてまさか友人の餃子の匂いで起きるとは思ってもなく無事に意識は戻って体力も回復し店を続けれたと言う。
そして店をやってきてこの時常連客だった女の人と結婚して店は辞める事はなく好きなラーメンの仕事を続けようと今も続けていてもう彼には何も思い残す事はない。そいつは人に恵まれて最初は役に立たなかったけど努力を積み重ねて今があり。どんな事があっても諦める事はなくラーメンの仕事が好きだから誇りだからだとやっていってるのさ。彼奴はずっとやってきたから望んでいた仕事や幸せな家庭も持って今もやってるだろうよ。まぁ天然はからぬがな
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