とある政府役人 2016-12-14 22:21:37 |
通報 |
(/こちらこそよろしくお願いしますね!では、背後は引っ込ませていただきます~)
(自分のような刀を引き取る辺り、普通の審神者ではないだろうとは思っていた。しかし、刃が届かないと分かっていても自らの急所に攻撃を仕掛けられたら、普通何か反応を示すだろう。だが現実はどうだ、座布団の上に座ってこちらを見上げる審神者の表情は驚く程に変わっていない。肝が据わっているのか、単に鈍いだけなのか。今はそのことについて考えていても仕方が無いと思考を改め、ゆっくりと己の本体を鞘に入れる。カチン、という金属音と共に刃が完全に収まり、こちらへと放られた座布団を綺麗に整えてからその上に正座をする。本体は利き手の方へと一時的に置き、静かな表情のまま相手を見据えて「…ええ、分かっています。私が『刀』で、貴方が『主』である限り、私の望みは叶わない」と、淡々とした口調で告げた後「ですが、理屈や理性で分かっていても、感情や本能によって真逆の行動をする事もある…それは、人である貴方なら理解出来るでしょう」と続けて口に出し、視線を自分の手元へと下ろす。自身の強い怒りの原因へと思いを馳せ、緩く拳を握り込んで)
私は、貴方を主と認めていません。よって、この本丸の規則に従うつもりもありません。秩序を乱すような屁理屈であることは重々承知しております…。ですが、貴方への…人間に対する怒りを抑える事は不可能です。無意味であれ不毛であれ、『故意的な殺意のある』抜刀を止めるつもりはございません
トピック検索 |