とある政府役人 2016-12-14 22:21:37 |
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…物好きな人間なのは確かだな
(まさか悪戯を仕掛けるかのように無遠慮に頬を引っ張られるとは思っておらず、驚いて目を見開いたまま硬直してしまう。ようやく我に返ったのは満足した様子の相手の手が離れてからで、僅かに痛みを感じながら引っ張られていた頬を自身の手で抑えつつ、小さく上記の言葉を呟き。相手の言葉通り、自分には主となる審神者に刃を向ける理由も無ければ、この本丸で暴力沙汰を起こす気も無い。そんな事をすれば審神者に従う者達が自身を破壊する勢いで反撃するのは目に見えている。…それはそれでいいのかもしれない。先程も口にしたが、自分のような存在は折れてしまった方が楽なのだ。相手にとっても、自分にとっても。廊下を歩いて行く背中を数秒黙って見つめ、やがて諦めたように一つ溜め息を吐いてから足を動かし、相手から2、3歩離れた位置でついて行く。別について行く義務も必要も無いが、自然に足が動いたのは相手が仮とはいえ自身の主であるからか。何処と無く急いでいるようにも思えるやや早い相手の歩調に合わせつつ、黙ったまま後を付いて行き)
( >>39/江雪左文字 )
(襖を開けて片足を踏み込んだ刹那、風を切る音と共に向かってきた銀色の刃は迷わず自身の首元へ骨をも断ち切らんと勢いのあるそれはしかし、寸前の所でピタリと静止画の様に静止してはそれ以上動くこともなく。審神者の力とは別に存在するそれは絶対的なもの、犯してはならない“禁域”で互いにも存在しようか。無表情、というよりもどこか眠気が勝っているようなその表情で眺めてはゆっくりと残りの半身も室内へと入り「見事だな。だが俺の本丸では無闇な抜刀は禁止だ……特に、“故意的な殺意のある”抜刀はな」くたびれた、とでも言いたげに盛大な欠伸を洩らしては部屋を見渡し。物も揃っている良い部屋なのに何を突っ立っているのやら、スーツの上着を適当に隅へ放り投げては押入れに向かいその中から座布団を取り出してはひとつは相手の方へと投げて、真ん中辺りにある七輪の向かい側に座布団を置いては腰を下ろして胡座をかいて座り。火花が散る音を聞きながら暖を取り始め、憂鬱そうなそれを聞くと視線を上げて)
知らない訳では無い。あまり資料が無かったんで詳しくは知らないが…怒りを覚えるのに俺は反対はしないさ。“江雪左文字”だから、と一括りにもしたくはない。皆、感情はそれぞれだろ。---、まぁ。まさかすぐに刃を向けられるとまでは思っていなかったがな。いくら刃を向けようと、“その刀で”俺は殺せない。
( /ありがとうございますっ。普段(?)の江雪左文字とは異なるその雰囲気に今からどんな展開になるのか楽しみでございますっ。こちらも合わないなと思いましたらいつでも仰ってくださいませ! )
>>40
えっ、と…それですか?あの、それは__(マフラーが初めてだったのか初々しい反応を見せる相手を微笑ましく思い、目を細めて見守っていた最中、突然要求を口にされればその内容に戸惑いの声を漏らして。眉を下げ困ったような表情を浮かべては、そのもの自体は特に大事な物という訳ではなく相手に渡しても構わないのだが、後にきちんとした新しい物を渡される為自身のおさがりのマフラー等必要ないだろうことを伝えようと口を開くも、既に彼の両手に強く握られている水色にそっと苦笑いを零しては諦めた様に小さくはにかんでみせ。…して彼の口から続いた屁理屈を並べたような言葉に若干の違和感を覚えればむ、と眉を潜めここは注意をするべきかと相手を見詰めるも、目に入ってきたのは悪気の欠片もない無邪気な笑顔で。それが自身の弟達の時折見せる表情によく似ていては己はそれに滅法弱く。結局口を開くことはなく少し悔しそうに己の先を行く相手を目で追いかけていては、手招きをされその言葉ではっと我に返り足を急がせて。
__来客用の個室を離れ少し長い廊下を渡って各刀剣男士の部屋が集まっている離へと案内しては、ふと張り替えられた新しい障子のある部屋の前で立ち止まり。静かにそこの障子を開けて見せては、その部屋にほどほどのクローゼットにストーブ、隅に小さい机やその上の筒に入れられているいくつかの文具など必要最低限の物が幾つか揃えてあることがわかり。)ここが鶴丸殿のお部屋になります。今は少し寂しい気もしますが物が増えれば直ぐに馴染みましょう。鶴丸殿の部屋は壁際で、隣室が私の部屋となっているのですが……もし違うお部屋が宜しければご相談ください。
(/こちらこそよろしくお願いしますね!では、背後は引っ込ませていただきます~)
(自分のような刀を引き取る辺り、普通の審神者ではないだろうとは思っていた。しかし、刃が届かないと分かっていても自らの急所に攻撃を仕掛けられたら、普通何か反応を示すだろう。だが現実はどうだ、座布団の上に座ってこちらを見上げる審神者の表情は驚く程に変わっていない。肝が据わっているのか、単に鈍いだけなのか。今はそのことについて考えていても仕方が無いと思考を改め、ゆっくりと己の本体を鞘に入れる。カチン、という金属音と共に刃が完全に収まり、こちらへと放られた座布団を綺麗に整えてからその上に正座をする。本体は利き手の方へと一時的に置き、静かな表情のまま相手を見据えて「…ええ、分かっています。私が『刀』で、貴方が『主』である限り、私の望みは叶わない」と、淡々とした口調で告げた後「ですが、理屈や理性で分かっていても、感情や本能によって真逆の行動をする事もある…それは、人である貴方なら理解出来るでしょう」と続けて口に出し、視線を自分の手元へと下ろす。自身の強い怒りの原因へと思いを馳せ、緩く拳を握り込んで)
私は、貴方を主と認めていません。よって、この本丸の規則に従うつもりもありません。秩序を乱すような屁理屈であることは重々承知しております…。ですが、貴方への…人間に対する怒りを抑える事は不可能です。無意味であれ不毛であれ、『故意的な殺意のある』抜刀を止めるつもりはございません
(弾むような軽い足取りで歩く度に、視界の端で水色がちらちらと舞う。まだ許可が貰えたわけでも無いのに上機嫌なのは、彼ならばきっと自分にこれをくれるだろうという確信を持っているからだ。勿論それは何の根拠も無いもので、一種の勘や思い込みに近い。自分が求めたモノが手に入らぬはずが無いという自信。それこそが『強欲』だと政府の役人に言わしめた感情であることには気付かぬまま、案内された部屋をひょこりと覗き込む。先程まで自分がいた部屋より物が多いせいか若干狭く感じるものの、一人部屋にしては上等な印象を受ける。本来なら刀解されてもおかしくない自分を引き取ってくれた上に部屋まで用意してくれるとは、ここの審神者は聖人かなにかなのだろうか。何故なら、自分の知る審神者は…。)
こいつは驚いた!神とはいえ元は刀、しかも『黒』の本丸から来た俺にこんな上等な部屋を用意してくれるなんてなぁ。君の主は少々優しすぎやしないか?ああ、部屋に関してはこれで問題無いぞ!何より、君の隣室というのが気に入った!
( / 主様!大変申し訳ないのですが年末年始はろくに返せる時間が取れそうになく、いつにも増して黙り込む日が多くなりそうです…。本当に申し訳ありません。
それに加え、勝手に時間経過させたり勝手に刀剣男士登場させたり…勝手な部分が多い奴ですので、主様のタイミングでいつでも切ってもらって構いません。長々とお目汚ししてしまい大変申し訳ありませんでした。 )
…今日はこのくらいにしておこう。 ( 日常的に使う部屋、場所が分からないと困る所、入ってはいけない部屋等、少々足が痛む程案内していると急ぎ目にやって来た一振りの刀剣男士に遠征部隊帰還の報せを受け。まだ明るいが日没には違いないのだろう、遠方の空が茜に染まり一日の終わりが近づいている事を知らしていた。ああ、もうそんな時間か。随分長いこと彼を連れ回してしまっていた事に幾分かの罪悪感を覚えるも、それを上回る焦燥感に突き動かされるかの様に上記を告げ。そう都合好くばったり出会す事はあり得ないと信じたいが少しでも可能性が残っているのなら潰しておくに限る。とりあえず食事や風呂のことは後に回すとして、今は説明と労いの為に帰還部隊の方へ出向かなくては。「先に部屋へ戻っていてくれ。飯時になれば誰か報せに向かわせる」背後を振り返り申し訳なさげにそう言えば、報せに来た彼に後の事を任せ急ぎ足でその場を後にして )
( >>44/江雪左文字 )
そうさなぁ…無理だろうなとは思っているさ。何かしら“患っている”っていうのは理解している。まぁそれでも、この本丸の主は“俺”だ。逆らうならそれなりに覚悟するこった。
(大人しく座ってくれたのを目で追い、首を上げていると疲れるのでとても助かるなんて内心思いつつ揺れる炎を見つめ、告げられたそれらは確かに怒りそのもの。理屈だとかそういったものとも違う、刀としての物とも違う芽生えた感情のひとつでどうしてそこまでその感情が目立ってしまったのか渡された資料にそこまで詳しくは載っていなかったがこれだけの殺意を主たる審神者に向けてくるとなると、その原因は些か“よくない”ものだったとは容易に理解できるもので。所謂、黒と判断された本丸は幾つもあるしその度に嫌々政府機関へ趣報告会議に出席させられる羽目になっており、正直“そういった傾向”になるかもしれない要素を持っている者を審神者として任命するのはどうなんだと問い質してやりたい程だがそんなことをすれば首が飛ぶのも目に見えている訳で。ひとつ緩い溜息を零して少しだけ張り詰めていた肩の荷を下ろすように上半身を後方へと下げては両手で支え、ぼんやりと薄暗い天井を見上げて)
…俺を殺したいと思うのは、俺が“審神者”だからか?それとも、“刀”として見た“主”だからか?…何れにせよ、今まで以前の審神者に向けていた感情を俺に向けているのだとすれば…すれば、の話だが、少なからず“どちらか”としては認識しているんだ、素直になりなさい。
(全く、と言わんばかりに片手を上げて手をひらひらとさせれば呑気に欠伸を零してこれこそ屁理屈かもしれないし、相手にとったら綺麗事だともとれるかもしれないが根気よくいかなくては、と体勢を戻しては胡座をかいていた大腿を軽く両手で叩きゆっくりと立ち上がると政府の方で変に長く座っていたせいか腰が痛くて思わず「いてて」と零しつつ放り出していたままのスーツの上着を拾いにいき、片手でくるりと背中に背負い空いた片手でさらにネクタイを緩め「…よし…とりあえず江雪、お前は俺の近侍だ。俺の所は日替わり制なんだが“新人君”のお前は暫くは“近侍の命”だ。励めよ……まあ今日は休め、この部屋はお前のものだから好きに使うと良い」似合わない緩やかなウインクと笑みを浮かべてみればさっさと着替えたくて欠伸を再度零しながら部屋を出ようと襖に手をかけたところでひとつ思い出したように振り返り「そうだ…ここの刀に危害を加えることを禁ずる。“俺”に殺意をいくら向けようと構わんが、他の奴らに知られたら恐ろしいぞ…ま、他の連中とは仲良くやりなさい」ひらひら、と軽く手を振れば襖を開けて)
>>29御手杵(怠惰)
(命令をしたい訳ではない。しかし今の彼に言っても不思議そうな顔付きになるだろう事は何とも容易に考えがつく。自分としては変なことを言ったつもりは毛頭無いにしろ、食事すら与えられていないとなると頭が痛かった。とはいえ、本人に自覚は無いのだろうが己に軽口が叩けるくらいだ。此処の生活に、物の以前に人格を持つヒトとしての振る舞いに一刻も早く慣れてくれればいいと願う。ともあれ、腹が減ってはなんとやら。古き言葉にも記されている事を知らぬとは、何とも哀れと思わざる得ない。特に甘味はストレスを和らげてくれる働きを持つというのに。しゃくり上がってくるため息を唇を一文字に結ぶ事で飲み込み、袖口に手を差し込んだ。数秒探るように手を動かせば目当ての物を取り出す。懐紙に包まれたそれは少々甘さ控えめにしてある洋菓子である。作りすぎたと取ってあったものだが、役に立つとは。薄紅色や緑色と鮮やかなる色が装飾されたそれを彼の目の前に差し出し、にやりと笑ってみせる。我が刀剣男士が毎日やっている事をできない訳もあるまいと洋菓子の角の彼の唇に軽く触れさせ、言外に口を開けろと示して)
俺が作ったモンだ。毒は入ってねェから安心しろ。
(/申し訳ないのですが、年末年始ともあって忙しく、正月シーズンが抜けるまでは顔出し出来ません事ご了承頂ければ幸いです……!)
>>45
えぇ、主はとても心の暖かい御方です。(相手の様子に安心した様にほっと息を吐き、再度部屋の中へと視線をむけては外の景趣のせいで冷えている空気に微かに頬を赤くしつつ口を開いて。まだ生活感のないその部屋に相手の云う"黒"の本丸の事を頭に浮かべれば、思うのは相手はきっと己の理解の範疇を超えているような酷い目にあっていたのだろうという事。しかしそれを深く考えるのは相手からきちんと話をされた時にしよう、経歴からまるでそれまでの悲しみや辛さを理解したかのように実は何も知らないまま、さぞ辛かっただろうといくら言葉を重ねたとしてそれで相手が心を癒すとは思えない。そう考えては相手の黄色い瞳を真っ直ぐと見詰めつつ「…鶴丸殿はもうこの本丸の一員ですからなぁ、此処に居る他の刀剣男士のように部屋を持つのも当然のことです。」と柔く微笑み掛ける、とその後にふと何かを思い出したかの様にそうだ。と呟けば少しだけ困った様に眉を下げ、けれどもどこか嬉しそうな表情で)
あの…伝え忘れていたのですが、私の部屋にはよく弟達が遊びに来るので少々賑やかな時があるかもしれません。度が過ぎないよう注意は致しますが…ご迷惑をお掛け致します。
( /年末年始と仕事で正月休みなど全然ありませんでしたが皆さんは如何お過ごしでしたでしょうか。
たいへん遅くなりましたが、このトピックで顔も本名さえも知りませんが何かしらの形で知り合っているというのも何かの縁にございましょう。明けましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。やっとこ背後も落ち着いてきた様ですので何卒よろしくお願い致します。 )
( /こんばんは、お久し振りです。新年の挨拶もままならないままに日付が過ぎてしまい、大変申し訳ありません。遅くなりましたが、改めまして今年もどうぞ宜しくお願い致します。
年が明けてもう少しで2ヶ月となりますが皆様は如何お過ごしでしょうか…?
また物語を紡ぐことができるよう祈りつつ、こっそりと上げさせて頂きますね。それでは失礼致します´`* )
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