あいじょうひょうげん ／ 非募

どうどうと言うんじゃない
(魔法がどれだけ便利であろうとも相手の使い方はちょっと違うような。それに少しズルしているようなと悩みながら相手の額を小突いて。やはりこういうところには不慣れなのか、辺りを見回しながら瞳を輝かせていると「こういう所に来るのは初めてか？」と問いかけて。やはり不慣れらしく、飲み物側分からずにおすすめと言われれば「マスター、いつものとこいつにおすすめのやつ」と手馴れた様子で注文して。席はどこかと問いかけられれば「あぁ、そこでいいよ」と周りに空いている席もあまりないためそこに座って)

あいたッ！
( 突かれた額を掌で抑え乍、出て来るは不満よりも笑顔。至らぬ遣り合い、意味を持たぬ触れ合いに何れだけ憧れた事か。例え其れが殆呆れた事であったとしても矢張り彼から行動を取ったのは嬉しく、如何しようも無い程に溢れる喜びを表に出す為の笑顔で。貰った許可の儘立ち疲れた足を癒すべく椅子に座って漸く一息。首を横に傾けてみると軽快な音に随分と同じ体勢でいた様だと自分を戒める如く心の中で苦笑を零し。初めてか否かと聞かれては否だが、以前此処へ訪れた時は暴力沙汰の怪我人を見る為であった。詰まりこうして何と無しに訪れるのは肯であろう。幾度か上下に顔を揺らしてから再び周りへと視線を向けて。 )
皆こうして楽しんでいるんですね。元気そうなのは医者としても嬉しい事です！

(/ 一週間程経ちましたがお元気でしょうか…、僭越ながら見つけ易いよう一度上げさせて頂きますね、 )