教頭 2016-12-10 17:19:00 ID:4c3e4afcd |
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扉を開けて中に入れば誰もいない職員室。
ぷぅっと頬を膨らめればきょろきょろと辺りを見回し、目的の机を探し出し。
「この机ですねっ。でも書類だけ置いておいたら見てもらえないかもです…。」
でも待つのもなぁ…なんて思いながらの長考。
ふと名案が思い浮かべば、ポケットから液体の入った小瓶を出し、タクトを用意。
「さぁ、行きますよぉ。アーン・ドゥー・トロワッ♪」
掛け声と共にリズムよくタクトを振ると、小瓶の液体はあふれ出し小さな人型の姿を成す。
満足げな笑みを浮かべながらその小人を机へと下ろし、指先で頭を撫で。
「アリスの代わりに先生に書類を渡しといてです。頼みましたよ、"リデル"。」
『ワカリマシタ。マスター。』
"リデル"と呼ばれた小人は頷き書類のそばへと腰を下ろす。
少女はその小人に「ばいばーいっ」と手を振りながら出口へと向かう。
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