「なんてことを……どうして、こんな」
「殺し屋が人を殺しちゃ悪いかい?」
────人の心を、失くしていた。
「……煙草吸いすぎ。早死にしたいの?」
「余計なお世話だ、クソ女」
────口を開けば、暴言ばかり。
「……待って、そんなの危な……」
「黙ってろ、わかっててやってんだ」
────そのくせ、
「死ぬな……頼む、死ぬな、死ぬなっ」
「…………………………」
────時々、酷く、脆く思えた。
提供:創作レクター
殺し屋、連続殺人犯。25〜42歳。暴言吐きのヘビースモーカー。数十件を超える凶悪殺人事件の犯人、かつ医学に精通する一学者としても名高い男。罵詈雑言をぶつけはするものの、何故かクラリスを痛く気に入っており、彼女の捜査に協力的。しかしある時看守を噛み殺して脱獄、彼女を人質にして誘拐する。
募集:創作クラリス
FBIアカデミー訓練生。19〜24歳。人員不足に悩んだFBIが、近年フィラデルフィアを震撼させる殺人鬼『バッファロー・ビル』の捜査官として抜擢した優秀な美女。バッファロー・ビルを分析するための助言を得るべく訪ねたレクターに、何故か次第に心惹かれていく。レクターの天邪鬼な暴言にも臆さず、彼と対等に話すことが出来る唯一の女性。
◆ 20128様をお待ちしております ◆