５年間の片思い『BL/募』

(…自分の教室に行く途中に告白された。今は、彼女いるけど、別にいいよな。と思いながら)いいよ、俺も前から君のこと気になってたんだ、付き合おう。(と、大嘘を吐き、教室に入る。俺はポケットの中のケータイを取り出し、 LINEを見る。陽と書いてあるグループを開き、『今日、一緒に帰れる？』とメッセージを送る)

そろそろバイトしないとな…ん？(欲しいゲームの実況を見ていて、ゲームのためにも新しいバイト探さないとと考えているとLINEが来たことに気づき。大翔からのLINEに少し嬉しそうに口元を緩ませ、メッセージを確認し『何も無いし帰れるよ』と送り)

(自分の好きな歌手の音楽を聴いていると、さっき送ったメッセージの返信がすぐ帰って来た。）返信早っ（と、1人でツッコミをし、『そっちは何時に部活終わる？』と書いて送る。）

(返信を待ちながら今日の部活ってと考え事をしていて、大翔からの返信が来て。クラスの同じ部活の友達に今日のことを聞き、『ミーティングだけらしいから５時前には終わる』と返し)

（帰って来たメッセージを見て、『俺は、部活の先生が怪我して、部活休みだから。いつもの裏庭で待ってる』と送る。）

部活休みなのかよ、ずりぃ(返信内容を見て独り言を口にし、『りょーかい』と返信してスマホをポケットにしまい。早く帰りの時間になんねーかなーと頬杖をつき時計を見て)

（ふっ、と笑いどーせ陽のことだからずりぃとか思ってんだろうなー。と思いながらケータイをポケットにしまう。しばらくすると授業始まりの鐘が鳴った。）

(先生が休みで急遽自習の時間になり、さぼれることは嬉しいが何もすることなくぼーっと時計を見ていて。友達に話しかけられるとそちらを向き小声で話していて)

（英語の先生があまりにも来ないので、俺はポケットの中のケータイを取り出し、ゲームを始める。俺がゲームしているところを見た他の生徒も、鞄から、ポケットから、机から、ケータイを取り出し始める。）

自習って嬉しいけどなんとなく暇だよなー(ヘラヘラと笑いながら話していて、スマホを取り出し友達とふざけあっていて)

暇ぁー（眠そうな顔で、俺はケータイをいじる）

ん？いや、俺の判断で教えられないからなー。本人に聞けば教えてくれると思うよ？(ふざけていると後ろの席に座ってた女子から大翔の電話番号が欲しいと言われて困ったように笑い)

（陽にメールしよー。と思いながら、助けて〜暇ー！wとメールを送る。）

あ…(メールが来れば驚き、いや授業に集中しろよ笑。と返信し。まぁ俺も人の事言えないけどと内心思いくすっと笑い)

（俺は、英語の先生来ないんだー！てか暇。女の子紹介して〜と、返信する）

(あれ、今日先生いたよな？女の子って……彼女に言うぞ。と返信し、ちらっと後ろにいる女の子を見て紹介してもいいけど可哀想なのは女子の方だしなと思い)

（え〜彼女？いたっけー？と返信。）

(ばか、ちゃんと大事にしろよ！と返信し、まぁあいつの女好きは今に始まった事じゃねーしなと思い)

（まぁ、いつものことだろ。と返信。そう、いつものこと。そう言えば、初恋ってあったっけ？）

(それもそうだな。と返信し、くあっと小さく欠伸をし眠くなってきたとまた時計を見て。そろそろ終わるかなとぼーっとし)