主 2016-12-02 00:44:27 |
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むしろ助かりました……あああスミマセン!! (心底安堵した様子で軽く頭を下げるも、相手の手首を掴んだままであることに気づけばぶわりと頬を染めて慌てて手を離し、話を逸らすために“あの、どうして食堂に…?”と用件を尋ねて。)
………可笑しな云い方を許してくれるかい(要件を尋ねられると目を伏せ、言おうか迷った様で口を開くと直ぐに噤み、少し間を開けると上記の様に切り出して、また言葉を続けていき)
…何だか、君の事が気になってしまってね。ずっと探していたんだ、
俺も、もっと先生とお話したいと思っていました。(思いもよらない言葉に目を丸くすると、嬉しげに目を輝かせながら言葉を返し。照れくさそうに目を伏せては“もう少しご一緒してもいいですか”と小さく伺いを立てて。)
…うん、良いよ。一緒に居ようか(相手の言葉に安心した様に微笑むとこくりと頷き、目を細めると相手に目配せをして“君と一緒に居られて嬉しいよ”と告げてやり)
っ…ありがとうございます!芥川先生にそんな風に言っていただけるなんて、俺転生して良かったです。(好きで好きで仕方が無い、という気持ちを隠せずに表情に出してしまえば、熱を帯びた頬を緩めたまま“あ、購買は此方です!”と案内を再開して。)
あはは、そう云って貰えると嬉しいよ。僕も此処に来れて良かった。(相手の言葉に声高らかに笑うと、頬を緩めた彼の表情につられて此方も笑みを零し案内を再開した彼に着いていき)
─…此処が購買です。(先程までの妬きっぷりが嘘のように足取り軽く廊下を進めば、開け放たれたドアを潜って購買の中へと入っていき。相手が愛煙家であることを思い出すと、“種類は少ないのですが、一応は煙草も置いてあります”と棚を指し示して。)
わ、凄いね。色々売っているみたいだけれど…(購買の中をきょろきょろと見回して目当ての物を探していると、彼が指差した方向には目当ての其れが有り僅かに瞳を輝かせると“教えてくれて有難う”と礼を述べ。)
……賢者の石、まだ先生の分は買ってないよな。(感謝の言葉に笑みを返した後別の棚へと視線を移すと見覚えのある赤みがかった石が目に留まり。眉を寄せぽつりと独り言を零して自らの懐から自分の分の石を取り出せば、それをそのまま“芥川先生、これを持っていて下さい”と相手の手に押し付け。)
…善いのかい?此れは大切な物だろう(手に持たされたのは赤い石で、其れに目を見張ると小さく眉を下げて首を傾げると石を返そうと相手に石を差し出すと“此れは返すよ”と言い)
俺より芥川先生が持っているべきです。(珍しく相手の言葉に抗いきっぱりと告げると、両手で包むようにしてその手に石を握らせ“お願いします”とぎゅっと目を瞑って説得し。)
…仕方ないね。判ったよ、此れは僕が持っていよう(どう言っても説得できそうにない彼に肩を竦めると小さく微笑み、相手の頭をポンポンと撫でていき。“…でも、如何して此れを僕に?”と湧いてきた疑問を投げかけて)
俺は潜書にもだいぶ慣れましたし…!喪失状態になることもあまりないので。(頭を撫でられると一瞬ぼんやりした後嬉しさのあまり挙動不審になりながら手を離して。片言になりつつもなんとか答えると“あっその石、絶筆しても守ってくれるらしくて!”と説明を加え。)
…、そんなに重要なものなのかい?(撫でていた手を離していくと彼の説明に目を見張り一瞬如何切り出そうか迷うものの口を開き“…此方からも御礼をしなきゃね”とぼそりと呟いて)
御礼、ですか…?(相手の小さな呟きを耳が拾えば困惑気味に繰り返し、購買の出口へと向かいつつ“押し付けたのは俺ですし、お気持ちだけで十分です”と焦ったような声音で断って。)
押し付けたなんて…こんな大切なもの、僕には合わないよ (相手に付いて行きながら小さく眉を下げぽつりと呟くと、如何しようかと考えを巡らせると“…太宰君、何処か二人きりに成れる場所は無いかな”ときょとりと首を傾げて)
?俺の部屋で良かったら此処から近いのですが…。(脈絡の無い問いかけに不思議そうに瞬きを返すと、相手の言う条件に合う場所を思案して、ぱっとひらめいた答えをおずおずと口にし。)
…そっか。其処なら人目も無いし丁度善いね。(相手の言葉に目を伏せると少し考えつつ上記述べて。申し訳なさそうに眉を下げて微笑むと“手間を掛けさせてしまうけど、其処迄案内してくれるかい?”と首を傾げて)
はい…勿論です!(きらきらと目を輝かせて頷けば、文豪たちの個部屋がある建物の方へと足を進め。ふと何故二人きりになれる場所でなくてはならないのかが気になると、歩きながら“あの、他の奴等には聞かれたくないようなお話なんですか…?”と尋ねて。)
うん、有難う。(元気よく返事を返す彼に小さく微笑むと其の侭相手に着いていき、彼の疑問には否定もせず“…そういう事になるのかな。嗚呼、直ぐに終わる用事だから心配しないで”と言葉を付け足すと足を進めていき、)
分かりました。(やがて自室の前まで来ると足を止めて鍵を開けて。敬愛する相手を招き入れるとなるとどうしても緊張してしまい、上擦った声で“さ、殺風景な部屋ですが…どうぞ!”と机や寝台など必要最低限の物しか置かれていない部屋へと招き入れ。)
お邪魔します。(相手の部屋に目を通すと少しだけ踏み出し、くるりと相手の正面に向き直ると相手の瞳を見つめて“太宰君”と相手の名前を呼んでみて)
はい…。(戸を閉めた後相手を振り返ると、やけにあらたまったその様子に不思議そうに返事をして。挙句見つめられればあからさまに緊張しながら“それであの、お話というのは…?”と恐る恐る問いかけ。)
大したことじゃないよ。(相手に近寄ると片手を伸ばし、頬に手を添えていくと空いた頬にそっと唇を寄せてそのまま口付けを落とし。直ぐに離れると“今日は有難う、楽しかったよ。…お礼を云いたかっただけだから僕は此れで”と眉を下げ微笑むと扉へと向かい部屋から出ていこうとし)
っ…待ってください!(耳まで真っ赤に染めて呆然と立ち尽くしていたものの、相手が部屋から出て行きそうになれば慌ててその腕を掴んで引き留めて。消え入りそうな声で“菊池先生や……他の方にも、こういうこと、するんですか”と呟くと、俯き下唇を噛み締めて。)
…?如何して其処で寛が出てくるの?(彼の方を向くと其処には俯いた彼の顔が見えて、自分の友人の名を出されると小さく首を傾げて。小さく眉を下げると“僕が誰にでも、こんなことをすると思っているのかい”と何処か傷ついた様に呟き、)
思ってないです!! 思ってない…けど!(酷い言い草だったと気づけば焦ったように顔を上げて否定して、静かに相手の手を放し眉を下げると、“それならどうして俺にはしたんですか”と何処か泣きそうな程までに表情を歪めて。)
…、…君だったから。太宰君だったからだよ。(相手の歪んだ表情を見ると彼に酷い表情をさせてしまったと眉を下げ、小さく声を絞り。“僕は、何とも思っていない相手にこんな事はしない”と確りと告げると再度相手に近寄り、)
え…でっでも!あの、(望んでいた言葉が貰えるとは夢にも思わず耳を疑うも、続いた一言で漸く現実を受け入れると歩み寄られた分だけ後ずさり。慌てふためきながら“本当に想ってもらえているのだとしたら、その理由が解りません…”と呟き落として視線を逸らし。)
…(暫く考えて、相手の求める理由が紡げるだろうかとふと思い。そっと目を伏せて長い睫毛を揺らすと“…単純な理由さ。一緒に居て楽しかったし…もっと君と居たいから、太宰君を好きになったんだ”と理由を述べて、)
……俺、初めてお会いした時から芥川先生のことが好きでした。(思い焦がれてきた相手からの告白に目元を淡く染めると、下手くそな笑みを浮かべながらゆっくりと言葉を紡ぎ。気恥ずかしさを堪えて真っ直ぐ相手を見つめ“傍に居て下さい”と告げると頭を下げて。)
うん…僕も。僕も、君が好きだよ。(相手の言葉につられてしまい、僅かに頬を赤く染めるとぽつりとそう告げて。顔が見たくなってしまい、頭を下げる彼の顔を上げてみて)
…時々で良いので、何か困った事が有ったら今日みたいに俺を頼ってくれませんか。(顔を上げると相手の頬が染まっているのが目に入りぱっと嬉しげに笑みを浮かべるも、少し言いづらそうに目を逸らしながら呟けば“菊池先生じゃなくて、俺のところに来て下さい”と縋るように言葉を紡いで。)
…うん、勿論。(恋人となった彼の頼みを断る事も出来ず、小さく頷くと目を細めて微笑み。相手の言葉には目を丸くすると“…太宰君って、意外とヤキモチ妬きなのかい?”と意外そうに問いかけてみて、)
ヤキモチ?…えっ!? (自覚が無かったため指摘されて初めて気付けば、じわじわと頬を染めて“あああすみません!そんな心算では…!”と言い訳がましく否定し。鬱陶しがられているのでは、と不安げに反応を窺って。)
嗚呼、その…一寸意外だったから、ついね。(謝ってくる彼にふるふると首を振ると控えめに微笑み、不安そうな彼の頭を優しく撫でてやると“僕はどんな君でも好きになるよ”と笑いかけてみて)
あっ、ありがとうございます…。(頭を撫でる優しい手付き、柔和な笑に加え、殺 し文句のような言葉にぎこちなく礼を述べると“俺も…どんな芥川先生でも好きです!尊敬してます!”と対抗するように慌ただしく付け足して。)
…太宰君の言葉は真っ直ぐで嘘が無いから、此方が照れてしまうね(相手の言葉に目を細めると照れくさそうに口元を押さえ、途端に何処か言いにくそうに口篭ると“…太宰君、もう少しだけ此処に居て善いかな”とちらりと相手を見つめて、)
はい!…ど、どうぞ!(まだ一緒に居たいと思ってもらえた事が嬉しく、無邪気な笑みを浮かべて頷くと机の椅子を引いて相手に勧め。少し迷った後自分は寝台の端に腰を下ろし、如何にも夢心地といった様子で「芥川先生と一緒に居られるなんて幸せです……今なら死んでしまってもいい」と零して。)
ふふ、死んでしまうのは困るね。(勧められたように椅子に座ると相手の言葉に小さく眉を下げ困ったように笑うと、ふと彼の机に目線をやり机の上に置かれた本を見ると生前に自分が書いた本が置かれており“…此れ、僕の本みたいだけど…読んでくれたの?”と問いかけ)
勿論です!…夜眠れない時とか、いつも拝読しています。(困ったような微笑にすら鼓動が速まるのかほんのりと目元を赤らめるも、相手の眼差しが机上の本へと注がれれば何度も頷いて肯定し、“先生の作品を読むと心が安らぐので…”と目を伏せて。)
…自分の作品を読んでくれる人が居る…善いものだね。(相手の言葉を聞けば蒼色の瞳をす、と細めて、本の表紙をなぞりながら歌うように呟き。“僕も、太宰君の書いた本を読んでみるよ”と振り向きざまにそう告げ)
俺のですか!?(相手程の文豪に自分の作品を読んでもらえるとは夢にも思わず素っ頓狂な声を上げて問い返すも、喜びよりも不安が勝るのか“その時は、あの…御手柔らかにお願い致します”と落ち着かない様子で口篭り。)
あはは、そんなに緊張しなくて善いよ。(相手の反応が面白く、つい笑ってしまうと落ち着かせようと相手の頭を撫でていき。“太宰君は本当に面白いね”と笑うと彼が愛おしくなってしまい、軽く抱き寄せてみて)
っ…芥川先生!? (ぐっと距離が縮まれば目を白黒させるも、雰囲気に流されたかの如く相手の腰に緩く腕を回して。どきどきとうるさい心音が伝わってしまわないかが心配で、誤魔化す様に“何と言うか、その……温かいですね!”と当たり障りのない言葉を口にし。)
んー…そうだね。(相手の温もりが心地好く、抱きしめ返されれば目を細めて笑い。“時々で善いから、こうやって抱き締めてくれると嬉しいな”と言葉を付け足すと小さく息を吐き相手からゆっくりと離れて)
先生がそう仰るならいくらでも…!(今までは畏れ多い気がしてならなかったものの相手から頼まれればその不安も薄れ、ぱっと笑みを浮かべると頷き答え。少し躊躇った後口を開くと、“…俺から触れるなんて烏滸がましいと思っていました”と続けて。)
…君になら、触れられても善いよ。(透き通った蒼色の瞳に彼を映し、そんな事を呟いてみて。心からの本心だったのだが此の後に続く言葉に詰まってしまい“…太宰君は、僕に触れられるのは嫌かな”と問いかけ)
(/背後失礼します。すみません、折角の也なのでやりたいシチュを考えていたのですが言わせてもらってもいいですか…?完全に私得なので背後様の好みで無ければ蹴っていただいて構いません!)
嫌じゃないです、むしろ嬉しいです!(自分だけが特別扱いをされているかのように思われて浮かれかけるも、次の問には間髪入れずに否定の言葉を返し。言葉選びを誤った自覚があるのか“あっ変な意味ではなくてですね…!”とひとり慌てふためいて。)
(/ 御提案いただけるのは有り難いですし出来るだけご希望に添いたいと思っております!
一先ずお伺いしても宜しいですか?? )
あはは、御免御免。分かってるよ。(慌てる相手が何だか面白く感じてしまいぷっと吹き出してしまうと目を細め、宥めるように頭を撫でてやると手を離していくと)
(/有難うございます!
恋仲になったものの潜書が忙しくなり話すことすら難しくなった二人、しかし太宰が織田作と親しげに話しているのを見てつい嫉妬してしまい…という内容なのですが大丈夫でしょうか…?)
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