他人の家に隠れる男

早人の分は家に作ってきたし、先にお夕飯を済ませるのもアリかも
（点灯までの間は久しぶりのデートを満喫できるという事、どうせならお洒落なレストランの予約をするべきだったと少しの後悔と共に提案し。無表情でいる事の多い夫の微笑みに歯を見せて笑顔を返し、駅と直結するショッピングモールのレストランフロアに行こうかと歩き出し）

（/いつまでもいるから大丈夫よ！
専門職が1人減っただけで泣き言いってごめんよォォォ！！それ4人マイナスやん、絶対やばいやん…）

(/こっちも上げておくね…)

(/いるよ確認で私も上げとくね！夏だし、仕切り直して海でも行っちゃう！？笑)

(/ま、まさかまだいてくれたなんて！嬉しい…嬉しすぎて涙が…
いいね、海にでもいくか！)

(/出だしはこっちからの方がいいかな？)

(/遅くなってごめんね！！！！！私も嬉し涙が凄すぎて海が出来たから、二人の涙で溢れる海で遊んで貰おうかw
すまんの、出しお願いします！キャラ的に海行こうぜって言いにくかったら、テンション高めなしのぶを投下するわw)

(珍しく、連休が取れたは良いものの何もすることがなくテレビをつけ、チャンネルを回していると海の特集が。暇つぶしにそれを見ていると一般家庭ではこういった場所に行ったりすることが普通なのだろうと次第に考え、カレンダーを見た後にコーヒーを一口飲めば「…海、か」と小さく呟く。普通であることに拘っているのは相変わらずで、妻である相手に「明日、海にでもいくかい？」なんてまるでおはようと挨拶するくらい自然に話し)



(/ううん！大丈夫！私も遅くなるし！！
そうだね、そうしようかｗ
おっけ、任せろ！)

…え？あなた今何て、海？
(夫の連休中どこかへ出掛けたいが相変わらず息子は部屋に籠ったままだし、行きたい場所は有りすぎて絞れないから夫も誘えない。コーヒーに合う甘さ控えめなクッキーを皿に盛り付けた所で予想すらしなかった言葉が耳に届き、音がしほうな程に大袈裟な瞬きと共に聞き返し。続く言葉に幻聴でないと分かれば「行くわ、行きたいわ！」表情をパッと明るくさせ正面に座りこくこく頷き)

(/うおおーまたせっ！！！
出だし有り難う！早人を林間学校とかで退場させるか検討したw)

(/おはよう！遅れてごめん、明日まで待ってておくれ！)

…折角の休みに家にいるのも勿体ない気がしてね
(柔らかな笑みと共に海に行こうと言い出した理由を語れば、嫌がることもなく寧ろ提案に乗ってくれた妻にほっとし「なら、決まりだな」と決定の言葉を言うと再びコーヒーへと口をつけて)

(/おお、いいね！w)

あぁでも待って、可愛い水着がないわ
(海に行くなら極力肌を出して夫にアピールしたいし、ビキニなんて着てビーチバレーなんかも楽しそうと妄想は捗れど現実に着るものがなく。尻窄みする言葉を飲み込んだ代わりに小動物みたいにクッキーをちまちま口に運び)

(/全然気にしやんで大丈夫なのだよ！
よし、ちょっと席を外してて貰おうかw)

(/聞いてくれ……次の日、普通に起きたと思ったら、病院だった！
過労です、ぶっ倒れました。)

(／うおぇぇええ！？なんてビックリな、めちゃ心配しちゃうんで安静にしてるんだよ！)

(/明日には返すからもう少しお待ちを！！)

何、そんなものがなくても君は可愛いから大丈夫だよ
(表情は笑みを浮かべているものの、内心では何を考えているかなんてわからず。そんなことを述べては「それに、どうしてもと言うなら買いに行けばいいだろう？」と付け足して、空になったコーヒーカップを台所へと運び。)

何、そんなものがなくても君は可愛いから大丈夫だよ
(表情は笑みを浮かべているものの、内心では何を考えているかなんてわからず。そんなことを述べては「それに、どうしてもと言うなら買いに行けばいいだろう？」と付け足して、空になったコーヒーカップを台所へと運び。)

(/く、若干過ぎたか！)

か、可愛い…
(台所へ向かう夫の背中を眺めておっとり、真っ赤に染めた頬を両手で包みテーブルに肘をつく姿は主婦というより恋する乙女「そうだわ、今から付き合って貰って良いかしら」勢いよく立ち上がり残りのクッキーはラップを掛けて戸棚へしまっておき、飲み終えたカップを素早く洗ってしまえば赤いままの顔で提案し)

(/全然いけてる、てか有り難う！！！)

(/返信遅れてごめん！まだいるかな…？)