屋敷の中は【非募】

ふぅん…。何かあれば、オレに言えよ？これは命令だから(今は深く追求せずにいて)

ヴィンセントと風呂入るの、久しぶりだな(懐かしむように目を細め)

...はい(命令と言われれば頷いて)

そうですね、もう坊ちゃんも大人になられましたから(湯船に入り昔を思い浮かべて微笑み)

なぁ、ヴィンセント。(ぎゅ、と抱きしめて)

大人、かぁ…。なんか大人になった感覚ねぇや(へら、と笑って)

はい(びっくりしつつもそろそろと背中に腕をまわして)

いつまでも中身は子供ですね(くすっと笑い)

…オレ、好きな人できた。(相手の肩に額を乗せて)

子供じゃねぇし！(むっ)

......そうなんですか、おめでとうございます(あまりの衝撃になんとか声をだして唇を噛み目を潤ませて泣かないようにと耐えて)

まだまだ子供じゃないですか(くすくす)

そいつはさ、いつもオレに付きっきりでいてくれて、ちょっと廊下走ったら怒るし、今日もすっごく可愛かったんだよ(ぽつり、と話だして)

子供じゃないですぅー！(べーっ、と舌を出して)

...？(きょとんとして今日は誰か女の子にあったかと思いいつもそばにいるなんてそんなやつ知らない羨ましいとぐるぐると涙目のまま考えて)

そういうところが子供なんですよ(ふはっと笑い)

まだ気付かねぇの？……お前だよ、ヴィンセント。オレはヴィンセントが好きなの(ふっと笑い、少し離れて、相手の目元を拭ってやり)

子供じゃないし…(ぷく、と頬を膨らませ)

はい？え、今、なんと...(嬉しさと混乱から涙を溢れさせ相手を少し見上げて)

はいはい、そうですね(頭を撫でて)

だーかーら！オレは、ヴィンセントが好き！恥ずかしいから２回も言わせんな…///(真っ赤な顔を隠すように、相手を抱き寄せて)

今、絶対子供扱いしてるだろ…(ジトッ)

あ、私のようなものでよろしいのですか？...とても嬉しいです(恐る恐る背中にうでを回してぎゅっと服を掴んで小さな声で答えて)

...してませんよ(目をそらし)

うん、ヴィンセントがいい。……ヴィンセントはオレのこと、好き？//(ぽんぽん、と背中を撫でて)

目ぇ逸らした！子供扱いはんたーい！！(ぶぅー)

......好き、です(小さな声で顔を肩に埋めて)

では、大人らしい振る舞いをしてください？(微笑み)

ん。…ヴィンセント、好き…大好き…//(相手の耳元で囁いて)

大人らしい振る舞い……(う～ん、と考え込み、ちょこん、と湯船に大人しく浸かって)

ひぁ...私も、です(耳元で囁かれピクリと肩を揺らしつつ抱きついて)

まあ、考えてみてください(くすりと笑いながら身体を洗う為に浴槽から出て)

ふは、可愛いな(ぎゅっ)

う～ん……わっかんねー…！(バシャンッ、とお湯を叩いて)

夢じゃ、ないですか？ずっと坊ちゃんだけを見てました...アーサー(赤くなりつつもぎゅっとしてぽつりと述べて)

ふふ...(笑いながら身体を洗って横目に相手を眺めて)

夢じゃねぇよ(くすっ)
ヴィンセント…、キス、したい…(呟くように言い)

大人らしい振る舞い…大人らしい振る舞い……。ヴィンセント、お背中流しましょうか…？(首を傾げつつ)

へ、どうぞ？...いちいち聞かないでくださいね(真っ赤になりながらも目を閉じて相手を待ち)

ふは、お願い致します(思わず声をだして笑ってしまい、口調から変えたのかなと愛らしく思い)