屋敷の中は【非募】

…オレからの命令だとしても？

！ヴィンセントもこれが良いのか！オレも良いなって思ってたんだぜ(そう言ったあと、これください、と店員さんに言い、自分と相手のイニシャルを入れてもらって)

それは...ご命令とあらば、仕方ありませんね(少し考えた後に諦めたように付けることを了承して)

...ご一緒でしたか？(相手はもっと派手なのが好きかと思いつつも今更ペアリングなんて恋人みたいだと恥ずかしくなり)

うん、それでいい(満足したように頷き)

ああ、すげぇな！意思疏通してるみたいだ(店員さんからリングの入っている紙袋を受け取って)

そうですね(凄いという相手に微笑んで)
次はどちらに行かれますか？そろそろ映画を見られますか？(またマップを開いて相手に見せて)

ん、そうだな。映画に行くぞ！(マップを見て映画を指差し)

畏まりました(あんまり気乗りしないんだけどなと思いつつ頷き)
ポップコーンでしたっけ？買いますか？(着くと思い出したように相手の顔をみて)

ポップコーン買う！あと、やっぱホラーじゃなくてハリー・ポッターの新しいやつ観たい！(ポスターを見て、目を輝かせて)

え...それはまた今度にしてずっと見たかった方を見ましょう？(ポップコーンを買うために列に並びつつももしかして気を使わせてるのかと思い頭撫でて)

ん…。やだ。今がいーの！ホラーはまた今度！(大人しく撫でを受けながら)

...わかりました、そこまで仰るなら(ポップコーンを注文して映画のチケットを買いに行きほっとしつつ渋々頷き)

やった！(嬉しそうに笑って)
………ホラーが怖いなら言えば良かったのに…(ﾎﾞｿｯ)

じゃあ中に入りましょうか(つられて微笑み)
...別に怖くなんてありませんよ(相手の声を聞き漏らすこともなくむっとして)

ああ…って、暗くねぇか…？(相手とはぐれないよう、ぴったり引っ付いて)

！？聞こえてたのか…？！わ、悪い…(相手に聞こえていたことに吃驚して、怒った相手に謝罪して)

映画館とはこういうものですよ(言いつつも暗いのは苦手でくっつく相手にほっとしつつも撫でて)
...別に怒ってもいませんよ(びっくりする相手に苦笑しつつ心の中で本当のことだしと付け足して)

へぇ…そうなのか…。(きょろきょろ周りを見回しながら席に向かって)

そ、それなら良かったけど…(相手が怒っていないことにほっとして)

はい、こちらですよ(後ろの方の真ん中の席まで移動して座り)
そんなに気になさらなくても大丈夫ですよ(こんなに気遣われるといつもの強引さがなくて調子狂うと思いつつ平常心に戻り)

おおっ、観やすいな！(席につけば、早速座ってポップコーンを食べ始め)

ん、わかった(ぽん、と相手の頭を撫でて)

零さないように気をつけてくださいね(くすりと笑いつつ始まる映画をよそに相手の横顔を眺めて)

...あ、はい(自分が撫でられるとは思っておらずびっくりして変な声で返事だけ返し)

そのくらいわかってるよ(もぐもぐとポップコーンを食べながらスクリーンをジッと見て)

ぷっ、なにその変な声(くすくすっ)

それならいいです......(自分も見ようとスクリーンに目を向けるも普段から見ないせいかあまり興味がわかずうとうととしてきて相手の肩によりかかり)

うるさいですよ(かっと紅くなって顔逸らし)