匿名さん 2016-11-21 22:45:23 |
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あ、あはは…そうですね…
(相手の言う通り、慌てすぎかもしれない。前々からそんなにそそっかしかったのかなぁ、なんて顔を赤らめながら思って。
「えと…次、どうします?」
自分から散歩の付き合いをお願いしたのに、また相手に任せてしまう。どうします、という質問は抽象的で答えにくいはず…)
次は、そうね……そういえば少し喉渇かない?
(普段一人でいることが多いせいか、こんなふうに誰かと一緒に何かをするとなると気の利いた発想が出て来ず、どうしようかと視線さまよわせて悩めばふと中庭の隅の自販機に目線がいき「良かったら何か好きなもの買ってくるわ」言い出したのは自分であるため、当然のようにそう申し出て)
……じゃあ……こほん。
『君にあげられるヒントは二つだ…1つ、”私は喉が乾いてません”2つ、”温かいもの”これ以上は、君が知ってるはずだ。』
(先の、お気に入りだった小説の台詞。探偵が助手に推理をさせるシーン、そのヒントの内容だけ変えて、少し得意げに話す。
答えはココア。苦いものは苦手、それを知っていればコーヒーは除外できるはず…そう考えての事。本当はコーンスープとなどもあるため欠陥問題なのだが…普段、ココアを好きで飲んでいるのを知っていれば考えるまでもなくて。)
温かくて尚且つ喉を潤す為に必要ではないもの…
(与えられたヒントにすぐピンと来る。作中の雰囲気を意識して芝居がかった動作で顎に手を当てて、如何にも推理していますとでも言わんばかりに熟考して「…なるほど、わかったわ。それじゃあ少し待ってて」冬場にいつも彼女が好き好んで飲んでいたあれしかないと自分の中で結論を出して自販機へと買いに走り、同時にこれまで付き合いの無かった自分がこれほどまでに彼女のことを知っているのは我ながらストーカーじみているなと苦笑し)
(同じ本が好きなもの同士、と思って振った台詞、ちゃんと推理してくれているようで単純に嬉しく。加えてそれなりに早く答えを導き出した様子。帰ってくるのを楽しみにして、小さく手を振って見送って。)
待たせたわね。許結さん、貴女の求めていたものはズバリこれね?
(しばらくして彼女の待つベンチへ戻り、やや勿体ぶって後ろ手に隠したそれ、おでん缶を自信満々に目の前へと差し出す「…なんてね、本当はこっちでしょう?……えっと、ごめんなさい、今のは何でもないわ、わ、忘れて」当然そんな訳がないとわかっているためおでん缶を引っ込めて隠し持っていたココアを差し出しつつ、場を和ませようとしたちょっとしたジョークのつもりだったのだが慣れないことはするものじゃなかったなと彼女の反応も待たずに軽く自己嫌悪に陥り、恥ずかしげに目を逸らしながら)
(戻ってきた、果たして合っているだろうか。期待して待っていれば……差し出されたのはおでん缶。予想外すぎて、思考が固まる。あっけに取られて何も言えずにいると、流石に冗談だったようで。
「ぶふっ、なっ、なんでおでん…!」
やっと思考が追いつくと、こんな一回のためにおでん缶を買ってきたのかと可笑しくって笑いを堪えきれず。お腹が痛くなるくらい笑うと、少し涙が滲んでいて。
「ココア、そっちは正解ですけど…そのために?」
面白かったは面白かった、というかおでんが置いてあるなんて思っておらず。ネタに使ったおでんはこれからどうするのか、なんだか食べるというのも気が引けて)
ふふ、単なる悪ふざけではないわ、勿論後でちゃんと食べるつもりよ。意外に美味しいんだから
(正直ここまでウケるとは思わなかったが、それでも彼女に楽しんで貰えたならなんでもいいかとつられて笑い、ネタに使ったおでん缶だが割と自分が好きで食べたくて買った節もあるようで、何故か得意気な笑みを浮かべておでん缶の魅力を口にして)
ふうん、そういうものですか……なんだかそういうのって食べた事なくて…無いと思います。
後で、少し貰ってもいいですか?
(もう1時間か2時間もすれば夕食時。そんな時間に食べるべきではないものの、相手にそう言われると興味が湧いてきて。
病院食は味が薄い、なんて理由もあって。)
そうよね、許結さんはあまりこういうものには親しみがないのかも…許結さんの口に合うかはわからないけれど是非一緒に食べましょ
(彼女の家柄上恐らくはこういったものはこれまでに食べてこなかっただろうことは容易に推察出来、記憶がないにも関わらず食べたことがないと断言されてもそれほど違和感は感じず、それなりには舌も肥えているのでは無かろうかという彼女を満足させることが出来るか甚だ疑問ではあったが、望みを叶えてやるのは吝かでもないため要求を受け入れて)
やった。
じゃあ、気分転換もできましたし…部屋に戻って食べましょうか
(少し子供っぽく、自分の手を胸元で握って喜んで。
今度は転ばないようにとしっかり足元を見ながら病棟へ。気分が良くなったおかげか足元のふらつきもなく。
「あ、先に飲んでから戻りますか?」
と、折角飲み物を買ったのに飲まずに戻っては悪いかもと振り返って。それなりに涼しい所の方が暖かいココアも美味しい。)
そうね、せっかくだからもう少しゆっくりしていきましょ?
(絶対にそうしなければいけないという訳でもないが、せっかくなら病室へ戻る前の温かいうちに飲んだ方がいいだろうと考えて、もう少し二人でのデート気分を楽しんでいようとも思い、ベンチに再び腰を下ろし「身体冷えるといけないから…」そう言って持参したバッグから膝掛けを取り出して彼女にかけてやり)
ああ、私だけなんてそんな…
…こ、こうしましょう
(病院着の自分はそれなりに肌寒いもの、しかしスカートの玲華の方がもっと寒いはず。折角の気遣いを無下にするのも…
という事で、目一杯くっついてみる事に。これで膝掛けの端まで使えば少し余裕を持って足り。
「これが多分、一番あったかいですよ」)
/背後から失礼します
そろそろ記憶の戻り方など相談しておこうと思いまして。
とりあえずの形で、「日記を見つける」というのはどうかなと思っております。事故の前日までずっと書いていた日記に一文字も彼女の名前がない……なんて
ええ…そうね、とても暖かいわ
(思いもしなかった行動に一瞬だけ目を丸くしたが、彼女の気遣い、優しさを素直に嬉しく思う。彼女の肩へと頭を寄りかからせて幸せをしみじみ感じながら囁き、暫くの間そのままの体勢で)
(/そうですね自分としてはそれで異論はありません。関係が嘘だと確信した上で日記のことを黙ったまま一緒に過ごして偽りの関係の深みにはまっていくのか、ハッキリ指摘するのかはお任せしますので)
ーーーーーーーー
……あっ!
ごめんなさい、もうすぐ看護師さんが体調を調べに来るんです…すっかり忘れてた…!
(飲み物を片手に2人暫く過ごしていれば、忘れていた回診の時間が迫っていて。遅れれば他の人の番も遅れてしまう…或いは、後回しになるだけだろうか。
後者であればおでんを食べていく余裕もあるが、前者だった場合には大迷惑…行くべきか少し留まるべきかと悩んでいて)
(/ではこれで。日記は鍵付きの引き出しに大事にしまってあった…という事にしますので、日記を見つける前にやっておきたい事などあれば先にやってしまいましょう。
記憶は引き出しに例えられて、記憶喪失はそれがうまく開けられないだけ…これがやってみたかったんですよね。)
あ…そうだったのね、残念だけどそれなら戻った方がいいと思うわ。また明日もあるし、今日のところは帰るわね
(見る限り体調はどこも悪くなさそうではあるものの、それでも定期的な診察を受けることは大事だろうと考えると後ろ髪を引かれる思いでそう言って立ち上がり「でも…せめて病室まではお供させてね」元より彼女一人で病室に帰すつもりなどなく、キチンと送り届けてからでないと安心出来ない。何より少しでも長く彼女のそばに居たくて照れたような笑みを浮かべ、手を真っ直ぐに差し伸べ)
(/それでしたら日記を見つけてしまう前に本当に両想いになる寸前まで関係を進めてしまうのもありですね。騙されていたことはわかっていてそれでも好きで、今度は瑞樹が記憶喪失のフリをして嘘を重ねていくも少しずつ破綻していくみたいな展開はいかがでしょう?
いいですね、記憶の引き出しが開かれた先にどんな物語が待っているのか今からワクワクします)
分かりました……じゃあ、一緒に。
(急に終わってしまうのは寂しいもの。でも、彼女が言う通り明日がある。差し出された手を握れば、笑みを返す。
「次回こそは、おでん一緒に食べましょうね」
また会う理由ができた気がする。こんな約束なくても会えるというのに。
……戸惑いは、少しづつ解消されていった。)
(/いいですね、それでいきましょう。良くも悪くも素直な性格なのでこういう事に苦悩したり、とか…
嘘をつく時の癖とかあってもいいかもしれませんね。
とりあえず、退院まで飛ばします?行動範囲がぐっと広がるので…
まだやりたいって事があれば、翌日からスタートお願いします)
なんだか緊張するわね…
(彼女が退院をしたその翌日、一緒に学校へ行こうと約束し、指定された待ち合わせ場所で待つこと数分、病院へのお見舞いで散々会って話した彼女とただ一緒に学校へ行くというだけのことにも関わらず気持ちがどうにも落ち着かず、妙に浮き足立ちソワソワとしている様子はやや挙動不審で周りからは少し不審者じみて見えるかもしれない)
(/確かにいいと思います。最初は気づかないような些細な癖で一緒に過ごしていくうちに気付くようになると良いかなと、近づけば近づく程に離れていく切なさみたいな。問題は肝心のその癖をどんなものにするかですね…
退院当日だと何かと慌ただしい感じになりそうなので退院をした翌日まで飛ばしました)
玲華さん、おはようございます。
(約束の時間より少し早く到着…と思えば、玲華の方が先に着いていたようで。小走りになって、にこり挨拶。
手には紙が握られていて、細かな道順が書かれている様子。
「道、なんとなくは分かるんですけど…不安で。でも、もう大丈夫ですね。」
ぎゅっと手を握る。今まではただ通り過ぎるだけだったその笑顔は、確かに玲華に向けられていて。)
(/気付きやすい癖と言えば、前髪に触る…とか?
むしろ嘘をつく機会の方が問題かもしれません。
怪我前に比べて前髪をヘアピンで留めていないので印象が違うかも…というのを狙ってみたり。
今後プレゼントしたりというのも良いと思います)
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