主 2016-11-20 18:19:57 |
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【世界観】
愛を知り、優しさを受け、慈しみを秘める者には天使が見える。
愛を失い、憎しみを受け、絶望感を秘める者には悪魔が見える。
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誰にも愛されることなく、周囲から憎しみと好奇の目に晒されて生きてきた幼少期。
愛されることも愛することも知らないまま、街外れの小さな教会で形だけの祈りを捧げる日々。
誰もが近寄ることもしない。
誰もが遠巻きに自分を見て嘲笑う。
温もりなんて何処にも存在しない世界。
そんな悲しい現実さえ、冷えきった心には何の痛みも与えはしない。……はずだった。
いつの日かそのどれも向けることない存在が傍に在った。
――――――――悪魔。
それは教えの中にあった神父の言葉。
“愛を失い、憎しみを受け、絶望感を秘める者には悪魔が見える”
優しさと居心地の良さを悪魔の傍で知っていく中、同時に掠める教えの言葉。
“憎しみを知った者に天使は見えなくなる”
“愛を知ったものに悪魔は見えなくなる”
愛を知ると同時に、愛は失われる。
>2.ルール
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