セイチャ版名無しさん 2016-11-17 23:01:32 |
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女勇者が(爆乳で)魔王(フツメン)を誘惑(しぐさも追加で)
そしてイチャコラと童貞と処女卒業
んでもって魔王が責任もって結婚する
女勇者は2児の母親(1番目長男、2番目長女)
そしてイチャコラウフフで子供と一緒に暮らす
最後に長男は魔王に転職、長女は女勇者に転職
兄妹でイチャイチャしてEND
醜いオーク「おまえなんかくすぐりの刑にしてやる!!!」パチンッ!!
ズズズズズズズ
勇者「!?」
勇者「な……豚頭が指を鳴らした瞬間、私の足下から謎のヌメヌメした触手が……!!?」
ニュルニュルニュルニュル!!!
勇者「!!? やっ、あっ、よせっ、私の身体を這い上るな……っ!」
醜いオーク「フッ、こいつはな、オニスズメの群れに襲われた時から俺の最高の相棒よ。 その威力とくと見るがいい!」
醜いオーク「いけショクシュウ!!“くすぐりの刑”!!!」
触手<ショーーークーーーシュウゥウーーーーーッ!!!
ウネウネウネウネウネココチョコチョコチョコチョコ
勇者「きゃっ!? あっ、やぁあ、やめっ……あひゃ、あ、ひゃっ、ひゃひゃひゃひゃ……!!」
醜いオーク「フハハハハハハ!! なんてザマだ! なんてだらしない顔だ!!」
醜いオーク「聞け勇者!!ガキの頃の俺はな!!! ベッドの下の聖書を毎晩どっぷり読みふけっては夢を見た!!!」
醜いオーク「ねばついた白い粘液を纏うグロテスクな触手に!! 柔らかくしなやかな女体が絡めとられる光景を!!!」
醜いオーク「触手が女体の肌をまさぐり!!! はしたない声をあげさせる様を!!!」
勇者「あひゃ、ひゃ、ひゃひゃひゃ………!!」
醜いオーク「それを現実でしかと見たかったがために!!俺はかつて、下級生物のオークでありながら魔法学校を門戸を叩いたのだ!」
醜いオーク「図体のわりに脳みそのないオークのくせにと笑われながらも!!俺は必死に魔法を学んだ!!」
醜いオーク「夜を徹し本を読み!!滲んだ血で魔法陣を書き!!」
醜いオーク「勉強のし過ぎで体を壊したこともあった……理事長の息子の同級生にフォイフォイ笑われたこともあった」
醜いオーク「……爆乳魔法を習えたであろう変身術の授業は、担当が婆さんなもんで、うっかり寝ちまっては猫に変えられてばかりいた!」
醜いオーク「だが俺は、召喚術に置いてだけは死ぬほど努力した!!あぁ、いつしかトップの成績をとった日には、先生に優しく言われたものよ……『本当によくがんばったね』と!」
醜いオーク「そうさ、俺はがんばった!」
醜いオーク「すべてはこの!! 触手プレイのためだけにだ!!!」
勇者「さっきから、ひゃあっ、ひとりで、何をべらべらとっ………あひゃ、ひゃひゃひゃ……!!!」
醜いオーク「ククク、いきがるだけ無様だな。あぁああ、良いぞ、どんどん堕ちろ女勇者。哀れなザマだな女勇者よ」
醜いオーク「さあ、もっとトロけた顔を俺に晒せ!! 表情筋を緩めるのだ!!! おなごは笑顔でいる方が断然可愛いのだからな!!!」
醜いオーク「触手に吊し上げられたその四肢の肉体美を見るに、おまえは幼い頃から厳しい勇者修行を積んでばかりきたのだろう?」
醜いオーク「同年代の友だちと腹が痛くなるほど笑った経験などあるはずもなく。死ぬほどの修行に毎晩疲れ果て」
醜いオーク「しかし村人たちは、今度こそ魔王を倒す勇者たれとばかりに強いプレッシャーをかけ。その重圧をひしひしと感じて、常に表情はこわばり」
醜いオーク「さあ、だから笑え、女勇者!! 年頃の娘らしく頬を赤らめて、もっと楽しげに笑うのだ!!」
醜いオーク「……おまえが爆乳だったら、俺もここの副管理人に抹殺されるようなことをしでかしたかもしれないがな。あいにく貧乳は好みではない」
醜いオーク「だから俺は決めたのだ! この際、冒険の旅に疲れ果てたお前を、状況のシュールさも忘れるくらい心ゆくまで笑わせてやr」
勇者「ひゃあっ、あひゃっ、らめえぇっ………!」
勇者「笑いたくなんてないのに………嫌なのに……!!」
勇者「(くすぐったく)感じちゃう……!!!」
醜いオーク「 」
醜いオーク「(俺の努力!!!水の泡!!?)」
勇者「らめぇ、なのにぃ………っ!!」ビクンビクン
醜いオーク「いやちょっと待て、待つんだ勇者!なんで今の流れから来て結局いかがわしい雰囲気になってんだ!?いや元はそうしたかったんだけども!!!」
醜いオーク「すまん勇者、わかったから!触手引っ込めるから!!これ以上おまえが喋るとマジでこのスレ通報されかね───」
???「 何 を し て い る」
醜いオーク「!!!!」ビクッ
???「………………」
???「……若い娘が。かの女勇者が。服を引きちぎられ、いかがわしい触手に身体の自由を奪われ、顔を赤らめて涙を流している」
???「オークよ──魔法を学んだと名高い唯一のオークよ。貴様も所詮、下卑な野獣だったということか」
オーク「いや、あの、それは少々勘違いで……涙を流しているのは笑いすぎたからで……!!」
???「くだらん戯言を」
オーク「あぁあっ、おやめ──」
???『 ア バ ダ ケ ダ ブ ラ 』
醜いオーク「いやちょっとさっきから世界観崩壊し過ぎじゃn ──」
醜いオーク「」バタッ
ボフンッ!
勇者「ひぁあっ、あ……っ、嘘、触手が消え、私、落ち──っ!?」
トサッ
勇者「……………………はぁっ、はぁっ……」
勇者「……あれ、痛く、ない……?」
勇者「え……な、なんで私……抱き抱えられて──」
「そなたを迎えに行けと、ある方に遣わされたのだ」
「その時にそなたを怖がらせてはいけないと、その方の側近に人型にしてもらって、万一の備えとして少々魔法も覚えたのだが……」
「おかげで、こうしてそなたを野獣から救い、抱きとめることができた。彼女にも礼を言わねばなるまいな」
キメラ獣人「──怪我は、ないか?」
勇者「──────」
魔王城
ドゴシャァァァァァアアアアン!!!
側近「!!?」
側近「ちょ、魔王様、いきなり壁を……どうなさったのです!? あぁ、怪我のお手当を……!!」
魔王「……………………」ボタボタボタボタ
魔王「(………なぜだ)」
魔王「(………胸騒ぎを覚えているのは……それなのに、こうも腸が煮えくり返るのは、なぜなのだ……?)」
その物陰
四天王たち「「「「…………………」」」」
四天王1「………魔王の様子が変だから、奴には秘密で、水晶玉で勇者の様子を見てみれば……なんてこった」
四天王2「……側近さんは、『魔王様の真意がもし本当にそうならば、勇者を迎えに行かせるキメラは、この際イケメンキメラ獣人にしてやろう。その方が連れてきやすいだろうから』………そう言ってましたねぇ」
四天王3「さて、その『魔王様が勇者の元に戻すキメラを送った真意』とやらを彼女に吹き込んだのは……果たしてだれだったかね?」
四天王4「はいはい、僕ですわかりましたよ。責任とらなきゃですね。魔王は勇者に、勇者はキメラ獣人に………あー、やっちゃったなあ……」
四天王1「……とりあえず、まずは>>32するのはどうだ?」
✕『魔王様が勇者の元に戻すキメラを送った真意』
○『魔王様が勇者の元にキメラを送った真意』
すまん、安価は>>36で
四天王1「まずは魔王にも」
四天王1「 ── 触 手 プ レ イ をするのはどうだ?」
四天王4「はぁ、やっぱりそうするしかないk……えっ?」
四天王2「まあ、やっぱりそれが妥当でしょうねぇ」
四天王3「むしろもっと早くそうすべきだったと吾輩は思うのだが」
四天王4「ちょ、え、待って何これ何が起きてる?僕の聞き間違いですよねそうだよね!?」
四天王3「『魔王陛下にも触手プレイを』。同じことを2度言わせるな鳥頭、だから貴様は四天王最弱なのだ」
四天王4「それ絶対関係ないだろあとだれが最弱だよ!ちょっと待ってよ君ら本気!? あの陛下に触手プレイ!? 触手プレイってあの触手プレイ!?」
四天王1「当たり前だ、何を驚く?……だが俺たちが申し出るわけにはいくまい。さすがに警戒されるだろうからな」
四天王2「ここはやっぱり、普段から魔王様のお世話をしている側近さんにお願いするのがいいんじゃないかしらぁ、彼女にヤられるんなら陛下も嫌ではないでしょうしぃ」
四天王4「君らあの清楚な側近さんになんてことさせるつもりだよ!!」
四天王2「(……彼女、清楚キャラだったっけ)」
四天王3「ええいうるさい、黙っておれ! 魔王陛下には側近殿による触手プレイをじっくり堪能していただくのだ!!」
四天王4「そんなことはさせない!!!」
四天王1「4……こいつまさか、錯乱して」
四天王2「ハッ!! 敵に操られているんだわ!!」
四天王4「いつもの間延び口調はどうした!? ッ、おい3、よせ、やめろっ!!」グググッ
四天王3「4の馬鹿は吾輩が押さえ込んでおく!!ここは任せて、貴殿らは先に行け!!」
四天王1「!! 3……すまん! おまえの意志は決して無駄にせん!! 必ず、必ず、側近に触手プレイされる魔王を拝んでくるからなッ!!」ダッ
四天王2「側近さんに触手プレイされる魔王様を見届けて私たちが戻るまで、絶対、絶対、死んだりしちゃだめですからねぇ……ッ!!」ダッ
四天王4「なんで僕が悪役の流れなんだよオイ!!!あといろいろしつこいんだよ台詞が!!!」
四天王4「僕は間違ってなんかない!!! これは四天王の叛逆だ!!」
四天王4「逃げてください、陛下ァァッ!!!」
四天王4「……いやアホか! アホか!! なんで僕までこんな茶番に加担する!?」
四天王4「くそっ、こうなったら──『オブリビエイト』!!」
四天王3「ジタバタ動くでないさもなくば……むっ? な、なんだ……吾輩は一体何を…グハァッ!」
四天王4「峰打ちだ、許せよ3。僕はセイチャの健全度を守るためにも奴らを食い止めなきゃならないんだ!」
四天王4「陛下! 今助けに行きます!!」ダダッ
▼ 四天王4 の しゅじんこうど が ちょっとだけ 上がった!
──“魔王の間”の前
ガーゴイルa「──そんでよぉ、あいつらわしがいっくら言っても、まぁるで聞く耳持たんのよね」
ガーゴイルb「わかるよ、歴代で揃いも揃って本当になぁに考えてんだか……おっ? そんなに息切らしてまで走ってきて、一体どうした残念イケメン」
ガーゴイルa「四天王2嬢に少女漫画を借りたがために、あちこちパシられてるのかい?」
四天王4「ハァッ、ハァッ、仮にも四天王である僕に対する暴言はこの際見逃してやる………あとあいつ本当にどこまで言いふらしてんだあんにゃろ」
四天王4「門番共、僕を中に入れろ! 四天王1と2が側近さんを唆して、陛下にあられもない危害を加えるつもりなんだ!!」
ガーゴイルa「あぁ、それでニヤつきながら入ってったのか、あのふたり」
四天王4「もう通したのか!?」
ガーゴイルb「あぁ、そんで申し訳ねぇが……たぶんもう、手遅れだと思うぜ。ほら、扉越しに聞こえるだろ……?」
四天王3「なっ!?」
ズズズズズズズ……
魔王「!? 側近、おまえ、一体を……?」
側近「あら、おわかりでしょう陛下。今さらカマトトぶらないでくださいませ……さぁ、ほら、服をお脱ぎになって?」
魔王「なっ、おい、よせっ!!」
ニュルニュルニュルニュルゥウ!!!
魔王「ッ!!? っあ、やめろっ、這わせるな、やめてくれ……!!!」
ヌルッ、ヌルゥッ、グチュ……ッ
魔王「っ、ぅあっ……」
側近「──あぁ、こんな貴方をずっとずっと見たかった」
側近「そんなに恥じらわないで、陛下。快感に身を任せて。もっと気持ちよくなって良いのですよ……?」
ヌルゥ、ヌプッ、ニュルニュルゥ……ッ
魔王「っく、ぁ、やめろっ……四天王1と2が、俺たちを見ている……ッ」
側近「ふふ、見られているからいいんじゃありませんか」
側近「さぁ──もっと、素のあなたをさらけだして頂戴……?」
四天王4「陛下ァァァァアアアアアアアアア!!?」
バーーーン!!!
四天王4「」
側近「」
魔王「」
側近「……どうしたんです四天王4さん、そんなに顔色変えて」
魔王「誰の許可を得て入ってきた?」
四天王4「……え」
四天王4「あの、側近さん、これは、一体……?」
側近「?」
側近「あぁ、この大壺の中身ですか。よいしょ、ほら、『マートラップ触手液』です。金曜ロードショーのハリポタ祭りやってるときに耳にしたことありません?」ズズズッ
側近「そのまんま、マートラップの触手を裏ごしして酢漬けにしたものですよ。流血が酷い傷を癒す効果があるんです。ほら、陛下はさっき、壁を破壊していたでしょう? その手当をしているんです」
側近「地下倉庫にあったものを、四天王1さん、2さんが持ってきてくださって。本当に助かりました」
魔王「俺は助かっていない! 魔王たる者、配下の前で傷の手当など受けぬものだ! それを、お前は!!」
魔王「しかも薬を掌に塗りつけて、直接患部に這わせるなど……!!」
側近「はいはい。そのわりに、ヤセ我慢してた傷の痛みが引いてくものだから随分素直に塗られてましたね。ほら、そちらの傷も見せなさい、もう。いい歳した大人のはずなのに、どこまで意地を張るおつもりです?」
して4「………」
四天王4「……うん……うん。正直こんな展開だろうと思ってたさ、僕だってだけどな、うん」
四天王4「そこの、部屋の隅でうずくまって肩震わせてる2人組」
四天王1・2「ッ!!!」プルプルプルプル
四天王4「最初から僕を騙して弄ぶつもりであんな言い方したんだな!? 表へ出ろこのゲスども!!!」
四天王2「……ッ、さっきの4の愕然とした顔、ちゃんと録画できましたよねぇ!?」プルプル
四天王1「……ック、っあぁ、バッチリだっ、くくっ」プルプルプル
四天王4「……本当におまえらはぁぁあああぁぁ!!!」
ギャーギャー! ギャーギャー!
…バタンッ
魔王「……いきなり俺の部屋に押しかけて来たかと思えば、別のひとりが引っ立ててやかましく出ていった」
魔王「まったく、騒々しい四天王どもだ……仲が良いのは悪くないが、あれではうるさいことこの上ない」
側近「……ふふっ」
魔王「? さっきからよく笑うな、珍しい」
魔王「おまえ、いったい今日はどうしたのだ? 四天王どもの漫才はいつもの事だろうが」
側近「いえ……あのね」
側近「……こうしてあなたの傷の手当をしているうちに、つい思い出してしまったの」
側近「私とあなたが……ただの、幼なじみだった頃を」
側近「それが、懐かしくって」
魔王「………………」
四天王控え室
四天王4「全く!全く!本当に君らって奴らは!! 嫌いだ!!! もう、嫌いだっ!!!」
四天王1「あぁ、まったく可笑しかった……思えば、俺が最初に『魔王に触手プレイしよう』と提案したときの顔も撮っておくべきだったな? うん?」プルプル
四天王4「着々と僕をいじられキャラ化させていくのやめてくれます!? 読者にそう言う奴として覚えられちゃうから! ねえ!!」
四天王2「まぁ、騙して弄ぶとはいってもね、そんなに嘘は言ってませんでしたよぉ。実際は触手液プレイ、ってところでしたかねぇ……?」プルプル
四天王4「うん、うん、2は結構可愛い顔した女の子なんだからさ、そういうこと言うのやめましょう?」
四天王2「………えっ」
四天王4「いやほら、『触手液プレイ』ってさ、なんか元のより卑猥な響きに聞こえるじゃんか。あれ? 聞こえない?」
四天王2「」
四天王1「」
四天王3「だぁから吾輩は申しておるのだ!! 奴は四天王の中で最も(頭が)弱いのだと!!!」ガバァッ
四天王4「うわ蘇生した!? まったく、いきなり起き抜けに何の話してるんだよ…」
四天王1「いや、今のに関しては俺も3に全面同意なんだがな。見ろ、あの赤面しながらも恨みがましい目をおまえに向けている2を。あれを見てもまだわからんか?」
四天王4「え……え?ちょっ、僕、彼女に何かした……?」
四天王3「……さらに恋愛鈍感要素持ちと来るとは。最弱男の主人公度がますます上がっていくな腹立たしい刻んでやろうか」
四天王4「このスレにおける俺たち四天王は全員、本来脇役に過ぎないはずなのだったがなー。そもそもこのスレ、元々どういうSS書いてたはずなんだっけか……?」
四天王3「魔王と勇者のラブコメSS、つまり『まおゆう』SSだな」
四天王4「違わないけど違うよねそれ!」
四天王2「魔王と勇者が出会わないことには、物語は始まりませんよねぇ。……肝心の『勇者』は、今頃何をしてるんでしょうかねぇ。あれから、キメラと良い雰囲気になっちゃってたりしないと良いけどぉ……」
四天王4「あ、2がこっちに戻ってき……あぁはい、そうですか、目を合わせないんだねうん。何これよくわかんないけどなんだか凄く心に来る……」
四天王4「そうだ、僕はその辺りの三角関係の責任取らないといけないんだった。なあ1、あの魔法の水晶玉を出してくれるか。今二人がどうなってるか、確認しておかないと」
四天王1「そうだな、そろそろ奴さんらの動向をチェックしても良い頃だ。何もなければ、今頃は魔王城から500キロの辺りを移動してきているはずだが──」
水晶玉<スゥウウゥッ
四天王たち「「「「!!?」」」」
四天王4「………な……な……」
四天王3「馬鹿な……!!」
四天王2「そんなぁ………」
四天王1「──まさか、>>50だと…!?」
▼ これまで の あらすじ!
▼ 女勇者 は 魔王討伐 の 旅 に 出た!
▽魔王サイド
▼ 『女勇者 か 訪ねてくる だと?』
▼ ツンデレ魔王 は 勘違い した!
▼ ツンデレ魔王 は 『ときめき』 に なった!
▼ ツンデレ魔王 は キメラの軍隊 に 女勇者 を 迎えに行かせた!
▽女勇者サイド
▼ 醜いオーク が あらわれた!
▼『くっ殺イベントだぜヒャッハァァァ──!!』
▼ 女勇者 に 99 の ダメージ!
▼ 女勇者 は 恥じらった!
▼ キメラ獣人 が あらわれた!
▼ キメラ獣人 の 『アバダケダブラ』!
▼ 醜いオーク は 死んでしまった!
▼ キメラ獣人『怪我はないか?』
▼ 女勇者 は 惚れてしまった!!
▽魔王サイド
▼ ツンデレ魔王 は 『虫の知らせ』 を 発動した!
▼ ツンデレ魔王 は イライラ している!
▼ 側近 は ツンデレ魔王 を なだめた!
▼ 側近『こうしていると、思い出すわね。あなたと私が、ただの幼なじみ同士だったころを』
▼ ツンデレ魔王 は 沈黙 している
▽四天王サイド
▼ 四天王1・2・4 は 『あくどい悪戯』 を 発動 した!
▼ 四天王3 に 207 の ダメージ!
▼ 四天王3 は 『鈍感』 を 発動した!
▼ 四天王1・4 は 呆れた!
▼ 四天王2 は 涙目で 赤面しながら 四天王3 を 見ている!
▼ 四天王ども は わちゃわちゃと 楽しそうにしている!
▽女勇者サイド
▼ 女勇者 は キメラ獣人 と ともに 魔王城に 向かっていた!
▼ ザコ敵 が 大量に あらわれた!
▼ ザコ敵 は こちらを 見ている!
四天王1「……何故、こんなことに」
四天王4「魔王の領地に棲むサラマンダーやスライム、ゴブリンといった雑魚モンスターどもが」
四天王3「キメラ獣人率いるキメラ軍隊と女勇者に……一斉に襲いかかってるなんて!!」
--------
サラマンダー<グシャァアァァァァアアアア!!!
スライム<WRYYYYYYYYYYYY!!!
ゴブリン<ゴブゥゥウォォオァアアアァ!!!
ぎゃああああああああ!!?
キメラ兵a「ぐっ、何故、何故だ!? 同じ魔王陛下に仕える、本来敵対関係にないはずの同胞たちが、何故我々に襲いかかる!?」
キメラ兵b「1匹1匹は蝿のように弱いから薙ぎ払えば事足りるが、こうも無限に湧いてこられて次々噛みつかれ突き刺されては、幾ら我々と言えども……!」
キメラ兵c「怯むな、怯むな! HP100にも満たない、所詮はザコモンスターどもだ!! 鬱陶しいことこの上ないが、所詮は──ぐっ、んむっ、ごふっ、ぁっ、あぁっ、ァ、アァアァアアアァアア!!?」ブチブチブシャァアアッ
女勇者「嘘……嘘、燃え盛るサラマンダーが耳の穴や口からキメラ兵の中にどんどん入り込んで、中から……!!」
キメラ獣人「側を離れるな、女勇者。私は何としてでも君を魔王陛下の所に送り届けなくてはならない」
キメラ獣人「君は──大切な捕虜なのだから」
女勇者「! っ、わ、わかって、るっ……きゃっ!?」
ゴブリン「ゴブォオォオオェエェエエ!!!」バキャァアァッ!!
キメラ獣人「っ、よく避けた、女勇者ッ……その岩陰に逃げ込むのだ、結界を張っておく」
キメラ獣人「──さあ、サラマンダーよ、スライムよ、ゴブリンよ。これで我々は、何一つ気負うことなく本気で貴様らと戦える」
キメラ獣人「その前に問おう、貴様らは何のために魔王陛下の遣いである我々に襲いかかったのだ? 今ならまだ、貴様らにも敬意を表し、一方的に痛めつけて反省させるような真似は控えると誓おう」
キメラ兵b「そうだそうだ! 鎮まれ! 鎮まりたまえ! さぞかし名のあるザコ敵ともと見受けたが、何故そのように荒ぶるのか!?」
キメラ兵a「てんめ逆効果だよ煽ってんなよ馬鹿野郎ぉぉぉぉぉ!!!」
女勇者「(……ああ、まただ)」
女勇者「(私、また、戦えないでいる)」
女勇者「(何が勇者、何が魔王討伐よ。スライム1匹、オーク1匹にもかなわずに、敵の寄越した遣いに助けられて、守られて)」
女勇者「(……あの憎い魔王に、間接的に命を救われて)」
女勇者「(しかも今は、その魔王の遣いが私を守るための戦いで、足でまといにすらなっていたんだ)」
女勇者「(私、なんで──なんで、こんなに弱いの)」
女勇者「(世界どころか、自分自身ひとり救えない、私が)」
女勇者「(──何故、勇者を名乗れるの)」
----うわぁああああ!!!ドラゴンだぁぁああ!!!----
----いやぁあ!ここにはコカトリスが!!バジリスクが!!!----
----怯むな国民よ!剣をとれ!!臆さずに魔族と戦うのdぐッ、ぐわぁああぁっ!!?----
----おかあさーーーん!! おとうさーーーーーん!!!----
----なあ、聞いたか---
----西の果ての大魔境に、魔王城があるらしい。そこにいる『魔王』が、魔物達を解き放った張本人だそうだ----
---じゃあ、『魔王を倒す』ことができたら、私たちの平和は戻ってくるのね……?----
----いいや、ただの人間では倒せないらしい。どんなに屈強な戦士や冒険家でもだめだ---
----しかし、国王に直属している神官の話にすらよればな----
----各村でひとり、星占いによって選び出した『勇者』を厳しく鍛え上げ、魔王討伐の旅へ送り出し----
----その『勇者』たちの中でただひとり、生きて魔王城にたどり着くことのできた、唯一の、『本物の勇者』だけが----
----悪しき『魔王』を、絶対に倒せるのだそうだ----
----嘘だ、そんな、どうして……どうして、俺の妹が!!----
----お兄ちゃん、私、選ばれたからには頑張るよ。もしかしたら私が『本物の勇者』で、お父さんとお母さんのかたきをとることが出来るかもしれないもの!----
----厳しい修行なんてへっちゃらよ!魔法を覚えて、武器の使い方を学んで、どんどん強くなって……絶対に魔王を倒して、世界に平和を取り戻すんだから!!----
----だから、ね?そんな顔しないで、私を誇って!----
----ぅ、ぁ……----
----ぐはっ、うっ、がふっ!!----
----お前はこの村の『勇者』に選ばれたんだぞ!!そんなひ弱さでは到底生き残れん!!!我が村の顔に泥を塗る気か!!?さあ、さっさと立ち上がれ!!!----
----っ、ぅ、うぅ、っ、はい、マスター……っ----
----泣くなみっともない!!それでも『勇者』か!!!----
----あの汗臭い泥だらけの子、だれ?----
----ほら、『勇者』に選ばれた子よ。ずるいわよねえ、たかが星占いでたまたま白羽の矢が立ったからって、村で一番良い家に住まわせてもらって、労働を免除されて、良い食べ物を施してもらってさぁ!!!----
----しっ。ちょっと、本人に聞こえるわよ----
----かまやしないわ。他の村の『勇者』がどうなったか、聞いたでしょ?どうせ生きて帰ってこられないわ。あの子今、死にに行くために生かされてるのよ----
----……………………----
----……っ、う、ぅえっ、っ、ぐすっ、っ……----
----だめ、しっかりして。泣いたりしちゃだめ──強く、強くならなきゃ----
----“『勇者』たちの中でただひとり、生きて魔王城にたどり着くことのできた、唯一の、『本物の勇者』だけが”----
----(行きたくない──ほんとは怖い──偶然星占いで選ばれただけで、私、何の力もない──生き残れるただひとりになんて、なれるわけ……!)----
----行かせたくない──失いたくない──俺の、今となってはただひとりの家族、唯一の妹なのに……!!!-----
----はぁっ、はぁっ、待て、待ってくれ!!----
----お兄ちゃん!!?ちょっと、だめだよ!!見送りはもうとっくに、あぁ、勝手に村を抜け出したりしたら、村長に罰せられちゃう!----
----良いから、これを持て!!『守の石』だ、お前の命を3度まで救ってくれる。何かあったら、これを握りしめるんだ----
----お兄、ちゃん----
----……生きて、生きて帰るんだぞ。絶対だ。無事じゃなかったら、っ、ゆる、許さ、許さないからなっ----
----………っっ----
----──うん----
----行ってきます!!!----
ガキィィイイン!!!
女勇者「 っ!!!」ビクッ
ゴブリン「ゴブゥゥオオォブォォアアア!!!」
キメラ兵a「あっ、あいつ!!結界を力任せに真っ二つに切り裂こうとしてやがる!!おい大丈夫か、女勇者!?なんか結界の中すんごいシリアスな雰囲気だけども!めちゃくちゃ空気重たげだぞどうした!!?」
女勇者「っ、いいえ、気にしないで!私は無事!あぁ、それより……!!」
WRYYYYYYYYYYYYYY!!!
キシャァァアアアァァァアアアアアァァァアアアアアアアア!!!
ゴブゥウゥウエェエォオオオァアアアアア!!!
キメラb「こちらの話が、まるで通じない!!隊長、これはやはり……」
キメラ獣人「酷い暴走状態だ。やはり何者かに操られているのだろう。だが、我々を勇者の迎えにやった魔王陛下がそんなことするはずがない……人間にとっては害以外の何物でもない。誰が何故、こんな真似を?」
キメラ獣人「いや、今はそのことを考える暇などない。我が隊員よ、皆伏せていろ」
キメラ獣人「この際致し方ない。同胞を手にかけたくはなかったが、この場は私がすべて一掃する!」
キメラ獣人「アバダ・ケダブラ・マキシm──」
キメラ獣人「ッ!?」
キメラ兵「「「!!!??」」」
女勇者「なっ──」
キメラ獣人「何故、あなたがここに──!?」
>>70 「他の兵が地に伏し 隊で最強の魔力を与えられた貴様が 無防備にひとり立っている」
>>70 「この時を ずっと 待っていた」
>>70 「『アバダ·ケダブラ』!!!」
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