恋の奴隷【NL/募集中】

(やはり人間に対しての共振が深く植えつけられているのか。視線を合わせようとするもすぐに逃れるように俯くと、名前なんてとどこか投げやりに答えるような相手がいきなり「様」をつけて呼んでくると「様は余計だよ…」とどこか照れくさそうに言えば「じゃあノア、これからもノアだ」と言っては相手の頭をくしゃくしゃとなでて。二の腕を見せた途端、焦がれるように見つめる相手が本来主食であるはずの血を拒否すると、「いいから飲めっ、それに俺はお前のご主人様じゃないから気にすんな」と再度、自分の血を飲むように促して)

(何だかむず痒そうな、今まで見たことのない反応をする相手の気持ちが読み取れず不思議そうに様子を伺っていると、不意に頭に大きな手が置かれ。叩かれるのかと身構えるが手は髪をくしゃくしゃ乱すだけで、意図のわからない行動にただ暴力を振るわれるよりも不安が増して表情に暗い影を落とし。自分がきちんと教育された奴隷だということは証明できたはず、それなのに差し出されたままの腕を黙って見つめていたが、相手の言葉を聞くと思わず顔を上げ｢…秋嶋様は、私を飼う為に拾ってくださったんじゃないんですか…？｣主人ではないという一言を疑問に感じて口を開き)

（頭を撫でるも更に表情を暗くして俯くと、なにかしてしまったのだろうかと心配になってきて、なにか話題を変えようとすれば「そうだ、体冷えてるだろうし風呂入ってきな」と相手を立たせれば浴室へと促し。こちらの言葉に反応するように顔をあげれば、問いかけてきた言葉に「そんなわけないだろ。自分の家の前に人が倒れてたら放っておく人なんていないぞ」と明らかに常識から外れた相手の考えはやはりどこまでも人間に対して恐怖を植え付けられたもので、そんなことはないと諭すように述べて）