/ヨーロッパ風/主従物/NBL/相性重視/仄々/シリアス/
/※召使×主様固定トピ/
それは何処にでも有触れた御話。
名を馳せた大富豪の家に生まれた子供は、幼いながら大人顔負けの達観した子供らしくない子供として育つ。我儘一つ、駄々一つ、文句を声高らかに訴える事が無い聡明で有るが人らしくない、感情の見えない子供として育つ。
金はあるが愛情を掛ける時間の無い両親は危惧し、恐れた。
このままでは最愛の我が子が人の心を持たない化け物に育ってしまうと。
恐れ、専属の召使を付けるが子供とも大人とも言えない達観しすぎた考えと、心の読めない子供らしさの見えない子供と言うアンバランスに恐れをなして一週間と持たずにお暇をくださいと願い出る始末。
そんな中、一人訪れた召使は少し違う。
大富豪の息子だからと媚び売る事も諂う事も無く対等な人間として一定の距離を確りと保ち接して、時に厳しく、時に優しく、本来、親が子に与える愛情を親身に与え続けた。
その召使に少しずつ心を惹かれ、その召使にならば我儘も言えるし甘える事も出来るようになる。そして、子供は初めての恋を知る。
自分と召使もいずれは、父様や母様のように幸せな夫婦になるのだと。
それは子供が5才、召使が17歳の、現実を知らない幼い夢だった。
>募集:大富豪の子供(18才/男女どちらでも)
>提供:子供専属の召使(29歳/男)