19910 2016-11-13 20:55:08 |
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お早い反応/トピ建てありがとうございます。19912です。
置きレス等の表記が無かったので参加希望しましたが、普段は即レスが難しく週に1~2レス程になってしまうかと思います。
よろしければ是非お相手務めさせていただきたいです。
ありがとうございます。
レス速度の表記が抜けておりましたが、此方も頻度はそこまで高くありませんので同じく週に1、2度になると思います。あまりに間が空きそうだと判断した場合はご報告させて頂きますので宜しくお願いします。
本題なのですが、募集版で募集Cの大まかな設定を記載しましたがその他はご自由に脚色して頂ければと思います。また年齢や職業等もご希望ありましたら是非お聞かせ願いたいです。
此方がやらせて頂くキャラの設定だと恋人もいるので、20後半~30前半くらいの親が結婚を期待したり急かしてくるくらいの年齢だと面白いかな、なんて思っております。其方の年齢は同い年でも年下でも、お任せしたいです。
職業はぱっとは思いつかないですが、同じ部署ということなので、会社員か、教員や医療従事者でも楽しそうですが、ありがちな上に専門知識が無いと設定の意味がないでしょうか……。
ぼんやりとですが、チャラ男の彼と対照的になるような、所謂良い子だがギャップがある、みたいなキャラを作りたいと思っております。
もし特定の萌え/萎えがありましたらお教え頂けると幸いです。そちらを参考にプロフィール作成いたします。でき次第ご報告させて頂きます。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
そうですね、此方は年下が良いかなと考えているので其方の年齢を確認次第設定させて頂きますね。
此方も何となく想像していた職業はやはり会社員か教員辺りだったのですが、場所が学校となるとお互いの絡みもそこまで多くならないかななんて思ったので無難に会社員が色々とお話を進めていくうえでやりやすいかなと考えております。
ギャップのあるキャラとても魅力的なので楽しみです。萎えはそこまで無いのですが一般的に苦手とされるタイプ(受け身、女々しい)ぐらいですかね。萌えはそれ以外で、特に喫煙者や腹黒いタイプが好みです。此方もプロフィール作成しますのでご要望あれば仰って下さいね。此方こそ宜しくお願い致します。
プロフ作成の段階で早速遅くなってしまいました。すみません。
会社員の設定でプロフィール作らせて頂いてます。自分で言っておいてあまりギャップのある息子にはなりませんでした……。喫煙者にはしようと思っていましたので、好みが合って幸いです。
此方からの要望は遅くなってしまったのもあり、特にありませんが、チャらく振る舞う理由が特別に何かあると萌えるなあなんて考えております。
今夜中には投下しますのでよろしくお願いいたします。
だらだらと長くなってしまいましたが、こんな感じで完成いたしました。個人的な趣味全開ですみません。
不備等ありましたらなんなりとおっしゃってください。
奥野 淳太郎(おくの じゅんたろう)
31歳 平社員 新卒で入って2年前に外回り中心の営業からデスクに移った人。
父親が九州出身で、そのせいか目鼻立ちのくっきりしたどちらかと言えば濃いめの顔立ち。目と眉の間隔は狭いが、父譲りの弧を描いた眉と目は二重の垂れ気味で、キリッとしているというよりは犬顔、エロ顔、と形容されがち。唇は適度に厚く、への字。すっきりした顎周りに髭は綺麗に剃られ、コシのある黒髪は普段は七三分けとオールバックを合わせたような髪型に丁寧にセットしている。自己評価は高く、イケメンと評されても許されるレベルと思っている。
身長は180cmに届かないくらいで細身だが骨格は細くなく肩幅もあるのでひょろりとした印象は無い。デスクに移ってからはネクタイや靴に前程気を遣わなくなったよう。
仕事は真面目にこなし、職場での人間関係は良好。ただあまり個人的な事やプライベートの話題は積極的に話さずはぐらかすことが多い。他人に合わせたり自分の意見ははっきりとは言わないことも多く、好き嫌いは激しい方だが、苦手な人にも笑顔で接し、向こうがそれを好意と受け取るのが楽しいタイプ。表向きは良い人。パーソナルスペースは広めで、仲良くしている人に対しても少なからず壁があり、内側に入れても良いと認め心を開いた相手はどんな人だろうと無防備に信用・信頼し、無意識に尽くす。
思春期の、性的なあれこれの知識がついた頃に自分は同性に対しても反応するのだと気付き、世間一般と同様に同性愛は正しくない、異様なものという認識があり、激しく自己嫌悪に陥る。4歳年上の姉の部屋からBL同人誌を見つけ、初めて目にした同性同士の絡みに興奮するが、姉がそれを隠していることからも同性愛は良くないものなんだという思いが強まる。自分は同性愛者だと思わないように幾度も取っ替え引っ替え女性と付き合うようになる。勿論今の彼女も可愛いと思っているし愛情はあるつもりだが、"女性相手に反応する普通な自分"を守る為に付き合っていると言っても過言ではない。自己嫌悪するのと同様に同性愛者全般を嫌っているが、成人してからはその手の場所やインターネットの掲示板などで一夜の相手を探すようになる。同性と正式に付き合ったことは無く、友人や親にカミングアウトしたことも無い。
愛煙家。10代から吸い始め、以来赤マル一筋。ソフト派。外ではライターを使うことが多いが、マッチで吸うのが美味しい。ジッポには興味無し。メンソ吸う奴とは仲良くなれないと思っている。
都心から離れた1ldkのアパートに一人暮らし。通勤は車で40分。
プロフィールありがとうございます。とても素敵な息子様で感激しております。全て読ませて頂き、幾つか参考にして此方も作成致しました。以下で問題無ければ始め方を大まかに決めたうえで絡みを始めていきたいと思っております。
布瀬雅臣( フセ マサオミ )
29歳。177㎝。会社勤め故に黒髪、特に毛先を遊ばせる訳でもなく肩には触れていない一般的な長さ。ストレートな髪質で前髪は無造作に流しており、片耳に複数ピアスの穴が開いている(普段は髪で隠れていて目立たない)。色は白めですらりと細身。切れ長の目に鼻はすっと伸び右目の下にホクロが一つ。私生活は支障が無い為裸眼だが仕事中は黒縁眼鏡着用。
日頃から人当たりの良い笑顔を浮かべており、要領も良く上司のウケも上々。だがあくまで表面上だけでありプライベートでは口も悪く態度がすぐ顔に出るタイプ。またそれなりのビジュアルを兼ね備えているおかげで女子社員からの人気も高いが、男が好きだと公言している為面倒な男女の恋愛ごとに巻き込まれる事は滅多に無い。ただ女性の恋愛相談に乗る事は多い(内心はどうでもいいと思っている)。その際のアドバイスが的確故に付いた愛称はチャラ男。ただ人望は厚く、男好きをカミングアウトしていながらも周囲から偏見の目で見られる事も無く無難に日々を送っている。
高校時代はそれなりの不良で、ピアスもこの頃に開けたもの。当時そんな自分を熱心に指導してくれた担任が初恋の相手。担任も自分を受け入れてくれて、卒業したら一緒に住む約束までしていたが、卒業間近で女性との結婚を報告される。刺激的な生活を送りたかったという理不尽な言い訳を投げ付けられ、当時のショックから本気で一人を想う事に恐怖を感じるようになり、チャラ男と呼ばれる今に至る。社内や通っているバーにも数人遊び相手が居る。向こうに恋人がいようが結婚していようがその瞬間自分が楽しめればそれでいいというスタンス。典型的な熱しやすく冷めやすいタイプで、しつこく迫るのは好きだが逆にしつこくされるのは嫌い。交際を迫られると容赦無く突き放すクズっぷり。
例の教師がメンソールを吸っていた事から、あの頃の出来事はトラウマとして記憶に残っているものの未だに同じ銘柄を吸っている。
相手(奥野さん)は一目見た時からタイプだと思っており、女子社員から彼女がいるという情報を聞き、どうにかして接点を持つチャンスを伺っている。
そう言っていただけて良かったです!
大分此方のわがままな奥野に合わせて頂いたようですみません。絡みが楽しみになる設定で今からわくわくしております……!
ひとつ質問なのですが、二人は最終的に恋人になる、という認識で良かったでしょうか?
連投申し訳ないです。
PLの仕事の都合等でまたお返事するのに間があいてしまうかもしれません。始め方云々については其方で決めて頂いても大丈夫ですので、すみませんがよろしくお願いいたします。
最終的には恋人になれたらなとは思っております。初めのうちは存分に塩対応して頂いて構いませんので!段々お互いを知っていくうちに奥野さんが葛藤していく様子なんかも見れたら嬉しいなあなんて...個人的嗜好全開ですが。笑
冒頭は無難に会社の飲み会に参加する所から始めますね。描写や心情無駄に入れ過ぎて読みづらいロルになると思いますがお付き合い下さると有り難いです...!問題無ければ絡み文は此方から提供します!
癖のある二人がどうやって歩み寄るのか想像も楽しみです……。奥野には自由に動いてもらおうと思ってますがどうなることやら(笑)。
了解いたしました。此方こそ支離滅裂なロルになりそうですがやさしくしてくださいね……!
あー...この後、ですか?
(世間でいう華金。今日がまさにその日。大体の会社員はこの日を楽しみに働いてるといっても過言ではないだろう。そんな会社員の自分はというと、普段から節度のある生活とは全く無縁で飲みたい時に飲むし遊びたい時に遊んでいるから正直曜日なんて関係無く。定時に仕事を終えると帰り際、案の定上司から飲み会に誘われ返事に詰まりお得意の笑みを零し。─…昨日オトした子と約束してんだよな。自称クズとはいえ、一度した約束は割と守る方なのだがふと視界にある人物の姿を捉え思わず目を丸くし。「あれ、奥野さんも行くんですか」気付いた時には疑問が直接言葉として零れており。相手は人付き合いも良い方だがあまりこういった大勢の飲み会にいる姿を見た事が無く、つい興味が湧いてしまい。彼とは仕事中に最低限の会話を交わすぐらいで私生活については踏み入れる事を許してくれないイメージがある為ひょっとしたら今日が絶好の機会なのではと、一気に自分の意識はこの後の飲み会に向いていて。「やっぱ俺も行こっかなー?ほら、俺みたいな盛り上げ役、必要ですよね?」へらりと上司に笑みを向け、同時にドタキャンのメッセージを送信。早速店に向かう途中、違和感の無いように相手に近付きにこりと微笑みかけ)
まさか奥野さんが来るなんて、意外だなあ。今日は飲みましょうね?
(/出だしはこんな感じで大丈夫でしょうか…?ちょいうざキャラな布瀬ですがよろしくお願い致します…!)
布瀬さん。折角の金曜日ですしね。ていうか俺、そんなに付き合い悪いつもり無いんだけどな……
(傍目に見ていた、上司と同僚の会話。俺が行くなら彼も行くという意味のことを言っていた。何だか知らないけど無責任に俺の所為にされたようで内心げんなりしていたら、当の本人が此方に向かってくるのだから得意の愛想笑いをするしかない。特に親しくしている訳でもないのにどうして俺が標的にされたのだ。尤も、標的、という言葉は彼にとっては適切ではないかもしれない。あくまでも、彼にとっては、だ。いかにも軽そうで、しかもゲイだと言う。典型的な嫌いなタイプ。困ったように曖昧な笑みを浮かべ隣に並んだ彼に顔を向け。然程身長差がある訳ではないから見下ろす形にはならない。端正に整った顔立ちだ、さぞモテるだろう、勿論ゲイにも。ふと、コートのポケットが一瞬重たく感じる。携帯のバイブの所為だ、恐らく彼女からのメッセージ。先に飲み会だと連絡は入れておいたのだが、その返信にも返信しないと容赦無く追撃が来るのは想像に容易い。飲み会の最中に電話が来て出ないとキレるなんてことも有りそうで笑えない。人といる時に携帯を触るのは好きではないのだけれど。仕方なくポケットからその最新機種を取り出せば案の定彼女からの圧力がかかったメッセージで、溜息を吐きつつ素早く一言打って返す。「じゃあ今日は会えないね」、「悪い」なんて。今日会う約束などしていないのに。はっきりとは言わない癖に、空いた時間は全て彼女のために捧げろとでも言いたげな素ぶりばかり見せてくるのが苦痛でしかたない。一種のステータスであるかのように顔で女を選ぶから碌な彼女と出会わない。それは自業自得なのだろうけど。無論そんな様子は彼に見られていただろうから、苦笑いして肩を竦めてみせて)
(/奥野も相当性格に難有りですが……。懲りずに構ってあげてください(笑)。)
(付き合いが悪くない事は分かっている。飲み会に行く様子を何度も見た事があるし、ただ単に自分と相手のタイミングが合わないだけ。「でもほら、俺が飲み会にいる時って大抵奥野さん居ないから。避けられてんのかなー、なんて。ああ、今のは冗談ですけど」と言いつつけろっとした笑みを一つ。冗談とは言ったものの、相手に良く思われていないのは多分事実。相手は気付かれているなんて知りもしないだろうけど、その位少し言葉を交わせば容易に判断出来る事で。飲み会の件は故意ではないにしろ、なるべく関わらないように、程度は思われているだろう。相手がどう思っているかなんて自分には関係無い事として捉えている為気にせず隣をキープして歩いてやる事に。だから相手が何とも微妙な顔付きでスマートフォンを操作している様子も黙って眺め。きっと彼女だろう。"彼女を大事にしている" 、"結婚も時間の問題"なんて噂されている例の彼女。俺には全然そんな風に見えないけど。いつもの笑顔とは異なる表情で肩を竦めた相手を見てそれは確信に変わり。おかげで興味はどんどん膨らみ、居酒屋に到着すればあえて相手の正面の席に座る。だからと言ってしつこく話しかける訳ではなく、自分は隣の同僚と何気無い会話を楽しんだり率先してメニューを注文したり。時々相手と視線がぶつかればその際はいつもの微笑みを。折角相手を観察する絶好の機会だというのにスマートフォンの画面に着信中の文字が浮かび上がる。小さく溜息を零せば席を離れ、店内でも比較的静かなトイレへ向かう途中の通路で立ち止まり通話ボタンを押し)
だから、無理になったって言っただろ。つーか俺らそこまでの関係じゃないし。面倒臭いわ、お前。
(横に並んで歩いてきた同僚が、当たり前みたいな顔で真正面に座ってきたときは心底溜息を吐きたかったが、ちらりと視線を寄越しては微笑む彼に自分も笑い返すことで精一杯だ。以前、友人に自分が同性愛者寄りであると言い当てられた事がある。もうその友人は友人では無いけれど、やはり類は友を呼ぶというか、少数派であるがゆえに同類を見つけることに奴らは長けているのか。彼は鋭そうだし。気を張れば余計に勘づかれるだろうなと努めていつも通り振舞ってみせる。と、いうか、彼など眼中にないのだと。避けられていると彼自身冗談めかして言っていたように、そこまで露骨ではないものの関わりたくないのは事実で。幸い両隣りが社内では仲の良い方の同僚たちで、くだらない話に酒は進む。弱くはないが飲むとハッピー野郎になってしまうたちのようで、同僚の下手くそな物真似に噎せるほど笑っていて正面の彼が席を立ったのに気が付かず、グラスが空いたタイミングで同僚にハイボールのお代わりを注文するのを頼んで、トイレ、と立ち上がり。通路で立ち止まり携帯を耳に当てる彼の姿に漸く気が付き、)
あ。……っと、ごめん
(思わず声が洩れ、気まずいが気持ち身体を小さくして横を通って手洗いへ入り。何やら知らないが聞いたことのない剣幕で喋っていたように思う。ああ、後で口止めでもされるのか、否今の件を縁とでも呼んで絡んでくるのか。どちらにせよいやだいやだ、と用を済ませ鏡に映る自分に眉を顰めてやり)
(こっちは結構突き放しているつもりなのに向こうがなかなか食い下がってくる為どんどん苛立ちは募っていく。自分は後腐れの無い付き合いが好きだ。確かに気に入って声を掛けたのは俺の方からだったが、こうも自分の私生活に踏み込まれると流石にどんどん熱は冷めていく。折角さっきまで良い気分でいたのに一体コイツはどういうつもりなんだ。壁に深く凭れかかり電話越しにも伝わるようにわざと大きな溜息を吐いた瞬間、ふと小さな声がしてぱっと顔を上げると遠慮がちに目の前を横切る相手の姿を捉え若干目を見開き。─聞かれたよな。会社の人間に対してはなるべく猫を被って過ごしている為今の自分の姿はあまり見られたくないものではあった。別に必死こいて隠している訳でもないし良いのだけど。とにかく半ば強引に通話を終わらせるとトイレの扉を開き何事も無かったかのようにいつもの笑顔で隣に立ち、洗面所の鏡と険しい表情で睨めっこをしている相手の目を鏡越しにジッと見つめ)
…いやあ、ヘンなとこ見られちゃったかな。引きました?
……いや、何話してるかまではわかんなかったから
(やっぱり、こっち来るよなあ。眉間の筋肉をやや緩めて此方も鏡越しに彼に視線を遣る。話を聞いていないのは本当だ。すれ違っただけでははっきりと何を言っていたのか案外分からないものだ。聞こえていたところでメリットはないように思うし別に気になりもしない。だから言いたがったって電話の内容は訊いてやらない。次いで、くるりと身体ごと振り向き、「戻ろうか。いい男が2人も揃って居ないとみんな寂しがりますよ」と微笑んでみせ。酔いが醒めるわけではないが席を立つと思考が幾分クリアになる。というのは言い訳に過ぎないだろうか。酒が入っていても苦手な相手は苦手なままだ、折角さっきまで楽しかったのに、とは思わないにしても。先に手洗いの出口へと向かいながら、彼があまり酔っているようには見えないことに気付く。ああ、酔っているからこういう振る舞いなのか、でももう知らない、考えたってアルコールでやんわり麻痺した頭では分からない。というか、別に関わるつもりも無いから初めから無意味だ。通路に出て再度彼を振り返り、「つーか、男がションベン長いと世話焼きのザルが心配して様子見に来ちゃう」と真顔で告げてやる。電話の内容は知らないこと、ここでこれ以上話す気は無いこと、それが伝わればいい)
それもそうか。ヨシ、行きましょ。
(良くも悪くも、会話の内容までは漏れていなかったようで短く息をつく。それにしても、本当嫌われてんだな。俺。思考がままならない程飲んだ訳でも無い為そのぐらいの判断は容易に出来る。いや、相手の場合酔っていようがなかろうが俺に対しての反応は変わらないだろうけど。特に何かをした覚えは無いし、関わりだってそんなに無いのに。まあこれだけ外見も良ければ多少は自負もしているだろうし男が好きだと公言している人間に対して警戒するのは当然なのかもしれない。にしても相手はやや露骨過ぎる気もするが。先に出口に向かう相手の背中を眺めながら適当に返事をする。本当はこのまま酔ったフリをして…なんて考えていたがなかなか難しそうだ。少しぐらい苦戦する方が燃える。自分にそう言い聞かせ小さく舌打ちを零して席に戻る。周りの連中はすっかり出来上がっていて尚更酔える雰囲気でもなさそうだ。適当に話を合わせているうちに気付けば話題は自分に流れていた。「布瀬さんって、どういう男の人がタイプなんですか?奥野さんとか、カッコイイし好きそうな感じするけど」すっかり酔っ払った女性社員にいきなりぶっ飛んだ質問をされ、思わず飲んでいたウーロン茶を吹き出しそうになる。軽く噎せ胸を叩いて何とか落ち着けば、どうせなら少し揶揄ってやろうか。そんな思いが頭を過って)
奥野さん?あー、確かに顔はタイプだけど。でも頭固そうだしなあ。ていうかそもそも彼女さん居ますもんね。ノーマルの人に手出すつもり無いからさ、俺。
(背後から痛い程の視線を感じるのは気のせいだと己に言い聞かせて素知らぬ顔で通路をずんずんと歩く、実際気のせいかもしれないし。席に戻ると同僚が頼んでおいてくれたハイボールが既に届いており、軽口を叩きながら押し付けるようにグラスを持たされる。何故か3人でまた乾杯し、薄い琥珀色の液体を喉に流し込めばきつめの炭酸が気持ち良い。煙草はテーブルの上か尻ポケットか、はたまたコートのポケットか、ここに来てから吸ったのは灰皿を見れば明白なのに、紅白のパッケージが見当たらない。一通りきょろきょろ探して、いつの間にか隣の同僚に差し出されている。アルコールに煙草は二日酔いになりやすいと言われているが、そんなの気にする喫煙家は居るまい。半分以上中身を残してとっくにくしゃくしゃになったパッケージから取り出した一本に火をつける)
……ちょっと。勝手に俺の話しないでくださいよー
(例によって両隣の同僚と話していると聞こえてくる、女子社員と正面の彼とのやり取り。思わず吸い始めたばかりの中学生のように煙草に噎せて、思い切り、けほ、咳とともに白く濁った煙を吐いてしまう。向かいに座る彼の顔面にもろに吐きつけてしまっただろうと、素早く目の前に広がる白を手でぱたぱたと除ける。顔は好みだと言ったか。ただ笑いの種にとそう言ったのだろうが。ならばと、「まあでも。布瀬さん綺麗だし。歓迎しますよ」と笑ってやり)
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