A 2016-11-11 00:19:46 |
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「……なあ、結婚しないか」
一世一代の勇気を振り絞ってみたところ――――異国美人の嫁さんができた。
【世界観】魔法あり、でも近年は銃や大砲も出てきはじめた西洋ファンタジー世界。新婚夫婦の俺と君が暮らしているのは、王政を敷き、屈強なドラゴン騎兵を最大の特徴とする魔法大国ドラフィリア――の北方にある、こじんまりした村ノルフェイルだ。農耕や牧畜をして暮らしているのどかな村で、村民みんな仲が良い。夜の酒場には村の男どもが賑やかに集まるし、女たちは井戸端で楽しそうに噂話。病気や怪我をした時にゃ大婆様が薬草をくれる。村の神殿にいる巫女さんだけはちょっとした魔法を使えて、加護を授けてくれたりする。荒っぽい俺は若干浮きがちだが、とにかく平和な場所だ。ただし、夜になったら10メートルある村の防壁の外には絶対に出ないと約束してくれ。――この国の辺境に蔓延る、夜の闇から生まれ出る巨大な黒い魔物たちに喰い殺されてしまうから。
◆ストーリー◆王族・貴族・神官・魔法使い等、大金を報酬として複数国の数多の人間を殺してきた、流れ者の殺し屋の女。しかしドラフィリア滞在中にとうとう指名手配され、出入国管理が強化されたため海外逃亡も叶わず、やむなく旅人として辺境の村ノルフェイルに潜伏する。しかし、闇で買った偽の異国人身分証の在留期間の期限切れが間近。入村したときにも見せたものなのでごまかしは今更効かない。このままでは不法滞在になり、村の憲兵に検挙されて王都に通達が行き、ゆくゆくは例の指名手配犯と判明して死刑になってしまうだろう。この村を出なければならない――でも、次はどこに隠れたら?
悩んでいたある日、狼じみた風貌は端正だが村ではどこか浮いている、猟師の青年が声をかけてきた。じきにこの国にいられなくなると聞いて顔色を変えた彼は、沈黙した後、不意の一言。
「……なあ、結婚しないか。君さえよければ。そうしたら――ずっと、ここにいられるだろ?」
異国の人間であっても、結婚して身元を保証され、各地の神殿に届け出を出せば、その国に在留することができる。各地の神殿が王都に送る住民記録は文字情報だけ、しかも届くまで数か月かかるから、色々と欺くことも難しくない。出入国管理の強化が解除され、高飛びしやすくなるまでの間だけ、仮初の結婚生活をして身を潜めても損はない筈。幸い、この男は自分に惚れているようで、その意味でも便利そうだ。
――かくして、一流の殺し屋の女は、山村の猟師の男の新妻として偽りの生活を始めた。
【提供】猟師の俺。25歳、黒髪金眼。不器用だがそれなりに一図。家畜用の小型ドラゴンを飼育していて、こいつらを使ったヘラジカ狩りや卵、毛皮の販売で生計を立てている。実は密かに騎乗用の大型ドラゴンを育てようと色々細工や品種改良をしてるが、これは重罪だから村の憲兵たちにも内密に。ドラゴンを育てるのもヘラジカを解体するのも重労働だから、肉体や荒事には自信がある。村の男どもの間で密かに噂になっていた「謎の異国美女」の君とむさくるしい俺が電撃結婚したことがバレた暁にはフルボッコにされたけれども、毎日遠くから眺めるだけだった君が隣に来てくれたことで、実は凄く幸せになった。何かわけありなのは薄々感じてるが、打ち明けてくれるまで、或いは終わりが来てしまうまで、野暮な質問はしない方針だ。一応、今でこそ平凡だが、元々殺しの仕事をしていることもあって、実は君と同じだけの殺し屋のポテンシャルを秘めてる設定。
【募集】複数の国を渡り歩いて殺し屋してた俺の嫁さん。スレンダー美人。髪色や瞳の色からひと目でわかるように、生まれはとある外国で、孤児として育ったとのこと。ある日ノルフェイルにやってきて、酒場の上にある宿で2ヶ月ほど暮らしてた。で、酒場によく通う俺が君を見かけるうちにあっけなく惚れたものの、ある日声をかけたらこの村にいられなくなるとか言うんで、阿呆なことに過程も何もすっ飛ばしていきなりプロポーズした――そしてそれを受け入れてくれた人。酒場の宿を出て、昨晩から俺の仕事を手伝いつつ俺の家で暮らしてる。知的で、美人だけどちょっとミステリアスで、何となく今まで独りきりで戦って生きてきたことを感じさせる嫁さん。だから、閉ざしてる心を開いて旦那の俺に甘えてくれたら……って思ってるんだが、過程のない結婚だったし、多分その辺はこれからなんだろうな。
◆備考◆
ロルは長すぎず短すぎず、100~400ほど。たくさん君と絡みたいが、最低で週に一度程話せたら構わない。
潜伏のために結婚した闇の世界の人間である君が、仮初の結婚生活をするうちにちょっとずつ俺に心を開いてくれる物語――になると嬉しい。とりあえずやりたいのは、一緒にドラゴンを飼育したり、俺が狩ってきたヘラジカで嫁さんが料理してくれたりする平穏な新婚生活だな。
殺し屋を俺に知られることを恐れる君が葛藤したり、王都から指名手配の知らせを聞いた憲兵に怪しまれて正体がバレかけたり、ふらりといなくなった君を俺が全力で探しに行ったり、村の外に蔓延る夜の魔物が暴走して村が壊滅、正体がバレやすい他の場所に逃げざるを得なくなったり……そういうシリアスイベントもやれたらと思ってる。ちなみに、のどかな村が闇の魔物に襲われて壊滅するのは、近いうちに起こる確定事項だ。
雰囲気重視だから、背後同士の相談とかの会話も、キャラ口調のままでやる半なりで宜しく頼む。抵抗のある人はごめん。こちらの性格や口調については、そちらの好み次第で多少変更可能だ。
もし興味のある方がいたら、俺の家で初めて朝を迎えるシーンのロルを回してもらえれば。結婚届だけ出して俺の家に来てすぐってことで、手は出してないし、一応別々の寝床で寝てる。いつもと目覚める場所が違うし隣に昨日結婚したばかりの良くは知らない男が寝てる、それだけの普通の朝だ。相性判断用だから簡易で構わない。
俺得すぎて声がかかるかわからんが……良縁を願って。
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