【　　 This world is rotten.　　】 ──bml/戦闘可/人数制限有/置レス

　　【　　2307年　-月-日　　】


事が起こったのは遥か昔、2092年。一つの事件が起こる。大都市での過去最悪大量虐殺、議/事/堂の爆破破壊が同時に行われた。このかつてない混乱に、悪意を育てた無数の犯罪予備軍達は隠していた牙を剥き、都市はさらなる虐殺と破壊に襲われる。たった一日で、日本は絶望という沈黙に包まれたのだった。歯車が狂う前の、長い静けさ――。

その影響を受けた国は、70年の時を費やしイーサスセーブという犯罪心理を強制的に制御するシステムを開発。

そして2307年、長い長い沈黙を破った政府はCLB（シーエルビー）という犯罪管理組織の確立を大々的に発表した。集められた人材は警察官、心理学者、解剖学者、自衛隊等。―そう、犯罪者は警察に取り締まられるのではなく、CLBに寄って抹殺…殺害される時代へと突入したのだった。
　本日、2307年-月-日。天気、曇天。



　　【　　イーサスセーブについて　　】


全人類に対して強制的に適用されるシステム。国の境界線、建物や家の入り口、乗り物に乗る前などあらゆる場面に機械が設置してあり、取り外そうとしたり破壊しようとするとCLB本部まで強制連行され、一ヶ月に渡ってメンタルケアを受けることに。犯罪心理の制御だけでなく、意識状態や心理状態、害意度などを危険度として数値化することが可能。危険度の平均は100Z〜250Z。闘争心が強かったり怒りっぽい人間は300Z〜400Z。犯罪者、犯罪者予備軍は500～2000Z程。サイコパスはそれ以上。フォルムはスマートフォンの半分程の大きさで色は銀で統一。画面には随時女性の目のマークが表示されており、人を感知すると自動音声機能が女性の声で作動する仕組み。挨拶や日常会話も可能。危険度が0Z〜400Z前後の人間しかあらゆる建物や乗り物を利用出来ず、それ以上だった場面は危険度によって連行か殺害。スキャン式で、青いレーザーを浴びることに寄って犯罪心理や元になる怒りや憎しみという動機をケア、制御されるが催眠術のように効き目がない人間も存在する。イーサスセーブの存在を危険だと批判する者も居れば、神と称える者も少なくはない。



　　【　　CLB組織について　　】


主に警察官、心理学者、解剖学者、自衛隊から選抜された人間が集まる組織。より危険度が高い犯罪者を対象としており、今では警察は殺害以外の危険度の低い犯罪、CLBは極めて危険度の高い犯罪を扱っている。取り調べ等行っておらず、イーサスセーブが黒だと判断すれば抹殺、白だと判断すれば監視。CLBの仕事は容疑者を絞る捜査と犯罪者の殺害となっている。
CLBの中でも階級が有り、それとは別に特殊部隊が存在する。特殊部隊には特に優れた身体能力と明晰な頭脳を持った警官と選りすぐりの学者が配置されており、主にテロや大きな殺人犯罪を専門としている。



　　【　　3FACE（犯罪組織）について　　】

3FACE（スリーフェイス）という海外の犯罪組織が日本に進出してきたのは2305年、今から二年間。たった二年間で3FACEが日本で巻き起こした犯罪は50件以上。違法薬物の裏取引にでの揉め事に関する人間の殺害も多いが、一般市民を無差別に殺人する事件が目立っている。数々ある犯罪組織が次々とイーサスセーブに寄って抹殺されているこのご時世で、生き残っている数少ない犯罪組織。ほとんどの人材が外国人やハーフが大半を占めている。3FACEというのは、三人の男を表している。組織の人数自体は100人程度だが、主にこの三人が主動、所謂ボスとなっている。