ロアレイズ=クロディアース 2016-11-07 17:32:08 |
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(/ こんにちわ通り越して、こんばんわという時間になってしまいましたが…。これから始めるということで構いませんか?絡み文のほうはどうしましょう? )
…不味い、何だこれは?
(広すぎる食堂の中、すでに用意されていた食事を一人で黙々と食べ進めていたのだが、何に気分を悪くしたのか突然手にしていたスープ用のスプーンを乱暴に音を立ててテーブルの上に置いて。今まで食べて居たスープの中を覗いて指差し。「誰もいないのか、私にこんなものを食わせるなんぞいい度胸ではないか」と冷たく、鋭い声でそう言うも虚しくなってきて再びスプーンを手にし)
――ロアレイズ様。どうされたのですか?
(鼻歌を歌いながら主のいない部屋の中を掃除していたのだが、突然扉が空いてそれなりに話す同じメイドの子が顔を出して。聞けば、我が主が食堂でまたもや我儘を言っているのだという。怖くてどうしようもないから行って欲しいと頼む彼女に、困惑の笑みを見せ。その場の掃除を任せれば己は食堂へと向かい。丈夫なしっかりとした食堂の扉を開いて、なかにいるその姿を目に捉えれば中へと体を滑り込ませて主の傍へと歩み寄り。)
遅い! 何だこの味は?
(誰に対応してほしかったわけではないのだが、相手が来てくれれば思わず遅いとしかりつけるように言ってしまい。内心でしまったと思いながらも幾年、人間の蔑みによって植え付けられた不信は簡単には拭えず。スープ指差して「味が濃すぎるだろう! 何故分からぬのだ?」と溜息まじりに我儘を言い出して。しかしスープは残り一口だけ。作った人に悪いと残そうとはせずに)
申し訳ありません。コックの方には私から伝えておきます。
(来た途端に遅いと告げられ、ここに来た当初はこの怒号に怯えていた日々を思い浮かべ今となってはよく慣れたものだと思いながら、眉を下げ心からの謝罪を。だが、少なくなったスープを見て結局は冷酷にはなりきれない優しい人なのだと。次の食事からはもう少し味を薄くするように伝えておくと告げて。)
全く、どいつもこいつも私に仕えて何年だ?
(人ではなく、悪魔の基準で考え。まだ文句を言いながら最期の日と口を飲み干せばガシャンと音を立ててからになった皿を置き。「少し外へ出る」そう言って異様な翼をはためかせ。そういえば自室のタオルを一つ引き裂いてしまったことを思い出し、ついでに買いに行かせようと思い付けば「そうだ、ついてこい」と相手指差し」
私、ですか?畏まりました。
(他の人は気味が悪いと口にするその翼。綺麗なのになと思いながら外出する後ろ姿を見送りつつ、食事の後片付けをしようと皿を重ねたところで指さしながらついてこいと。理由が分からず不思議そうな顔をしつつ食堂を後にし。その道中ですれ違った他の使用人に小声で、食堂の後片付けを頼んで。「…それで、あのどんな御用で?」相手について廊下を歩きつついまさらだと思える質問を。)
街に行け
(自室に入ればお世辞にもきれいとは言えない棚から金貨らしきものと籠を取り出して相手に投げつけ。「これと同じものを買ってこい」そう言って引き裂いてビリビリに敗れたタオルの残骸を相手に見せ。「分かるだろ、メイドなら」とちらと睨み。まあどうせ無理だろうと期待はせず。この時間に出せばいくら町が広くても夜には帰って来れるだろうという思いからチラチラとせわしなく時計を見、)
タオル…ですか。
(ともに部屋の中へ足を踏み入れれば突然投げつけられたものに目をパチパチをするしかなく。ついで魅せられたタオルは、無残にもぼろぼろで使えることはできず。近くにある街はすごい広いと聞く、決して方向音痴とかそういうわけでもないが、道に迷ってしまいそうだなと思いながらも主様直々の命令だし頑張らなければと意気込み。「わかりました。あと、このタオルをお借りしていきますね」同じものを希望とのことなので、破けてはいるもののこれがあれば探しやすいだろうと。)
…あ、あぁ、夜までには帰るように
(まさか無残なタオルを借りると言われるとは思わず、少し面食らって反応が遅れ。
言いながらぱちんと指を鳴らせば自室の一番大きな窓が開いて風が舞い込み。暫くその風に当たってから窓の敷居に足をかけて翼を動かし。「他のメイドや執事たちには……別にどうとでも言っておくが言い」一応、この屋敷の主である自分がいなくなればパニックを起こすかもと考えたのだが、そんな訳ないかと思い直せば飛び立って)
…さてと、できるだけ遅くならないようにしないと。
(力強い羽撃きとともに巻き起こった風に、思わず腕で顔を覆い。気づけば部屋の主の姿はどこにもなく。けれど、最後に残された呟きがひどく悲しくて。そのまま思考の海にうもれそうになるも、自分のすべきことを思い出しては顔を上げてやる気を入れるようにぱちんと両頬を叩いて。部屋を出てすぐにそれなりに仲の良いメイドに出会い、今までの事情全てを話し後の仕事を頼めば、そのまま大きなホールから外へと出て )
……何だ
(飛び立った時よりか落ち着いて翼をはばたかせ。
そよそよとさわやかな風が吹く中、たまにきらりと漏れる木漏れ日にどこか穏やかな気分を味わい。
木々の中から幹のしっかりしている木の根元に座り込めば、ふと上を見上げて自分の頭上の上でうごめく黒いものの存在に気づけば訝し気に上を見上げて)
…ないなぁ。
(ボロボロのタオルを手にして、いろんな店を回っては同じものがないことに落胆し、これを幾度なく繰り返し。メイド服のまま出てくるわけには行かず、一枚コートを羽織ってきたもののそれでも視線が向けられるのは変わらず。やっぱり慣れないなぁと苦笑いしながらも別の店へと足を向けて。)
…はあ
(数時間後、夕刻になりかけた茜色の空を見上げれば一つ溜息吐いて。黒いものの正体、それは猫だった。あの後頭の上に落ちてきたので少し離れたところにジャケットと共に置いて来て。この時期寒いだろうから、本当ならばもっと温かくしてやりたいのだが、あいにくそんな服は持っておらず。そろそろ戻ろうと静かに立ち上がって目を閉じ)
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