姫って呼ぶんじゃねぇ!!”BL”

…かーわい…(ちゅ、とキスをしてから何事もなかったかのようにメイクを始めて)

んー、大丈夫です！姫優先なので！(ちら、とグラウンドを覗いてから述べて)

っ！…く…(ビクッと肩が跳ね、目を開けたら負けな気がするので震えながら我慢して)

いや、部活優先にしろよ(いやいやと首をふり)

ふふっ…(相手の反応が面白かったのか、頬にキスをしたり、唇にキスをしたりして)

じゃあ、姫はオレが部活に行っても寂しくないんですね？オレは寂しいのに…(拗ねたように言い)

や、やめろ！(そろそろ限界になり目を開けて相手を止め)

寂しくはないぞ？(当たり前だろというように相手を見て)

！ふふ、姫の負けです(くすくす)

むぅ…(頬を膨らませて)

キスとかズルだろ！(指差し)

部活してる高城見てみたいなー(首をかしげて)

ズルじゃないです。だって、ダメって言われてないですもん(ふふん)

部活！行きましょう！！(相手の手をぐいぐい引っ張って)

言わなくても無防備の相手にしちゃダメだろ(得意げになってる相手を見て)

はいはい、そんなに慌てなくてもいいから(くすくす)

それは…そうですね(てへっ)

だってだって！姫、オレバスケ部なんですよ！知ってました？(子犬のようなキラキラした顔で)

てへっ、じゃない。これからはするなよ(いいな？と釘を刺すように言い)

あーうん。友達に聞いたことある(バスケ部の友達から話は聞いたことあって)

ぅ…わかりましたよー…。はい、メイク終わりましたよ(不満そうにしながら)

オレ、レギュラーなんです！しかもPF(パワーフォワード)なんです！

不満そうだな。まぁ、これでバレないだろ(化粧されてる感じはないがまぁ変わってるだろと思い)

ほう、なるほどな(1年でレギュラーって先輩どうしたと考えていて、ポジションを言われてもイマイチ分からないのか頷くだけで)

そりゃ不満ですよ。(むぅ)　姫ってわからないくらい、可愛いですよ(にこっ)

へへ、すごいでしょ！あ、姫、２階のギャラリーで見ててくれませんか？

なんでだよ(首をかしげて) そ、それはそれでどうなんだ？(女に見えるってことだよなと思い)

凄いけどなちゃんと先輩の言うことは聞けよ？ん、わかった(頷き)

だって、姫にキスできないじゃないですか(片頬膨らまし)　大丈夫ですよ、女子っぽいって意味じゃないですから(くすっ)

聞いてますよー！じゃあ、ギャラリーに案内しますね！

いや、それは出来なくていいだろ。(膨らむ頬を指で押し) ……その意味じゃないならとりあえずいいや(ぐーっと体を伸ばし)

ふーん？じゃあ後で友達に聞いとくよ。んーよろしく。

しーたーいーでーすー(子どものように駄々をこねて)　じゃあ、サーティワンへレッツゴーです！(さりげなく手を繋いで)

はい！こっちです！(２階にあるギャラリーの扉を開けて)

付き合ってねーのにするな(子供を叱るように言い) おい、手(繋がれてるのを見て声をかけ)

ギャラリーは初めて来たな(キョロキョロし)

そ、れは……(しゅん) ？ダメですか？(にっこり)

ギャラリーなんて滅多に来ませんからね(くすっ)

落ち込むなよ……(はぁっとため息を吐き) 目立つじゃん！(目立ちたくないのに手なんて繋いでたら嫌でも目立つと思い)

試合の時とか見学するために使うところだしなー(以外に広いんだなーと思い)