川野 2016-11-02 00:08:49 |
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>62
いくつか質問しても一部にしか返事を貰えないようなので、言いたかったこと全体のうち、少しだけ。
主様はお時間がないそうなので、三つに分けて番号を割り振りました。
お暇な時に、少しずつで構いませんので、ひとつひとつご回答いただけたら幸いです。
番号に対してお答えいただけなかった場合、黙殺なさったのだと考えさせていただきますね。
❶
世の中は悪の金持ちと善の貧乏人だけで成り立っている訳ではありません。
善の金持ちと悪の貧乏人もいるわけです。
確かに、貧民を犠牲に成り上がる金持ちもいるでしょう。
一方で、努力して努力して貧困から抜け出し、苦労して高所得層に入り、自分の家族に良い生活をさせるためにさらに血の滲む努力をする金持ちもいます。
家庭の金銭状況のせいで満足な教育や生活を得られない貧乏人もいるでしょう。
一方で、散々生活費をお酒や賭博に使い果たして自滅する、自業自得の貧乏人もいるわけです。
世の中には多種多様なパターンの人間がいます。調べればすぐにわかります。
主様の平等論は、確かに前者には沿うかもしれません。しかしそれぞれの後者に対する平等性をどうしても無視することになりますが、そこは宜しいのでしょうか?
❷
格差が生じる資本主義が世界でメジャーなのは、努力すればある程度報われる社会構造だからです。少なくとも、何も努力しないよりは良い結果を生み出せます。
格差をなくす共産主義が世界でメジャーではないのは、努力しても、努力をしない人間たちと同じものしか得られない社会構造だからです。
それでは仕事にやる気が起きるはずもありません。そうなればその国の国力は落ちるのみです。
当然ながら、双方にそれぞれの長所と欠点があります。主様の思想は後者に近いと思われますが、ご自身が理想とする社会形態の欠点について、解決策はお持ちですか? それもまたご自身では具体案を出さず、皆様に募るのでしょうか。あるいは、欠点はない、あっても問題にはならないとおっしゃるのでしょうか。
❸
支払う消費税が平等なのは、それぞれの生活水準にきちんと合っていると思いますよ。
例えば税が1割なら、百億稼ぐ金持ちは一億円取られますよね(現実的な話にすると違ってきますが、あくまで例えです)。一方で、百万稼ぐ貧乏人は一万円。
一億と一万です。それぞれの生活に見合った金額を引かれるのが、なぜ不満なのでしょうか。
また世の中には、貧乏人を救済するための生活手当、奨学金などの制度があります。当然、収入のある人はこれを受けることはできません。
これはある意味では差別ですが、格差救済の制度なので人の道に沿っており、当然受け入れられています。
弱者は一切がっさいが不利というわけではありません。探せば救済の道はあります。
社会的弱者でありながら、努力によってそれを脱した人は少なからずいます。
主様は「社会的強者に都合の良い社会」とおつしゃいましたが、社会的強者には、弱者が負わない種類の義務もあります。
具体例を一つ出すなら、私の父は、中流市民とはいえ下手に収入がある分、高所得層の義務としてかえって多くの税金を引かれており、昇進前より月の手取りが十万単位で減っています。母は妹の学費の足しを作るべく仕事を再開しました。良い学校に行かせて、良い仕事に就かせてやりたいからです。
そういうパターンだってあるんですよ。
強者には強者の義務が、弱者には弱者の義務があります。強者には弱者ほど義務がない、などと考えておられるのでしょうか?
>66
❸の補足。
もしかしたら、「貧乏人にとっての一万円と、金持ちにとっての一億円は重みが異なる」と言われてしまうかも知れませんね。
確かに、ぎりぎりの生活の中での一万円と、ある程度余裕がある中での一億円は異なると思います。
ただ、そこで実際論を持ち出すならば、私の家庭を例えに出した「高所得層の義務」と、「低所得層の権利(生活手当や奨学金)」のことも念頭に置いてくだされば幸いです。
追加の❹
また、仮に「年収〇〇万以下ならば課税義務を負わないとする」とした場合ですが、その年収〇〇円よりちょっとだけ高く稼ぐ所得層は、非常に損をしてしまいます。
高所得層ほど稼げているわけでもないのに、ボーダーラインを超えているからといって課税させられるのはたまったものではありません。
それなら所得を多少落として非課税層に入った方が、かえって手取り金が増えます。
このように世の中は、極端に稼ぐ高所得層と、ボーダーラインを超えないように所得を抑える世帯の混じった低所得層に分かれると思います。
所謂国力低下です。
本当は能力があるけれど手取り操作のために活かさない、そんな世帯が出てくるのは自然なことかと思います。
この辺りはどのようにお考えになりますでしょうか?
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