妖 2016-10-29 17:43:47 |
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嗚呼、その事なんだが…名取は暫く此方へは顔を出せない。北の遠方での依頼が長引くようだからとお前のお守りに私が駆り出された訳だ。
(と説明を淡々と述べ。式である自分が此処にあっさり入れたのは可笑しいなとふと思えば辺りを見回してはやはり気にしている奴の姿は見えず。「 …ブタネコが居ないとお前の寝首を掻こうとする妖が容易に入って来てしまうだろうからな。 」と現に自分はすんなり入って来れた事を告げ)
名取さんもそんなに気を遣わなくても…俺にはヒノエたちもいるんだ、大丈夫だよ(最近になって名取さんは自分の事を気に掛けるようになったのは事実。それが払い屋としてなのかは全くわからないがありがたい事ではあって。だが式である柊をこちらに残すとまで気に掛けるのはなんだか気が引けるようで苦笑を浮かべ。「先生はみんなとどんちゃん騒ぎしてくるって出掛けたんだ」と続け)
…そうか。…然し主様の命、私も此処で食い下がる訳にも行かんのだ。
(大丈夫だと言われると気遣いだろうが不要だと言われているような気がして面の下で目を伏せ。然し命令だからと告げれば " …人の子は学校という物に行かねばならぬのだろう、姿は消してやるからさっさと寝ろ。 " と言い残すと裾を翻し消えようと)
―じゃあ、名取さんがいない間よろしく頼むよ。先生と喧嘩はするなよ(式となれば主の名を聞かなければいけない、それなら仕方ないし柊が頼もしいことは分かっていたのでそう言って微笑むと何かと喧嘩をしていることの多い先生と柊のためそう注意をしては「おやすみ、柊」とまた横になり眠りにつき始めて)
…善処する。
(姿を消そうとすれば注意を受け少しの沈黙の後己なりの前向きな姿勢を示し。おやすみ、と声を掛けられ 嗚呼、とだけ返事をすれば天井へすうっと消え。
屋根の上に座っていれば帰って来たニャンコ先生と会い。事情説明をすれば不服そうに許可してくれニャンコ先生はそのまま部屋に。自分は屋根の上に残り太刀を胸元に抱え乍一夜が明け。)
先生また飲み明かしてたんだろ、酒臭いぞ(翌日、カーテンの隙間から洩れ込む朝日の眩しさに目を覚ませば、隣で猫らしからぬ大鼾をかきながら眠る先生を見ては眉をしかめて少し離して。そのまま自身は起き上がり布団をたたみなおせば制服へと着替え始めて)
──…起きたか、夏目。
(塔子が朝食を作る音を聞いていればそれに混じり布の擦れる音や声が聞こえて来て。起床したのだろうと天井から夏目の部屋へ逆さまに上半身のみを現してみてはどうやら着替えの最中のようで、然し気にも止めずに漸く起きたのかと話し掛けて)
(/絡み途中に失礼致します。背後様はどの辺りまでアニメ又は漫画をご覧になられていますか?)
(/此方はアニメ、漫画共に見てはいるのですがバラバラだったりしている感じです。)
うわっ、着替え中だろ!(相手は妖、そういうものに動じないのかもしれないがこちらとしては見られて嬉しいものではなく。驚いた顔でそう言えば手早く着替えて「全く、いつもそうなのか?」と問い掛け)
女学生じゃあるまいに。
(体勢を変えてすとん、と床に足を付ければ相手の反応に対して上記を呟き。 " いつもそう…とは? " と首を傾げつつ尋ね)
(/了解です。的場一門はご存知ですか?)
また妖にでも追いかけられているのだろうか…
(空を見上げてポツリと呟き)
(/上げます。もし1週間経てば再度上げさせて頂きます…。)
柊、待たせたか?すまない、俺の背後が少し身体を崩してしまっていたんだ…今はもう平気みたいでもし良ければまた俺の相手をしてくれないかな?
妖にとってはほんの一時だ。…事情があったのならば責めるわけにもいかないだろう
…嗚呼、お前が望むのならばそうしよう。此方の背後もそれを望んでいるようだ。
じゃあ前の続きでお願いするよ、あと背後からの伝言なんだけど的場さん達のことは知ってるって。
―
名取さんがもし着替えてるとするだろ?そういう時も今日みたいなのかなって気になって…(なぜ気になったのかはよく分からないが言ってしまったのだから仕方ないとそう続けては丁度塔子さんに呼ばれて返事をすると「これから朝食に行くけど柊は俺の部屋で待ってるか?」と聞いて)
嗚呼、伝えておく。
──
名取は…お前みたいに騒ぐ事は無いな。
(頭の中で回想してみて少しの沈黙の後に淡々と答えて。朝食を知らせる声が聞こえれば自分には関係の無い事だと思い「 そうだな、此処で待つとしよう。行って来い 」と窓淵に腰掛けて)
そっか、先生が起きたら先に食べてるって伝えてくれ。(確かにあの人なら動じないどころか無駄に決めてくるのではないだろうかと思っては苦笑して。部屋から出る前にくるりと振り向けばそう言って階段を降りていき)
嗚呼…
(鼻提灯膨らませ乍未だ夢の中にいるニャンコ先生をちらりと見遣れば短く返事をし窓の外へ目を向けて。
夏目が部屋を出てから少し経った頃、大欠伸をして起きたニャンコ先生に 「 今頃起きたのかネコだるま。夏目は朝食へ向かったぞ。 」 と預かった伝言述べれば愚痴愚痴と小言言いつつニャンコ先生も下へ降りて行き。自分はそのまままた窓の外へ目を向けて相手が自室に戻るのを待ち)
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