路地裏の(BＬ)

少し寂しいけど...(頭を撫でられると笑みを浮かべて)だって...いつも、女の人いるから(ファンに囲まれてる姿を見て)どっち？...俺は鈴と居るとドキドキするし、ずっと一緒に居たい(店で見掛けたカップルを思い出すと)鈴の隣は俺が良い他の人間はイヤだ(相手にギュッと抱き着き)

…猫に戻りたいと思うか？(じっと相手を見つめて)
女の人…？ああ、あれはただのファン。恋人とかじゃない。(こく、)
じゃあ、恋人…になるか？

猫に戻ったら...もう、鈴と話せなくなるからこのままで良い人間の事も分かってきたし(首を左右に振れば)恋人...なる。鈴も俺の事好き？(真っ直ぐに相手を見つめて)

そうか…(不謹慎だと思いつつも、嬉しそうにして)

俺も、お前が…クロが好きだよ(微笑)

本当か？...嬉しいっ(嬉しさのあまりに愛情表現として相手の頬を何度も舐めて)

んっ…//ちょ、擽ったいっ…//

好きかだから、その証拠だ(そのまま頬を舐めて笑みを浮かべて)好きな人にやる奴だぞ。

じゃあ、俺も……//(そっと相手の頬に手を滑らせ、キスを落として)

...口には、しないのか？俺、...そっちも好き(少し頬を染めながら微笑み)

ん、してやるよ(ちゅ、と唇にキスをして)

...ﾝｯ(唇が重なると顔を赤らめて)何か顔熱いや(はにかんだ笑を浮かべて)

ふっ、顔真っ赤(くすくす、)

鈴だって、顔赤くする時あるじゃんっ(指摘されると恥ずかしそうに眉根を下げ)...俺、ずっと鈴の傍に居て良いんだよな？

う、うるさい…//(ふいっ、)
…当たり前だろ？

あ、赤くなった(相手の反応には嬉しそうに笑みを浮かべて)俺、料理覚えたから今日の夜は俺が作る。鈴の役に立ちたい

…むぅ//(頬を小さく膨らませて)
指とか、切るなよ？材料は冷蔵庫に入ってるから

この前、テレビでカレーって奴作ってて美味そうだったから、それ作る(ニコッと笑って)鈴は、座っててよ？全部俺が作るから。

カレーか。うん、わかった。(リビングにある椅子に座るが、そわそわしていて)

...確か、野菜切って(キッチンに立てば少し危なっかしい手付きでカレーの材料を切っていき)ッう...すげえ、目痛い(玉ねぎは、涙目になりながら刻んで鍋で煮込み)もう少しで、出来るからな！

あ、ああ。(椅子から立ち上がったり、座ったりと、心配を隠せずにいて)

うわっ、熱っ(沸騰した鍋に悪戦苦闘しながらも何とか完成したカレーを味見してみて)...何かちょっと水っぽいかも(あまり、トロッとしてないカレーに眉根を下げ少し火傷した指を隠しながら)

！で、できたか？(そわそわしながら相手の後ろからひょっこり顔を出して自分も味見してみて) ん、美味い。初めてにしては良くできたんじゃないか？(ぽん、と頭を撫でて)
……後は俺がするから、お前は火傷した手を冷やして来い。(お皿に白米とカレーをよそいながら)

ほ、本当か！？(味見する相手の反応に緊張しながら待てば聞こえた言葉には嬉しそうに笑を浮かべて水で指先を冷やして)...鈴、明日は仕事か？(リビングに戻るとソファに腰掛け)

ああ。(こく、) じゃあ、食べるか。(お皿とスプーンをテーブルに置いて)
明日は…ピアノの練習をしたあと、コンサートの打ち合わせ。上司…というかお偉いさんに挨拶に行かないと、だ。(スケジュール帳を手に、明日のスケジュールを伝え)

...ふーん...忙しいな(明日の予定を聞いてみても自分には、いまいちピンと来ないが忙しそうな事だけは理解して)俺、留守番...してる(カレーを頬張りながら)だから、早く帰ってこいよ？寂しいから。(ポソッと恥ずかしそうに言って)

ああ、わかった。すぐに終わらせる。(もぐもぐ)

明日も、晩御飯作って待ってるからな後、風呂も沸かす(家事が少し出来るように、なれば自分がやろうと意気込み)テレビに出るのか？(テレビ取材なら見ようとして)

ありがとな(相手の頭を撫で)
テレビにはまだ出ないよ

テレビに出たら忙しくなるんだろ？...無理するなよ？(テレビに出るようになれば多忙になる事は理解していて相手の横にくればギュッと抱きしめて)疲れたら俺が、こうする。

！ありがとう…(優しく抱きしめ返して)

鈴...好き(相手を見上げては瞳を揺らし見つめるとチュッとキスしてそのままギュッと抱き着くと次第に小さく寝息立て)

んっ///…寝た、のか…//(キス受け、相手を姫抱きにするとベッドに寝かせて)

鈴...(寝言で相手の名前を呼べば安心するように寝息立てて、相手の手を握りながら)

ん、よしよし…(手を握っていない方の手で相手の頭を撫でて)

鈴...やっと会えたな(握られた手に頬を緩ませそのまま寝息を立て続け)

ふふ、…そうだな…(なでなで)

...んっ...(そのまま朝を迎えたのか目を覚まして)あれ、俺途中で寝た？(まだ、半分寝ぼけたまま相手を探すように周りを見渡して)鈴？

あ、おはよう。朝食はテーブルの上だから、顔洗って歯みがきしたら食べろよ？(バタバタとスーツに着替えて)
じゃあ、行ってくるから、何かあったらココに連絡してくれよ(ピラッ、と電話番号の書いてある紙を渡して)
早めに帰ってくる。行ってきます。(ちゅ、とキスをしてから家を出て)

お、おうっ...あっ、行ってらっしゃい！気をつけろよっ(相手を見送り静かになった室内を見渡せばとりあえずと用意された朝ごはんを食べてそれから部屋の掃除と洗濯を何度か失敗しながらも終わらせ)...迎えに行ってみようかな...でも何時に終わるか分かんないしな(晩御飯の用意も終わらせ少し焦げたハンバーグを見つめ立ち上がると玄関の外に出て相手が帰ってくるまでソワソワと)

(仕事が終わり、帰宅して)　ふぅ……、あれ、クロ？(玄関の外に出ている相手を見つけ、声をかけて)

...鈴っ、おかえりっ！そろそろ帰ってくるかと思ってさ待ってたんだ(冷たい風に体を丸くさせ座り込む中で聞こえた声にパッと顔を上げ)今日、ハンバーグ作ってみたから！

ただいま。今日はハンバーグか、楽しみだな。(穏やかに微笑み、後ろから抱きしめて)　寒かっただろ？

ん、寂しかったけど...我慢した(抱きしめられた温もりに安堵しながら部屋の中へ入れば綺麗に出来た方のハンバーグを相手の手前に並べて)あっ...おかえりっ(振り向くと相手にキスして笑を浮かべて)

ん、いいこだな(相手の頭を撫で)　美味しそう…(ぱああっ)
んっ///た、ただいま…//

...頑張ったからなっ(喜ぶ相手に自分も嬉しくテーブル前に座って)あ、何か今日沢山手紙届いてた(ファンレターになるのか届いた何通物の手紙を持ち出し)

ありがとう、後で読むよ。(手紙を受け取り、棚の引き出しに仕舞って)
じゃあ、食べようか。(手を合わせ、いただきます、と言って)

いただきます(ファンレターが気になりながらも手を合わせ食べ始め)鈴は、外で働いてるだろ？人間は働くんだろ？...俺は働かなくて良いのか？

外で働いてるっていうより、ピアノ弾いてるだけだけどな…(もぐもぐ、)
うん、クロと一緒に住めるぐらいは稼いでるし、大丈夫。

俺...何歳くらいなんだろ、何歳くらいに見える？人間は、年をとるの遅いんだろ？(猫の時は歳の概念が無かったのか、相手と年齢が近いと良いなと思って)鈴は、何歳？

んー…、25、ぐらい？(うむむ、)
１年に１回って、猫さんの世界じゃ遅いのか？(首を傾げ)

俺は28だよ。

上げるぞー