路地裏の(BＬ)

わ、笑うなよー！何かそんな感じがしたしっ(笑う相手にはムスッとして)だろっ色も鈴に似合いそうだろ？

悪い…、可愛くてつい、な(ぷるぷる)
よし、サイズが合ったらそれ買おうか。

...か、可愛く無いし(可愛いと相手に言われると赤くなって)俺はこれにする(相手が選んでくれた服を持って)

可愛いよ。(相手の頭をぽん、)
ん、わかった。(服をカゴに入れ、レジまで持っていき、お金を払って)

...鈴に、可愛いって言われるのは悪く無いかも(照れながらも撫でられると嬉しそうに笑って相手がお金を払うまでの間、大人しく待ち行き交うカップルを見ては自分も相手を見て)

ん、お待たせ…、って、どうした？(レジ袋を受け取り、相手に見られていることに気づけば尋ねてみて)

...な、なんでも無い！次、どこ行く？(慌てて首を左右に振れば誤魔化すような笑顔浮かべて次の店を決めようと)

？そうか。…次は、食器コーナーだな。(店内にある地図を見て)

...あ、ピアノ置いてある(広場の中心に置かれたグランドピアノに気付いて相手の手を引っ張り)鈴、弾かない？俺、もう１回聞きたい。

ピアノ？…あれ、弾いてもいいのか？(と言いつつも目はキラキラしていて)

あの人、弾いてるぞ？(自由に弾いて良いのか他のお客も弾いていて)鈴も、弾いて(一緒にピアノの前に向かって)

わ、わかった…(自分の番になり、一呼吸置いて“エリーゼのために”を弾き始め)

わー......っあ(弾いてる相手に魅了された他の客が次々と足を止めて彼がピアニストだと気付いた女性たちがスマホを取り出して写真を撮り)鈴っ(客で相手が見えなくなると眉下げ隣の女性に突き飛ばされ)

………！(突然、相手に呼ばれた気がして、辺りをきょろきょろしながらも弾いていると、突き飛ばされる相手を見つけて)
クロっ！！(バッと立ち上がり、人波を押し退けて相手のところまで行って)
クロ、大丈夫か？(相手を立ち上がらせて)

いてて...ん、大丈夫少し擦りむいただけ(相手に掴まりながら立ち上がれば眉根を下げ小さく笑って突き飛ばした女性は、ごめんなさいと謝るも直ぐに相手にサインを求めようと)

……クロ、今日は帰ろう。ピアノはまた、家で弾いてやるから。(周りなど気にせず、相手を抱き寄せて)

...いいのか？(抱きしめられると驚くも騒ぎになったのは自分のせいかも知れないと眉根を下げ家に帰宅して)ごめんな俺のせいで...あんな騒ぎにして。

ああ、大丈夫だ。クロのせいじゃない。それに、買い物はまた出来るからな。(優しく微笑み)

うん...ありがとう。後服も買ってくれてありがとうな着てみて良いか？(早速、買って貰った服を着ようと服を脱ぎ)

ぉ、おう…//(パッ、と顔を逸らして)