幽かなあの子と「遊ぼう！」(非募集)

確かに呼び方は欲しいけど…流石に、ああああ、は安直過ぎない？
(相手の提案したあだ名に思わず笑顔が漏れるも、もう少し他に可愛い呼び方が有るのではないか、と表情を悩ませて。)

そういえば貴方は物が持てるみたいだけど、ご飯も食べられるの？
(仮に…もし仮に相手が本当に幽霊だとしても、果たして空腹はあるのだろうか。もしあるのだとしたら、己のご飯のついでに、もう1人分多く作る程度はお安い御用だ。)

(/そうなんですよ〜。だけど自分はちまちました作業が苦手なもので、向いていなかったようです。
あれは対人でやる物じゃないですね。最高難易度のコンピューターを倒して天狗になっていたところ、あっさりビリに近い順位でした。)

まあまあ、私なんかイーソローの身なんだし。ご飯なんて気にしなくていいよー
……美味しそうだったら食べるけど
(図々しいのか謙虚なのか。ともかく、「お腹は空かないものの食べる事はできる」らしい。
んー、と何か考え込んだかと思えば、

やけに優しくしてくれるんだねー、
(と、少し意味深な事を言えば再びゲームの方へ戻ってしまい)

(/ああ、分かります。私はRPGツクールでそうなりましたね…作る系はセンスと根気がないと本当にどうにもならない
対人戦やると心折れますよね。だからこそ飽きずに続けられる面もありますが。
……でもマリオカートは勝つコツが全く分からない……)

そう…だね。私もよく分からないや。
(相手に指摘されて初めて、そこそこ相手の事を気に掛けている事に気が付き、自分でも少し疑問に思ってしまい。とはいえ、考えていても仕方ない。取り敢えずご飯を作ってしまおうと、念のため2人分の材料で、カレーと簡単なサラダをこしらえて。リビングのテーブルにそれらを並べ、頂きます。と先に箸をつけて。)

(/ツクールはそもそもシステムがよく分かりませんでしたね。根気以前の問題でした。
ミニターボを出していれば勝てると思っていた時代が、私にもありました…。

(良い匂いが部屋の中に満ちる、子供大好きカレーの匂い。それにつられて振り返れば、わざわざ2人分カレーがよそわれていて。)

これ、食べていいの？
(膝立ちでテーブルの横から顔を出せば、カレーと理沙を交互に見て)

(/上げますね。)

(/こちらも。)