言葉で。
母が大切に思っているものが失われたことに対して、私が思いやりのない一言を零してしまったのが原因。
「ママ友にLINEしなきゃ!」と、割と明るく話しているから意外と平気なのかと考えてしまったのが大きな間違いだった。
返事はないけどとにかく謝って、数日はできるだけいつもより何倍も慎重にしようと決めた。
でも反面、日常の中で私が母の言葉に傷ついたとき、黙って自分の中で気持ちに折り合いをつけたりせず、母みたいにきちんと泣いて嫌だと伝えれば良かったのだろうか、などと考えてしまう。
母はしばしば、好きな俳優の出る舞台のチケットを当てた喜びだったり、父に対する馬鹿にした気持ちだったり、自分の気持ちに共感してほしがるけれど、こちらの気持ちを気遣ってくれることは少なくないか、と考えてしまう。
父に似た間違いを犯したとき、そのことで何度も馬鹿にされて流石に不快になって、いやだよ、やめて、とやんわり伝えても、笑って「だってねえ」と済まされることが多い。
初めて彼氏が出来た時も、付き合うまでの話しを聞き出して面白がっていたのに、付き合い出してからはやたらと彼氏を非難されて、以来彼氏が出来ても絶対に父より先に母に告げる事はしなくなってしまった。
私が泣くほど悩んでいることには、もちろんきちんと寄り添ってくれる。だから良い母なのだけれど、日常の中でバカにされたり、軽んじられたりすることへの不満なんかはときどきうち側で処理しきれなくなる。
今回は明らかにわたしの思いやりのなさが原因だし、本当はこんなことを考えるのは親不孝だけれど、どうしたら母ともっと上手くいくのだろう、と考えます。