、 2016-10-22 19:43:15 |
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………。
(目を閉じ全く反応してくれない相手に無言で頬を膨らませれば抱きしめていた腕を離してくるりと反転し、相手と同じ向きで再び膝の上に座ると自分で相手の腕を引っ張りすっぽりと抱きしめてもらう形にすれば「俺も紘が好きだよ。」「へへ、一緒だねー」と相手の真似をし一人で会話し始めて。ふと、ちらりと振り返って相手の様子を窺うように見て)
夢の中でも紘は優しかったし可愛かったし泣き虫だった(クスリと笑って頬撫でて、体を起こせばぐーっと伸ばし隣で寝転ぶ相手を見下ろし微笑み髪を撫でれば優しくキスをして)
凌太くんはこっちの方が好きみたいでーす(一人芝居する相手に心擽られ思わず笑いそうになるも、少し遊んでみようと相手からスルリと手を抜けば隣にあるクッションを抱きしめ意地悪く笑って)
ねえ凌太、今度遊園地に行こうよ
(照れつつ、話を聞いていたら行きたくなったと笑い。キスを受ければ自分もゆっくり起き上がり、欠伸をしながら目を擦って「おはよ」改めて挨拶をし)
あっ…
(手が離れれば寂しそうに再び手を伸ばすも空を切り。抱きしめられたクッションを見て慌てて引っこ抜けばそのままぽいっと放り投げ、「凌太は俺が好きなの…じゃなきゃ嫌。」浮気者ー、と半泣き状態で再び向かい合って膝の上に座り)
うん、俺も行きたい。なんなら今から行く?(相手の提案に時間もあるしと時計を見れば笑って、「紘と初めての遊園地」想像するだけで楽しみだとベッドから降りれば準備しようと洋服に手をかけて)
あーあ、クッション投げられて痛いってさ、俺の好きな物に乱暴するの?(半泣きの相手の頬を撫でながらもまだ甘い言葉は掛けずに演技をして、「乱暴する紘は嫌いだなー」相手の一々可愛い反応に楽しんでしまい)
うんっ!行く!
(勢いよくベッドから降りて自分も着替えようとクローゼットに向かうが、思い出したようにあ、と呟き「俺、結構苦手なものあるんだけど平気かなぁ…」と少し心配そうに相手を見て)
…クッションは痛いって感じないし言わないもん
(撫でられながらぽつりと呟いた後、それでも相手の好きなものと聞けば放置しておくわけにもいかず、とぼとぼと投げたところまで取りに行けばその場で座ってクッションを抱きしめて。「う、うぅ…俺は好きなのー」嫌いと言われると冗談と分かってはいるがショックを受けて泣き始め)
例えば何が苦手なの?(何となく想像はつくけどと笑うもくしゃりと頭を撫でて「遊園地に紘と行けるだけで嬉しいから大丈夫だよ」と手を離せば着替え始めて)
…、紘、おいでっ(完全に泣いてしまった相手を見ても可愛いと思ってしまう自分の心を疑いながらもクッションを抱き縮こまった相手の前に行き床に座れば腕を広げて微笑み)
お化け屋敷…
(何がと聞かれおずおずと答え「ジェットコースターも、ちょっと…」付け足せば、それでもいいと言ってくれる相手に感謝して自分も着替え。相手にもらったマフラーをしっかりと巻けば準備出来たよと声を掛けて)
クッションの方が好きって…俺は嫌いって言われたー…
(ぐすぐすと泣きながら目の前に座る相手の胸に飛び込んで離れないようにとひしっと抱き着いて)
なんか、紘らしい(予想通りの言葉が出てくればやっぱりと呟いて自分も準備か終われば行こうかと手を取って「でもーお化け屋敷で怖がってる紘も見て見たいなぁ」家を出ればいつものようにポケットへと忍ばせて)
紘が好きだよ、だいすき、何よりも大好き(強く強く抱きしめ背中をぽんぽんしながら囁いて、「自分が傷ついても優しくしくしちゃう紘が大好きだよ」クスリと笑いながら相手の涙を拭いてあげ)
えっ…
(お化け屋敷に行きたいと遠回しに述べる相手をばっと見上げ、「そしたら俺、寝れなくなるし夜トイレも行けなくなっちゃうよ…」情けない顔で呟いて。当たり前になった相手のポケットの中にある手を見ればくすっと微笑み)
りょーたぁ…俺も好きだよー…
(うんうんと頷き耳を傾け、待ち望んだ言葉を聞けば安堵の表情を浮かべており、暫くすれば涙も落ち着いてきて)
ははっ、そんなダメなんだ(子供のような事を言う相手に思わず笑いが溢れ流石にトイレに行けなくなったら困るなと苦笑いして「このバスに乗ればいけるみたい」丁度バス停に止まっていたバスに乗り込めば相手を窓側へ座らせて)
知ってる…、紘目腫れちゃうよ?(泣かせたのは自分だけどと苦笑いするも優しく目尻を拭いてあげればキスを落として「紘は本当に放っておけないな…」優しく髪を撫でながら呟いて)
怖い…それに最近はまたお化け屋敷が怖すぎるってよくテレビで特集してるから尚更怖い
(ぶるっと震わせ、バスに乗れば窓に手をつき外を見て「今日は天気が凄くいいね!楽しみだなあ」と先程とは一転し、わくわくした様子で)
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