これからずっと、（ 非募集 ）

そ、そうだけど…っ何かあったらって思ったら混乱するって…
（少しずつ落ち着きを取り戻せば一息吐いてぎゅっと抱き着き、思い出し笑いする相手を見ては恥ずかしそうに｢忘れて下さい｣とお願いし｢かっこわるい…｣と呟いて）

ははっ…ごめん、紘は優しいから（意地悪され騙されても自分を心配してくれた相手にありがとうと呟き「かっこ悪くない、でも…ほんと紘って騙されやすいし優しすぎるから俺心配だよ」頭を撫でながら眉下げ相手を見つめて）

凌太だから、だよ？
（こんなに必死になっちゃうのは、と付け足し心配そうな相手の頬に軽くキスをすれば｢それに今は隣に凌太がいるから、大丈夫｣何も心配していないと微笑んで）

ん…、それならいいけど（頬にキスを受ければ安心し微笑み「飴あげるって言われても知らない人について行ったらだめだからな？」子供に注意する親のように肩に手を置き真剣に相手を見て）

むっ、俺は子どもじゃないからね！飴でなんか釣られないよ
（ぷくっと頬を膨らませ拗ねたように言えば｢平気だもん｣とまっすぐ見つめ返して｢凌太こそ、可愛い子見つけてもナンパしないでよ？意地悪もしちゃだめだからね｣と相手の唇に人差し指を当てて）

だれがナンパなんかするかよっ（膨らんだ頬をムニと摘んで眉潜めて「俺に意地悪されんの好きなのはお前くらいだよ、それに紘だから意地悪したい」逃げられないよう相手の手を取ればスルリと服の中に手を入れてみて）

意地悪されるのが好きなんて俺言ってな…っな、なにっ？
（まるでドＭじゃない、と突っ込もうとするも服の中に手が侵入してくればびっくりして手を解こうと）

冗談、紘が可愛いから俺が意地悪したくなっちゃうだけ（ぽんぽんと相手の頭撫で服の中から手を抜いて「なーんでもない」と笑みを向けて）

び、びっくりした…（ほっとして相手につられて笑い、｢ねえ凌太。今日の夜は俺がご飯つくるよ。何が食べたい？｣ふと、この前手料理が食べたいと言ってくれたことを思い出して）

え！まじ？食べたいっ、作って！
（作ると聞いた途端背筋をピンとのばしお願いしますと頭下げて「なにがいいかな、紘の一番得意料理がいいな」嬉しそうに相手を見つめて）

そんなに改まらなくても
（思わず噴き出しながら了解、と告げれば腕を組んで何がいいか考えて｢得意…か、じゃあ今日はハンバーグ！色んな味が楽しめる、一口サイズの俺お手製ハンバーグは評判でございます｣ふふ、と笑って述べれば「買い物、行こ？」と立ち上がってクローゼットに手をかけ準備を始め）

いいね。ハンバーグかぁ、食べたい紘のハンバーグ（想像するだけで幸せそうに笑って「よし、行こうか。紘暖かくしてな」出かける準備をすれば玄関へと向かって）

お任せあれ！（自分の胸をトンと叩いて）
うん！(後ろから追いかければすっと手を取って指を絡め、｢ねえねえ、凌太。…俺のこと、好き？｣ふいに隣の相手に声を掛けて)

ん…？紘のこと好きだよ。大好き（絡めた指をきゅと握っていきなりの質問に不思議そうにするも微笑み大好きだと答えて片手で頭撫で「紘は？俺のこと好き？」家を出てポケットに繋いだ手を入れれば笑みを向け質問して）

ふふ、そっか…（手を繋いでいる方の相手の腕にすりすりと頬を押し付けて甘えるようにくっつけば｢凌太の事が、だーいすきです｣と気持ちを込めるように述べて近所のスーパーへと向かい）

紘ほんと甘えん坊…（くっつく愛らしい相手に抱きしめたくなるも気持ちを抑えながらスーパーへ入れば「ハンバーグだからひき肉とあと玉ねぎ？あとは…」とカゴを持ち何がいるのかと考えながら、スーパーには行かない為いろいろな食材に面白そうに目をやり）

一緒に買い物出来るの嬉しくなっちゃって（えへへと笑って、さり気なくかごを持ってくれる相手の優しさに目を細めながら｢そうそう、後はねー｣と必要なものをカゴに入れていき、相手の様子に気がつけば｢ふふ、ぐるって一周まわってみようか？｣店内をゆっくり回ってみようと声を掛け）

なんかいいな、こういうの（周りにいる夫婦を見れば自分もそんな気分だと嬉しくなって「うん、いろいろ見てみたい」興味津々に必要ないものまで手に取り品物を見ながらスーパーを回って。「え、紘これこんな安いの？」初めて見る駄菓子達を眺めれば驚いたように）

幸せの一つだねー
（相手の様子を横目で見ながらにこにこして、｢無駄遣いはダメだからね？｣色んなものを手に取る相手に笑いながら言えば買い物はこんなに楽しいものだったかと過去を振り返り。駄菓子コーナーで完全に足が止まると、｢安いよね、子どもでも買えるようにってさ｣自分も幼い頃お小遣いで買ってたなと微笑んで）

紘が好きだったお菓子ある？紘が好きなの俺も食べてみたい（無駄遣いは駄目だと言われればお母さんみたいだと笑って、駄菓子を見つめれば相手が好きだった物を俺も知りたいと）