とある高校の養護教諭 2016-10-18 21:17:01 |
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ヤだなぁ、先生に構ってあげてる超良い子の間違いでしょ?( む、 ) 彼女にはちゃーんと言い訳して来たから、ゆっくり過ごせるよ。( にい )
先生は浮気とか二股する奴、嫌いで-す。( けら )彼氏に嘘つかれて浮気され…流石に同情するわ。まぁ、浮気相手の俺がそんなこと言うもんじゃないけど。( くは )
…あ-っと、早速詳細とか決めてこうと思うんだけどさ。俺の性格っていうか口調?、なんか希望ある?( 首傾げ )優しい奴が良い、とか捻くれてる奴が良い、とか。無ければこのままでいこうと思ってるんだけど。( うむ )あと、本格的な絡みの方で時と場合により終始ロルっつう所謂嫌われロル?、を使おうと思ってるんだけど平気?耐性無いようなら控えるから。( 頷き )
自分の事棚に上げてよく言うよ、( くす ) 先生の婚約者さんもまさか自分の婚約者が生徒と、しかも男と浮気してるって知ったらショックで倒れちゃうんじゃない?( にこにこ )
ん、口調も性格も問題無いよ、そのままで。俺の方は大丈夫?結構生意気発言もすると思うけど、( 頬掻き ) 終止ロルなら俺も自然と出ちゃう時あると思うからぜーんぜんオッケー。後は何かな…名前、とか大まかな特徴とか教えといた方がいいよね?( きょとん )
俺?、俺は良いの。…良くはないけど大人だから。餓鬼の時からそんなことしてると大人になったら大変になるぞ。( じと )…そ-かもな。ばれたら彼奴の看病しねぇとだからお前に構ってる暇無いかも。( ぼそ )
生意気な方が良い、今のまんまでいて。反発してきたりする方が絡んでて楽しいしさ。( 頭ぽふ )ありがと、じゃあ程々に使わせてもらうわ。そうだな、後は名前と容姿位で良いんじゃない?性格は絡んでいくうちに…、みたいな。前記二つも大まかなので問題無いし。( 適当 )
…ふーん。まあ先生に言われた所で何の説得力も無いんだけどさァ。( へらり ) ダーメ。んな事すんなら俺全力で邪魔しちゃうよ?彼女も大事だけどー、そういうの言われると妬いちゃうなァ…なんて。( じい )
りょーかい。思う存分ワガママ言わせてもらうわ、( 満足気 ) じゃー適当に。名前は三好 新(ミヨシアラタ)。制服はイマドキの高校生らしく着崩してるけど、髪は真っ黒で前髪は片方に流してる感じ。黒髪だと優等生って感じするっしょ?( ふふん ) 大分ざっくりだけどこんなもんでいい?
あ、先生の注意も聞けない?駄目だなぁ、これは担任の先生に報告しなくちゃあ。( 意地悪くにやり )じゃあお互い、相手に気づかれないよう接するまでだな。二人っきりの時は構わないけど他の奴らがいる時は距離取ること。…妬くな妬くな、今はお前が一番だから。( くす )
その我儘に応えるかどうかは俺の気分次第だけど。( ふ )…へ-へ、了解。格好だけは一丁前なのな、中身は最低な野郎なのに。( はは )え-っと、俺は篝遊( カガリ-シュウ )。格好はスーツの上に常時白衣。黒髪マッシュ、稀に眼鏡着用ってとこかな。じゃあ互いについて知れたことだし、早速絡み始めようと思うんだけど大丈夫?
ごめんなさい先生!担任にだけは言わないで下さい!…なーんて俺が言う訳無いじゃん?( あっかんべえ、 ) ハイハイ、重々承知してますよー。俺も彼女にバレたら色々めんどくせェし。( 頷き ) 今は、ねェ…じゃあ俺もそういう事にしとくわ、( ふ、 )
最低って、言っとくけど生徒に手出してる先生もなかなかじゃん?合意の上だからいいけどー。( けらけら ) オッケー。じゃあ上の絡みとか全部蹴ってもらっていいから、先お願いしていい?
──放課後かぁ、意外と一日早いな。
( ふと窓から空の様子を見てみれば大分日は沈みかけており、東の空がやや暗く。今日も一日中保健室にて体調の優れない生徒達の看病諸々を行い、疲れた体でよろよろと椅子に腰を掛ければ静まり返った一人の空間を堪能して )
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っと、ごめん。一つ訂正。俺の名前の読み方なんだけどシュウじゃなくてユウ、ね。此方は蹴っちゃって。
コンコン、先生〜頭が痛いです、死ぬかも。
( 今日も退屈な授業を受けるだけの一日が終わり、解放感からか終礼の挨拶と共に欠伸と背伸びをして。今日は彼女もバイトの日で先に帰ったし、となれば行く先は一つしか無く迷わずある一室へと向かい。扉を勢いよく開ければ中に相手の姿を捉え、一応誰も居ない事を確認してからわざとらしく声を掛けソファーに凭れ )
仮病使う奴はとっとと追い出すって決めてるんだけど。
( 突如開かれた扉の音に驚きで目を丸くしながら小さく肩を震わせる。その後続くように聞こえた馴染みのある声に溜息を吐くと嬉しい気持ちとは裏腹に顰めっ面で相手を迎え。明らかに嘘だとわかる嘘をつくその生徒のもとへ近寄れば「 大丈夫大丈夫、お前そんなにやわじゃないから 」と人差し指で相手の額をつつくとゆっくり口端を上げて )
ひっでェ、俺だって頭ぐらい痛くなるって。
( 近付いてきた相手に額を突かれるとクスクス笑いながらそのまま腕を引いて半ば強引に隣に座らせ。勿論頭痛なんて嘘に決まっているもののいざ相手に言われるとどこか不貞腐れたように呟き。もう放課後という事もあって滅多に人も来ないだろうと確信しているのかずい、と凭れていたソファーから体を起こし薄く微笑みながら相手に問いかけ )
でも、ちょっとは期待したでしょ?俺が来るの。
ん-…、そ-でもねえかな。
( 急に伸ばされた手に引かれそのままぽすりと隣に腰を下ろすと、やや開いた距離を詰めるように相手の方へ寄り掛かり。質問には敢えて即答せず、暫し考える素振りを見せた後に思ったこととは反対のことを述べる。また暫く間を置くと、今度は前方へ身を乗り出し彼の耳元まで顔を寄せては囁く程度に嘘、と呟き片手でその背を撫でて )
─ハハ、ずるいよなァ。ほんっと。
( 当然相手が素直に待っていたなんて言うとは思っていなかった為予想通りの返事が返ってくると小さく鼻で笑い。とは言えそれも本心ではない事も見通していて。余裕そうに目を細めながら相手を眺めていれば突然耳元で囁かれた一言によってつい笑いが込み上げる。こういう時は流石に大人の余裕というものには敵わないのかポツリと本音を零せば擽るように互いの指を絡ませぎゅっと握り )
こういうの、婚約者さんにもしてんの?
まあ一応、これからを共にする相手だしそれなりには。
( 背に回していた片手で彼を引き寄せながら此方からもそれに応えるよう弱く手を握り返す。その後愛おしそうに相手の輪郭を指先でなぞると、伏し目がちの眼差しを向けたまま頬にそっと口付けし。自分も相手とその彼女の事情が気になるのと同じく、また彼も自分と自分の相手のことが気になっているのかと嬉しさや面白さに小さく笑みをこぼすと前髪を軽く崩す程度に掻き乱しては )
それ、知ったとこでど-すんの?俺にも婚約者さんと同じことしろ-!…とか?
いや?流石にそんな重い事言わねェって。だって所詮浮気だろ?俺達、
( 相手の指先が輪郭を滑っていく感覚や唇が頬に当てられる感触が何とも甘い痺れを走らせ口角が上がる。引き寄せられるまま相手に凭れてみるも続いた問いかけには一瞬真顔になり考えて。自分も彼女がいる身で大した事が言える立場ではない事も分かっている為乾いた笑いを零しながら冗談交じりに呟き。乱された前髪を直しながら凭れたまま相手を見上げ )
な-んだ、可愛くお願いしてきたらしてあげたかもしれないのに。
( ふと自分達の関係を思い出す、公に公表できる間柄では無いため近くで触れていても遠く感じる相手の存在だが今この時だけは側に感じていたいと絡ませた手を引いては強く自身の腕の中に収め。そのまま暫くは彼の髪を撫で続けているも溜息混じりに笑うとふざけた口調で呟き )
俺が可愛くおねだり出来るようなヤツだと思う?出来る事ならしたいけどさ。
( 抱き締められると益々自分達の関係に虚しさを感じ胸が締め付けられるような感覚に陥る。相手の馴染みのある香水の匂いに包まれながら目を細め顔を上げるとコツンと額同士を合わせ自嘲気味に笑いながら言葉を返し。だけどこの空間には二人きりで相手も自分だけを見てくれている、そんな些細な事にすら優越感を感じながら離れたくないとでも言うようにぴったりくっついたままで )
せんせ。好きだよ。
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