. 2016-10-17 12:54:14 |
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♦︎ rule .
/ 基本的なマナー、サイトルール厳守
/ 荒らし、成り済まし、過度な横槍厳禁
/ ロル60〜200前後
/ 長過ぎるロルは冷遇
/ 亀レス、置きレス、ムラレス寛大
/ 当方早い時で1日1レス、遅い時で3〜4日に1レス
/ 相性、口調重視
/ もし複数の希望者様がお越し下さった場合は選定
/ 上下空白推薦
/ 参加希望者様はpf必須
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あの子は何処かを見てはる様で、実は瞳にはなァんも映してへん。何にも媚びず、気怠そうな振る舞いからは想像出来へん程常に何かと闘っとる――と、ボクが勝手に思とるだけ。あの何処か切なそうで重みのある視線の先には単に可愛らしい女の子の姿があったかもしれへんし、元カノとの思い出の風景が広がっとったのかもしれへん。ただ、どうしようもなくくだらん美化をしてしもて叶わん。退屈そうなあの表情が、何か意味深に思えてもうてしゃあない。一人で生きて行くと決めた筈やのに、遠ざけて胡散臭い笑顔を貼り付けて来た筈やのに、キミに手を伸ばしては忽ちこの手で首を締めてボクのモノにしてまおうとしとる。その虚ろな瞳にボクも…ボクが、ボクだけが。そんな淡いドブのような灰色の期待と、血と煙草の匂いが混ざった様な独特な香りに神経を醜く高揚させながら、あの子へ声を掛ける。獣の如く鋭く、まるでボクに一ミリも興味が無い事を表す覇気のない瞳に、また甘く殺されても。―――「先生、ボクと一緒に逃げへん?」
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あの何でもお見通しとばかりに細められた目からは色素の薄い瞳があまり見えねェ。見てェ、とかそういう感情は無ェし、ただ単にあのニヤケ野郎から感情を読み取るのなんて他人に大して興味の無い俺が出来る訳もなく――そもそも何を考えているのなんて知りたくもねェ。だから瞳が見えねェ限り何を言い出すのか、何を思っているのか、アイツの思考を独占するモノは一体何なのかが果てしなく遠い暗闇の先にしか答えが無い気がして今日もぼんやりと視線を浮遊させる事になっている。知りたくもねェ、なんて脳内で語った以上探る理由もねェんだが。身体に染み付いているようないないような血生臭いを掻き消すように煙草の煙を吐き、背後からの足音に脳味噌の周りに常にピンと張られた糸がぐちゃぐちゃと絡まる様な心臓の痺れに奥歯を噛み締めていると、振り返る事もしない俺を嘲笑うかの如く、一ミリの狂いもない不敵な笑みが、また苦く脳味噌を溶かす。―――「後悔すんなよ、インチキ小説家。」
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募集 / white
-- 22~27歳の関西弁小説家。はんなりとした雰囲気を纏った京都人。訳あって他人を遠ざける傾向にある。
提供 / black
-- 22〜27歳のフリーランス外科医。無愛想で目付きの悪い一匹狼。権力に興味を示さず生命に執着がある。
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