――俺の人生・存在の9割以上は、【妹】が占めている――
…って、言ったら……"嘘"だと嗤われるのだろうか…?
割と僕は、至って真面目に、素直にそう思っている。
世界を飛び回るカメラマンの父に、大手編集社を支える要である母。
自然な流れで、当然多忙な両親は新築の我が家に殆ど寄り付かない。
生活費は毎月充分入れておいてくれるから、暮らしには困らない。
…気付けば、年の離れた最愛の【妹】と、二人には少し広い家で、10年近く二人暮らしをしている。
そんな状況で育ったのだ。【妹】が何よりも可愛くて何が悪い。無理も無いだろう…。
ウサギのぬいぐるみが欲しいとねだられれば、買って与え。
抱っこ、おんぶと頼まれれば、非力な腕を伸ばし。
何の変哲も無い、ごくごく普通の一日でも、可愛さあまってケーキを与え。
夜、一緒に寝たいと甘えられれば、朝まで抱き締めて一緒に眠った。
――…だから、お兄ちゃんは……【妹】に逆らえない。――
――………たとえ、【妹】が"ヤンデレ"だったとしても……――
※兄妹絡み。【ヤンデレ妹】募集。
※
>1 条件
>2 兄設定