匿名さん 2016-10-05 00:09:23 |
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勿論よ、街を見下ろす絶景なんて今から楽しみじゃない(さっきまで絶望しかかっていた心が自分と同じ境遇の相手と出会えたことで軽くなり、現状を楽しむ余裕すら生まれてきてしまっていて、相手の手を取れば弾んだ口調で言ってのけ意気揚々とホテルへ向けて歩きだして)
静か……
(ホテルに着けば、荷物が不自然に放置されており、ここの人間も全て消えてしまった事を表していて。
「レストランもある…夕飯、ここでとる?プロはちょっと、いないけど」いくらホテルのレストランとはいえシェフがいないため、自分が料理をしなければならないだろうなぁ、と思いつつ)
そういえば一日中歩いてお腹空いたわ…あんた料理出来るの?(今日1日飲まず食わずのままであったがそんなことを気にする余裕すらないままここまで来てしまい、言われて初めて空腹を自覚して何か食べたいなとは思ったものの、自身は料理が決して得意とは言えずコックもいない以上ちゃんとした食事にありつけるかどうかは相手次第と祈るような気持ちで尋ね)
ええ、まあ…お店に出せるようなものじゃないんだけどね
(ある程度はできるものの、人に振る舞う機会がなく。不味い物ができるという事はないはずとは思うものの自信が持てず。
「私もお腹空いたし…食べてから上に行こっか。大丈夫、素材はいいはずだし」どちらかといえば自分に向けた言葉。むしろ愛々の方が不安になるかも。)
まあ、何だっていいわ、少なくとも私が料理するよりはずっと良さそうだし(何であれ料理センスが壊滅的な自分がするより悪い結果になることは無いだろうと、内心少しばかり失礼なことを考えながらも料理に関しては相手に一任することにして「そうと決まったら…厨房はあっちね、早く行きましょ」空腹を自覚したためか逸る気持ちを抑えることもせずそう急かすように先立って歩きだし)
そ、そう…なんにせよ私が料理の担当になるのね……
(愛々に料理を期待するのは無理そうと思えば、食事は自分にかかっているというプレッシャーに少し居心地悪く。それでも何も食べないわけにはいかず愛々の後をついて行き。
「す、すごい…本当に使って怒られないかな……?」
厨房に着けば朝食に使われるはずだったのか高級食材の数々が放置されていて。自分が使うなんてともったいなく感じてしまい)
どうせここには私たちしか居ないんだから叱るも叱らないも無いでしょ?(普通に過ごしていたなら自分には一生無縁であろう高級食材の数々に感激して瞳を輝かせ、そんなことは今や些細な問題だとでも言わんばかりに「それがわかったらやりたいようにやっちゃいなさい、どの道このままじゃ食材は傷んで無駄になっちゃうんだから」捨てるぐらいなら自分たちの生きる糧にした方がいい、と自分たちの行動を正当化するような発言をし)
そ、そうだけど…
……うん。無駄にするくらいなら、ね
(愛々に言われるもなんだか現実味がなく、自らも言い聞かせるように。相手に比べて色々と考えすぎなのかもしれない、と一度頭を空っぽにするつもりで。
「じゃあ…今のうちに、上の階の鍵とか探してきてくれる?見てても暇でしょ?」本音を言えばあまり手際がいいとは言えない自分の調理を見られたくないだけ。相手は料理で期待できないようなので丁度いいとも思い。)
わかったわ、大船に乗ったつもりで任せておきなさい
(実際問題食事が出来るまで自分だけ何もせずにのうのうとしているのは嫌であったため、役割を与えられれば胸をドンと叩いてやる気十分といった様子で得意げに言ってのけ「…最悪こじ開ける形になるかもしれないけどそれはそれよね…」最終手段として力ずくでの解決も辞さないというやや物騒な考えを相手に聞こえないぐらいの小声で呟いて)
………大丈夫かな…
(やけに自信満々の彼女、それが逆に不安材料となり。出て行った背中に、少しため息。兎にも角にも自分は料理、と向き直り)
ふう。案外、なんとでもなるもんね
(味見をしてみればごく普通の味。高級食材を使ってこれでは少し申し訳ない気もして。まだ帰ってこない愛々を待ちつつ、レストランの方のテーブルへ運んで)
普通ホテルの鍵は入り口のカウンターで受け取るものよね…っと…!
(鍵の在処について最初からある程度の目処をたてて行動し、入り口から厨房まで先ほど歩いてきた道を逆戻りし、ホテル入り口から入ってすぐのところにあるカウンターの前までやってくれば軽い身のこなしでカウンターの内側へ入り込んでそれらしいものがないか物色をし始めて「あっ!あったわ…って、何よこのケース鍵がかかってるじゃない!」少ししてガラスケースの中に鍵が並べてかけられているのを見つけて中から鍵を取り出そうとしたがケースを開けるには他に鍵が必要とわかり一人悪態をついていて)
どうも、その様子じゃ見つかってない?
(戻ってこないのを心配して探しに行けば愛々はすぐに見つかり。喜ぶでもなく悪態を吐く様子から見つかっていないだろうと思い。
「とりあえず、夕食はできたから食べましょう?」
兎にも角にも空腹は辛く、返事を待たずに続けて提案し。)
あるにはあったわよ、ちょっと面倒なことにはなってるけどね……まあ、別に慌てる必要もないし賛成。空腹で頭が回らないわ
(声に振り返って見つけはしたもののまだ入手に至っていない旨を伝え、深いため息をついてから再びカウンターをヒョイと乗り越えて相手の側に降り立ち、このことは後回しにしてまずは腹ごしらえをしようと提案に乗って)
そうね。折角の料理が冷めてしまうし。先に食べましょう
(よく状況は分からないものの、長くなりそうなため後回し。しかし、よくカウンターを飛び越えられると少し驚き。
レストランに戻れば、既に料理はテーブルの上に。)
(/料理は適当に補完していただければ…!)
はぁ…もうお腹ペコペコ…!って、凄い美味しそうじゃない、これ全部香織が作ったの!?
(レストランへ入り、テーブルの上に用意された料理の数々を見て感激して瞳を輝かせ、空腹のせいもあって待ちきれないといった様子ですぐにテーブル前の椅子へと腰を下ろし「早く食べましょ!」とやや興奮気味に)
え?た、大したことないよ…
(しかし、そう素直に褒められて悪い気にはならなくて。自分も嬉しくなり自然と微笑めば、愛々の隣に座って
「それじゃあ、いただきます。」
なんとなく毎日の食事を作る母の気持ちが分かったような気がして)
(/すみません…送れていませんでした……)
どれも美味しい…!幸せ~
(彼女の料理の腕が良かったこともあり、空腹感も手伝ってお世辞にも行儀がいいとは言えないような勢いで食べ進めていき、見るからに幸せそうな笑顔を浮かべるその口元にはご飯粒がついていて)
良かった、喜んでもらえて。
…あ、口もと、ご飯粒ついてる
(ここまで美味しそうに食べてもらえると本当に嬉しくなる。今度は何を作ろうか、と構想も湧いてきて。
人差し指でご飯粒をとってあげれば、そのままぺろり。なんだか愛々は妹のような感じがして違和感もなく。)
ーーごちそうさまでした。
鍵は、1人でなんとかなりそうなの?
(そういえば鍵が取れないとかなんとか…1人でどうにもならないなら洗い物は後回しでいいかなと思い。)
あ、ありがとう…
(口元のご飯粒をとってもらい、それがそのまま彼女の口に入るのを見れば照れくさいやら恥ずかしいやらで僅かに頬を赤らめバツが悪そうに視線外しながら小さくお礼を述べ、自分に姉が居たなら相手のような人だっただろうかと考えて「どうにかなるといえばなるし、ならないと言えばならないわ…力ずくでも良いならどうにかするけど」鍵については既に自分の中ではケースを叩き割って中身を取り出すというごり押ししか頭になく、質問にはそう言葉を濁して)
え…ううん、危なそうだし、私も行く
(力づくで、という彼女の言葉に不安しか覚えず。鍵をこじ開けて警報が鳴ったりしたらこの先うるさくてかなわないのではとか色々と考えてしまい。
「下げものはあとでいいから、鍵、取りに行きましょう」先に席を立ち、彼女のいたロビーのカウンターの方へ向かって)
(/返信できていませんでした……遅くなってしまいすみません)
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