つる 2016-09-30 20:50:03 |
通報 |
おお、おめでとう。それとお疲れさん、心身共に無事なようで何よりだ。刃生何が起こるか分からんからな、それが楽しい時もあればこうして辛い時もある。詫びはいらんよ。( 片手ひら、 )
そりゃ助かるな、どうしても見落とす部分も出てくるしありがたい。気楽にいくことにしよう( こく、 )はは、流石耳が早いな!これで旦那方とも肩を並べられる…何てな、新たな力も良いがそれに頼り過ぎんよう気をつけるさ。ありがとうよ( ふふ )なるほど。そういうことなら映えある一本目という事にしてもらいたい、そちらの方が色々と話が早そうだ。気遣い感謝するぜ、文脈もまったく問題ない。( 親指ぐ、 )
*
……ああ、いかにも俺は薬研藤四郎だ。粟田口の短刀で…ん?
(炎で融解されてしまったかの如くぼんやりと定まらない思考は然し、眼前の人物から発せられたその名を耳にするや否やみるみる明晰な物に変わっていった。はっとした顔で相手へと向き直ればさほど物珍しくも無いであろう己の姿へ分り易い好奇の眼差しを投げ掛ける彼の様子に聊かの不信感を覚えつつ、尋ねられた問いに答えるべくゆったりと名乗りを上げて。その最中、ふと視線の端に映った本体が醸す紛れも無い違和感に僅かに眉根を寄せ)
辛いことがあるからこそより楽しく感じられるんだろうよ。…なら俺が言うべきだったのは有難う、だったかい?こうしてきみが待っててくれたこと嬉しく思うぜ。( ふ、 )
ああ、お互い気にならないならそれが一番だ!( にま、 )肩を並べる所か下手したら俺より強くなってるかもなあ…ま、俺には俺なりの良さってもんがあるんだろうからそこは譲らないがな!( くつ、 )了解。そいつは良かった!一先ず安心だな、以後もこの様な形で何か尋ねることがあるかもしれないがその時は一緒に考えてくれ!これから末永く宜しく頼む。( に、 )
_____
俺は五条国永が作、太刀の鶴丸国永だ。…きみはどうやら太刀として顕現してしまったようだな、身体は無理なく動かせるかい?質問はきみに異常がないのを確認してから聞こう。
(名乗りを聞き相手が自分の知る薬研藤四郎に間違いないことを確認し、驚愕を胸の内に押し止めながら簡潔に名乗り。相手の顔を見据えていた視線はやがて本体へ向き、その形状から短刀ではなく己と同じ太刀であることが一目見て分かる。顕現したての頃は身体を動かすのに違和感が付きまとうが痛みや動かせないようなことが無ければ異常はなく、確認を促すよう自身の腕を軽く回して見せ)
違いない、それに驚きもな。こんないい相手そう簡単に手放したくは無かったんでね…それに気は長いほうだ。その謝辞、ありがたく受け取っておくぜ( くす、 )
かなりの力を得たからな、戦場じゃ頼りにしてくれていいぞ。皆違って皆良い…だったか、旦那自身の良さは誰にも真似出来んだろうよ。( こく、 )分かった。質問があれば俺からも遠慮無く聞くつもりだからな、その時は同様によろしく頼む。ああ、無理せずまったり良好な関係を築いていこうや…末永く、な。( 頬ゆる、 )
上の文は続けてもらっても蹴ってもらっても構わん、好きにしてやってくれ。
*
太刀?いやしかし俺は、――――……ああ、問題ない。背丈や体躯こそ違うが痛みは感じないな。…此処じゃこういった事は度々起こるのか?
(告げられた名は白い彼の容姿を表現するのに相応しく、その声と供にすんなりと脳内に記憶することが出来。太刀の二文字に思わず口返答してしまいそうになるも、まずは身の確認からとの言葉に喉元まで出掛かったそれぐっと押し込んで。相手の動作真似るよう腕回してみればぎこちなさは拭えないものの動きに支障は無く、通常より大きな掌緩慢な動作で開閉させながら自身の陥っている不可解な現象について小首傾げつつ疑問口に出し)
ああ、そりゃあもう頻繁に…な。主が鍛刀をする度に似たような現象は起こる、ここじゃあきみのような特殊な刀は珍しくないのさ。まだ身体に慣れないと思うから困ったことがあれば何時でも頼ってくれ!
(自身が戦場で拾われ本丸に顕現したのも古い記憶ではなく新参の類に分類されるが、それでも自身の後に鍛刀され特殊な身体を持つ刀剣は幾度か目撃している。それは度々どころか鍛刀で必ず起こる現象であり薄らに苦笑いを浮かべては頷き返し。特に異常の無さそうな腕や掌の動きは言葉の通りで安堵感に肩を撫で下ろし、しかし元は短刀であった相手も今は長身な方である自身と同じくらいの身長、身体を動かすのも最初は違和感が付きまとうだろうことを考え笑顔で上記延べ)
ほう、そりゃあ妙ちきな……まあ異常事態でないようで安心したぜ。それなら身体には関係の無い事だが此処の案内を頼めるか?本丸中歩き回れば大体感覚も掴めるだろう。
(珍しいことではないと苦笑零す相手には双眸見開き瞬きを数回、片手顎へ遣り驚愕と興味とを混ぜ合わせたような声で上記呟いた後ひとまず安心と短いため息漏らし。相手の頼り甲斐のある有り難い申し出に柔く口角緩めれば自身が今日から暮らすこの場について知っておいた方が良いだろうと早速依頼を一つ、身体ぐっと力入れ伸びた足による歩幅の違いにおお、と感嘆の声漏らしながら数歩踏み出して)
ああ、勿論だ!太刀の身体は新鮮かい?きみの兄弟が見たらきっと吃驚するぜ、薬研兄と呼ばれるかもな?
(妙ちきだと零す相手の言い分は自身も最初の頃はよく感じていたことで、反応に懐かしみを抱く半面反論出来ない現象に困り顔で笑みを零すだけで。案内を頼む声に大きく頷き返し鍛刀部屋から廊下へ、相手も部屋から出るのを待ちながら歩く様子を眺め、感嘆の声が聞こえてくれば小さく笑いを零し。からかいを含ませた声色でにんまりと口角を歪め口元へ手を持って来ては一つ問いかけ)
恩に着るぜ。ああ、新鮮新鮮…こりゃ暫くは慣れる気がしないな。はは、そりゃいち兄に妬かれそうだ。俺以外の粟田口は大方揃っているのかい?
(了承の返事に感謝の言辞口にすれば前方進む相手に続く足は程なく部屋外へ、そのまま隣にてぴたり立ち止まると問いに相槌打ちつつ未だ付き纏う違和感振り払うようぼきり肩鳴らし。揶揄混じった口調には此方も負けじと笑み見せ困り顔する長兄の姿想像しながら悪戯っぽい回答を、続けて己を兄と呼び慕う兄弟達の姿思い描いては果たして実際に会えるのだろうかと新たな疑問呈し)
トピック検索 |