天下一振 2016-09-29 22:55:54 |
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そうなのか。
(ほうほう、といった顔でそう言うと相手の手をきゅっ、と握り視線を交わすとにこりっ、と微笑み『一振の事がまた一つ知れたな。』と言い)
えっ、あぁ…そうですな。私も貴方のことをもっと知りたいものです。(まさか相手から手を握り返されるとは思っていなかったようで驚いたようにポカンとして。しかしどこか嬉しさもあるようで頬を緩めてはそう言って)
そうかそうか。では何を教えて欲しい?
(ポカン、とした表情を浮かべたあとに頬を緩めた相手を見て袖を口元に持っていきニコッ、と口角を上げると上記を口にして)
貴方の好きなものですかな。(きっとこれから彼と過ごすうちにいろいろなものは見えてくるだろう。しかしまず好きなものだけは知っておきたいようで)
ほう、俺の好きなものとな。ふむ……茶が好きだな。
(顎に手を当てて少し考えると上記を述べて。それに続けるように『一番は仲間達だがな。』とにこりっ、とした美しい微笑み付きで言い)
仲間ですか、素敵ですね(彼にとっての仲間とはかけがえのないものなのだろう。美しい笑みを浮かべるそれには嘘など滲んでもなく、そう述べては「では、今夜はもう遅いので明日お茶を共にしましょうか。出陣後でも構いません」と続け)
あい分かった。楽しみにしておるぞ。
(自身の中のかけがえのない存在である仲間達。それは今会話をしている彼にもそう言える。相手の言葉を聞き、こくり、と一度頷くと上記を述べて)
申し訳ありません!背後の諸事情によって返信できずにいました,,,,
―
ふふ、約束ですよ。それでは今日はここまでにしておきましょうか。私は明日初陣があると聞きました、今日貴方から学んだことを活かさなければいけませんな。(自分の部屋は来たばかりの為ここでは古株である三日月の部屋とは少し離れていて。夜も遅いと明日に響いてしまうだろうとそう言って)
よいよい。背後さんには“都合の言い時に返信してくれればいいですよ!”、と俺の背後が言っておったからな。
___
あぁ。うむ、頑張れ“ふぁいと”、と言う奴じゃよ!
(相手の言葉を聞き明日自分は非番だったなー、と思いつつ出陣があると聞けば主が言っていた言葉を使ってみようと上記を口に出しついでにぐっ、と拳を作り胸の前に持ってきて)
ふふ、頑張ります。それでは(愛おしい者がこのような仕草をすると愛らしく感じるのは不思議ではないのだろうと思いながら同じように返してみては、相手の頬へとキスをして名残惜しそうにしては背を向け自室へと向かい)
あぁ。
(相手が自身と同じように返しては名残惜しそうに自身の頬へ口付けをして背を向けた一連の動作にこういう所は変わらないな、と思いつつ自身も自室へと歩を進めていき)
(その晩、不気味な夢を見て。それは今まで自分が経験したことがないもの、炎に包まれ逃げることも出来ずに焼けていく夢だったようで。弾かれるように身を起こせばまだ焼かれているのかと思う程に身体は熱く息も乱れ変な汗をかいていて。一度落ち着こうと部屋をそろりと出て縁側へと腰掛けて)
………一振か?
(夜、此処に来る前に居た本丸の夢を見た。そこはまさに花丸な本丸で皆笑顔が耐えない本丸であった。自身もそこで笑顔だった。いつも自身の隣には一期が居てたわいもない話をしていたのがつい昨日の事に感じる。だが次の瞬間、目の前が“あの時”のモノに切り替わった。一期の目の前で自身が折れた“あの時”に。そこでハッ、と目を開けて体を起こし目を閉じて“あの時”の記憶を鮮明に思い出す。その為か寝付けなくて自室を出て徘徊していると縁側に座っている相手を見つけて)
(/遅くなってしまいすいません!!)
…三日月?このような時間に…外は冷えます、早くお戻りになった方が良いでしょう。
(寒いはずなのに体は未だに熱く汗ばんでいて、どうしたものかと肩を抱くようにしていると不意に声が聞こえて。太刀故に夜目は利かずもその声で三日月だと分かれば酷い顔をしているのではないかと思いながらも笑顔でそう述べて)
(/いえいえ、お構いなく!)
……いや、中々寝付けなくてな。ちと散歩でもしようかと思ったんだ。
(相手が声に気付き返してくれたのに対して首を左右に振り上記を述べると何かに気が付いたようにハッ、とすると相手に近寄って頬に手を伸ばしてどうかしたのか、と聞き)
(/すいません!!)
…夢を、見ただけです。そう気にかけることでもありません(伸ばされた手がひんやりとしていることに気付けば身体の熱さも引いていくような気がして。その手に擦り寄るようにするとそうポツリと呟き)
焼ける夢を…見たのです、息をすると喉が焼けるように熱く身体も焼かれているかと思う程に。炎から生まれたにも関わらず恐怖を感じました。(目を閉じると脳裏に浮かぶ夢の光景、それを拭おうと強く目を閉じてもそのようなことはなく苦笑を浮かべては「この様な事を天下の刀が言うのは恥でしょうが、今宵だけで構いません。どうか傍に居させてくだされ、三日月」と続け)
………すまない。俺があんな話をしてしまったから……。
(相手の話を聞くと原因は昼間自分が話した事らしく、罰が悪そうな顔をすると少しうつ向き上記を述べて。傍に居させてほしいと言う相手に自分がまいた種を摘む事を考え『あぁ。今宵と言わずにいつでも頼ってくれていいんだぞ。一振や。』といい相手の頭をぽんぽん、と撫でて)
貴方がそのような顔をされずとも良いのです。笑顔、ですよ(快く承諾してくれたのを見るとほっと密かに息をつき、沈んだ表情の相手を和ませるかのようににこりと笑みを浮かべてみては相手の頬を緩くつまんでみて)
…………ふっ、そうだな。
(相手が和ませるようなにこりっ、とした笑顔を向けて頬をつままれれば少し驚きつつくすりっ、と笑うと上記を述べて)
?…そうか?
(一瞬きょとん、とするもうーん、と考える素振りを見せてみて。相手の行動を見ているとまるで弟でも出来たみたいだな、と思い)
ええ、そうですよ(そう言っては身を起こし「三日月」と愛しい者の名を呼べば唇へと口付けをして。きっとこのようなことしていても彼は自分でありながらそうではない一期一振に心を寄せているのだろうと思い)
……んっ、…どうした、一振。
(相手の言葉にこくり、と頷き自身の頬を一撫でするとふいに名前を呼ばれ相手の方を向こうとすると唇に口付けを落とされ。唇を離すといきなりこんなことをしてきてどうしたのか、と聞き)
申し訳ありません、ただ貴方が愛おしくて…つい
(自身が元より三日月に対して口付けをする事はあるがそれでも驚くのだろうと思うとなんだか申し訳ない気持ちになり少し俯きながらもそう述べて)
…っ、いや大丈夫だから。
(うつ向きながら謝ってきた相手にハッ、とすると直ぐに上記を述べて相手の手を握ると『……此方こそすまない。』、といろんな意味を込めてそう言い)
はは、互いに苦労しますな。謝らないでくだされ、これも仕方ないのです。(握られた手を見つめながら微笑むと相手の手に添えて、謝るのはこちらの方だろうと首を振り)
そうだな。しかしっ………。
(自身は恋こがれる瓜二つの彼を相手に重ね合わせている事を改めて自覚すると相手の手をきゅっ、と握り悲しげな表情を浮かべて)
…ありがとうございます(にこりと微笑み礼を述べるといつの間にか長い時を過ごしていたようで薄らと明るくなってゆく空を見ては「長話をしてしまいましたね、私の我が儘に付き合って下さりありがとうございます」と続け)
いいんだ。
(相手の礼を聞くと何も言わずただにこり、と微笑み。うっすら、と明るくなっていく空を見てもう朝か、と思いつつ言葉を聞くと相手の方を見て『そうだな。礼を言われる事でもないぞ。』と言い)
それでは、私は出陣の準備をしなくては。三日月はまだ時間があるでしょう、お休みください。
(そう言って立ち上がると微笑んで手を差し伸べ。自身は初陣の為色々と準備があるのでそろそろ動かねばと思い)
そうだったな。あぁ、そうさせて貰おう。
(そう言い、差し伸べられた手を握り立ち上がると『初陣、頑張れ。』と言いにこり、と綺麗な微笑みを見せて)
…あっ、…初陣で気が張っておると逆に怪我をするから“りらっくす”して望んだ方がいいぞ。
(相手の返答を聞きにこっ、と笑うと思い出したようにそう相手に助言すると付け足すように『“りらっくす”し過ぎてもダメだぞ。』と言い)
りらっくす、ですね。分かりました(流石はこの本丸に来て古株であろう者の言葉、相手の忠告に素直に頷くと自室へと戻り着替えを初めて)
(相手の忠告をしっかりと胸に刻み準備が終わる頃には出陣の時刻になっており、さて行くかと部屋を出て門へと向かえば他の隊の者達から説明を受け)
(自室に戻り、布団をたたんで押し入れの中へ入れると今日は非番だった事を思いだし普段着に着替えると、満足に寝られなかった為か欠伸が漏れて)
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上げておいてくれて有り難う。実は俺の背後が野暮用で一週間以上此処に来られるか分からない状況に居て、な。だから一振とその背後殿に決めてもらいたいのだ。俺たちが帰ってくるのを待っていてくれるか、縁を切ってしまうか、を。此方も負担をかけたくないが為、決められないのだ。よろしく頼む。
(初陣となれば、やはり気持ちも高揚しているようで。それと共に好戦的な性格だったのだろう、前へ前へと突き進みながらも順調に進めていたはずだった。しかしその戦場で、検非違使も出現してしまい。態勢は敵方の方がかなり有利となってしまえば隊員半数が重傷を負ってしまう結果となり。天下一振も例外ではなく、身体の動かせる者に肩を借りながらようやく帰還しては待機中だった仲間達も部隊の惨事に驚きを隠せずにいながら傷の深いものから手入れ部屋へと誘導していき)
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ふむ、それならば貴方達を待っていることにしますぞ。なに、一週間と少しの期間など直ぐに過ぎ去りましょう。貴方達がまたここに戻ってこられる事を祈りながらお待ちしております。
一週間程、と言ったのに二週間も開けてしまって申し訳ない。まだこんな俺を待っていてくれているのなら返事が欲しい。我が儘なジジィですまぬな。一振。
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