天下一振 2016-09-29 22:55:54 |
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(まだ新入りなはずなのに刀の道筋が整っておりとても顕現し始めとは思えず少し驚くもやはり先に居た刀として、そして天下五剣のプライドを持って攻めていき)
(/この手合わせどちらが勝つことにしましょうか?)
(/そうですね、ここはやはり先輩として三日月という事に…!)
(さすがは天下五剣、こちらの動きをその時その時で読み解き対応してくる姿に一度体勢を戻そうと離れて)
(此方からすれば相手の動きはまだ赤子同然。これからは手合わせや戦も沢山経験して強くなるのだろうな、とじじい的考えをして。体勢を戻そうと離れた相手に一瞬の隙が生まれたためソコに木刀を振り)
(/分かりました!後何レス位で決着をつけましょうか?)
―っ!(離れようとした時に隙ができていたのだろう、相手の追撃に追いつけずに咄嗟に木刀で構えようとするも握る力が弱かったのか木刀を落としてしまい)
(/そうですね、長引くのもあれなので勝手ながらに少し負けの兆しを作らせてもらいました!)
…_____隙だらけだぞ?
(木刀を落とした相手を見てすっ、と木刀を上げて相手の首筋に向けて、射抜くような瞳を相手に向けてそう上記のように言い。)
(/大丈夫ですよ!のらせていただきましたので!)
…はは、確かにそうですね。(相手の射抜くような目にゾクリとするも、笑みを浮かべてみては「しかしすぐにあなたを追い越して見せましょう」と述べて)
(/ありがとうございます!)
天下五剣を舐めるでないぞ?
(相手の言葉に目を細めてニヤリッ、と笑うと木刀をするり、と下げてから上記のように言って)
(/いえいえ~)
ふふ、しかし天下人の刀である私の妻ならばそれほどの強さあってもおかしくありませんな(落としてしまった木刀を拾ってはにこりと笑みを浮かべつつそのようなことを言ってみて)
ええ、諦めませんよ。私は貴方に一目惚れしてしまいましたから(苦笑する相手とは逆に、ニコリと笑みを浮かべてみてはふと、そこまで嬉しそうにしない相手に「もしや、三日月には想い人が既にいらっしゃるのですか?」と問い掛けて)
!……想い人か。…いるぞ。
(相手のにこりっ、とした笑みを見ているとやはり、頭の片隅に一期の顔が浮かんできて。でも彼は一期ではなく一振。きちんと分けてしまおうと思い。相手の質問にふっ、と笑うとこくり、と頷き上記を述べて)
そうでしたか、その方は今はどちらに?(これでは自分の片想いではないか、と思うと何故か切なくなるものの笑顔は絶やさずにいようと笑顔のままそう訊いて)少し、気になるものでして。
……さぁ。何処にいるのだろうな。
(自身を好いてくれている相手の前でこう言ってしまった事にすまない、と思って。相手の質問に少し考えてから寂しそうな笑みを浮かべて上記を述べて)
俺も分からない。
それは…申し訳ないことを聞きました。この無礼をどうかお許しください。(分からないという事はここにはいない何処かにいるのだろう、それが誰なのかは分からないがきっとその者がいたら三日月は心からの笑顔を見せてくれるのでは、しかしそれは恋敵。負けないようにしなければと思いながらそう言って)
いいんだ。叶わぬ恋だと知っておるからな。
(ゆるり、と首を上げて何処までも広い空を見つめて心の内で一期を探したまますっ、と空に向かい手を伸ばし心の中で一期、と一度そう呼ぶと手を下げて言い)
いいえ、貴方が帰ってきてくださればそれで良いんです。おかえりなさい、三日月
――
…そう、ですか。(自分も相手も、叶わぬ恋をしているのだろうか。そう思うと胸が苦しくなり思わず胸に手を当ててそうポツリと呟き。空を見ると夕刻を知らせるかのように焼けた空、そろそろ広間へ戻ろうかと「―三日月、戻りましょうか」と微笑を浮かべると手を差し伸べ)
あぁ。
(相手と自分も同じ境遇。そのせいか親近感のようなモノも沸くが、自分に恋をしてくれている相手と相手と瓜二つの彼に恋をする自分の歪な関係を少し悲しく思い。そろそろ戻ろう、と言い手を此方に差し伸べる相手を見て少し間をおき上記のように言い相手の手を握って)
_____
そう言って貰えて嬉しいぞ。あぁ。ただいま、一振
―ふふ、三日月の手は暖かいですね。(手袋越しでも伝わる相手の体温に先程の不安もじんわりと解かれていくような気がして微笑みながらそう述べ)
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