天下一振 2016-09-29 22:55:54 |
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遅くなりすまんな。じぃはちと腰を敬わなければならんからな。
(/遅くなりすいません!キャラの口調で今はロル無しですが、始まったら付けれるので心配ご無用です。)
やっと来ましたね、さてそれでは本題に入る前に少し決め事をしましょうか。それは、私が顕現したばかりのところから始めるのかそれとも数日経っているのか…という事なのですが。
分かりました、それではそのような方向で進めるとしますか。それでは今後、この天下一振と背後をよろしくお願い申し上げる。
―
(遠くで名を呼ばれた気がしてゆるりと目を開ける。そこには見たことのない景色が広がっており、その中に二人の人影を見付け。巫女のような衣装を着た者とその横に座るは言葉では表せない何とも美しい者の姿。そちらをじっと見つめては流石天下一振というものだろうか、物怖じせずに近寄っていけばその口を開いて)
―ああ、私は夢を見ているのでしょうか。まるで天から舞い降りたかのような人をこうも近くで見られるとは…。このような場所よりも貴方には私の住む城のほうがお似合いというもの。さあ、ここから出ましょう。そして私と結婚してください、
あぁ。此方こそよろしく頼むぞ。
ー
!?いちや何を言っておるのだ。結納など、男同士では出来ないだろう?
(パァッ、と眩しい光が鍛刀部屋を包み込みソコから現れたのは通常の一期一振………ではなく何処となく違った雰囲気をかもし出す彼であった。だが彼が彼である限り受け入れるし主もそうだろう、と思っているといつの間にか近くにいた相手に結婚してほしい、と求婚を迫られたのに流石に驚き焦りつつも上記のように言い)
そのようなもの、関係ありません。永久に暮らしていきましょう、必ず貴方を幸せに致します。
(男同士の恋、そのようなものは別に気にすることではないと首を振れば手を握りしめて。今にもどこかへ連れていきそうな勢いの天下一振を止めたのは主で。天下の刀に向かって何をするのだろうかと冷ややかな目で見ては未だに自分の主だと分かっていないようで「…お言葉ですが、貴方に見合うような方ではありません。諦めてください」などと告げて)
関係なくないぞ、いち。幸せにしてくれるのは有り難いが俺は今のままで充分幸せだからな。
(手を握りしめられてオロオロしつつも自分の本心を相手に伝えて上記に繋げるように『いちも此処で皆と幸せに暮らして行かんか?』と持ち掛けてみて。相手を止めた主に相手はきつい言葉を掛けているのを見ると相手を止めるように『いち、それは主に対する侮辱か?俺と主はいちが思っている関係等ではないぞ?』と横入りして)
…主、ですか?この方が私の?いや、そのようなはずは…私の主は天下人であられる豊臣秀吉様でありこのような者では…。
(目の前の巫女の様な服に布面を付けたものが自分の主であるとは早々信じることが出来ないようで怪訝そうに相手を見つめながら上記を述べて。ふと、先程から三日月が自分へ対して“いち”と呼んでいることを思い出しては「あの、お言葉ですが…私の名は天下一振と申します。粟田口吉光の唯一の太刀にして天下人の刀である事からこう名付けられました。天下人の刀とそこらにあるような刀を同じにされては困ります。どうぞお見知りおきを。」と自身の胸へ手を添えつつ堂々と自己紹介をしては勝気に微笑んで見せて)
此処ではこやつが主だ。審神者と言って、歴史を変えようとする歴史修正主義者から歴史を守る為に刀の九十九神の俺達を顕現させ、共に戦う役割を担っている。
(まだ信じていない、と言うオーラが滲み出ている相手にパッパッ、と手際よく主の事、自分達の事を上記のように説明して。胸に手を添えて堂々たる自己紹介を受ければ『あなや。そうかそうか、お主は“他のいち”とは違うのだな……。』とそこし暗くも美しい笑みを浮かべて。一度主の方を向き自己紹介するか、と目で訴えればこくり、と頷いたのを見ると『先は済まんな、あの様な表情を見せて。』と言うと『俺は三日月宗近。天下五剣の一振りでお主と同じ豊臣が使用、そして愛妻であるねねに送られた刀だ。』と言うと先程とはうって変わって綺麗な笑みを浮かべると『よろしく頼むぞ。』と言い)
…にわかには信じ難いですが三日月がそう言うのであればそうなのでしょう。主、先程の無礼をお許しください。これからよろしくお願い致します。
(三日月の説明にまだ理解しきれないなと苦笑を浮かべつつもそう述べては、悲しげな微笑みを見せた相手に「すみませんが、その“いち”とは何者で?」と問い掛けて。続けて紹介をされると記憶の片隅に確かに妻である、ねね殿へと刀を秀吉公が渡していたのを思い出しその時にも見かけたことがあったような気がして。「―あぁ、三日月は何度かちらりと見かけたことがあったような気が…」と呟き)
ふふっ。認めてくれたみたいだな。主や他の者は優しいから直ぐに溶け込めるだろう。特に粟田口はな。
(相手は理解できていないような顔をしているが此方としては早く慣れてほしいが為に上記のように言って、そして自分に“いち”とは誰か、と聞かれれば『いちか?いち…改め一期一振は粟田口唯一の太刀だ。お主と同じな。容姿もお主そっくりだ。』とまだ鮮明に残る淡い心を思い返し快く答えて。相手の呟きに『あぁ。それが俺だろうな。』と着物の裾で口元を隠して優美に笑い)
(/三日月が“一期一振”に恋心を抱いていた、というのになってしまいましたが大丈夫だったでしょうか?)
(/はい、全然大丈夫ですよ!いろいろな展開歓迎ですので…!)
私と同じ…粟田口吉光の太刀。しかしそのような名は聞いたことが…粟田口吉光の太刀といえば天下一振のみ、と人々は語っておりました。
(他にも粟田口がいるとするならそれは弟達であろうと思うと、後で挨拶でもしておこうと胸に思いつつその見知らぬ“一期一振”に対してはそう述べて。何だか頭が混乱してしまいそうだと思っていると、主が「ここで話すのも止めにして、ゆっくりと本丸を見回ればいい」と告げて。それならば三日月に頼もうと「三日月、私に本丸内を教えてください」と述べて)
……あぁ、それはお主が一度焼かれその後に再刃されたお主の名が“一期一振”だからだな。つまりは“一期一振”も“天下一振”も同じな訳だ。
(相手の言葉を聞き知らなくて当然か、と思いつつ相手にも分かりやすいように一から丁寧に上記のように教えていき。主の言葉に自分も頷き『そうだな。』と言い。自分が本丸の案内を頼まれたか、と思っていると相手から本丸内を教えてほしい、と言われると『あい、分かった』と告げて立ち上がり)
っ、焼かれるとは一体…!?そのような輩がいるならば即刻に罰するべきです。私は天下の刀です、そのような愚行を許されるはずが…!
(焼かれるなどという事は聞いたことがない、それに再刃されるとは一体何のことなのか全く分からずに矢継ぎ早にそう述べて。先程三日月は歴史を自分達は守っていると述べていたことを思い出してはこれから自分にそのようなことが起きるのだろうかと思い。一瞬憂いを含んだ目をするもそれも歴史なら、と今は考えることにして。三日月の了承した言葉ににこりと微笑んでは「ありがとうございます」と礼を告げ後を追うようについて行くことにして)
あなや、誤解を生んでしまったか。お主が焼かれたのは大阪城が落城した時だ。だから意図してお主だけを焼こうとしたのではないぞ?
(いきなりこんなことを言われれば誰だって混乱するだろう。だが事実を受け止めてもらう為に上記のように決して誰かが焼いた訳でもない、と告げて。やはり、自身が焼かれるなど知りたくなかった、と思っているかも知れない相手に少し悪く思い『“一振”や。いきなりこんなことを言って悪かった。』と言い軽く頭を下げて。にこり、とした笑みを浮かべて礼を告げられればほけほけ、とした雰囲気をかもし出しながら『よいよい。』と言い歩き出して)
いえ、構いません。それも逆らえぬ歴史ならば致し方なかったのでしょう。
(申し訳ないと謝る相手を見てはゆるゆると首を振りそう言って。何もかもが新しく、新鮮に見えるそれに辺りを見回しながら相手の説明を聞いていき。一通り本丸を見て回ると流石にまだ慣れぬ体に少し疲れた様子で「三日月、そろそろ休憩でもしますか」と述べてみて)
そう……か。
(少し自分の能天気さに腹が立ってしまうも必死に抑えて睫毛が影を作りそう言って。歩きながら説明していき中庭を通ると短刀達が駆け回っている様子を見ては相手に『可愛い弟達だな。』と茶化すように言って。一通り本丸内を説明すると休憩しよう、と言う相手に『あぁ。』と頷き、丁度近くに縁側があり相手をソコに連れていき茶でも持ってくる、と言い)
何から何まで…礼を言います。このような美しいお方にここまでされるとは、この上ない誉れです。
(自分が顕現してからずっと世話をしてくれる相手に礼を述べては、恥ずかしいような素振りもせずにそう続けて。相手が戻るまでどうしようかと思っていると弟達が近寄ってきて。天下一振と言えど、身内は可愛いもの。頬を緩ませ「お前達の知る兄ではなくても、私は粟田口吉光の唯一の太刀。今日からは兄として頼りにしてくれて構わないよ。」と告げて)
いや、構わんよ。…美しいとな。ハハハッ俺にはそなたの方が美しいと思うが?
(お礼を述べられれば一瞬ポカン、とするもにこりっ、と笑顔を浮かべて当然のことをした、というオーラをかもし出しつつ上記を述べて。茶と茶菓子を用意して縁側に戻ると粟田口の短刀、脇差達と話をしている相手がいてふと、ある光景を思いだし首をぶんぶん、と降ると相手の方へ行き声をかけて)
(/遅くなってしまい申し訳ありません!!)
(/いえいえ、お気になさらず!)
(弟達との話を弾ませていると不意に背後から心地よい声音で声を掛けられて。そちらを見るとやはりそこには最愛の三日月が居り、にこりと微笑んではそれを見ていた乱が「天にいったら、顕現したばかりなのにもうゾッコンなんだね」とニヤニヤとしながらそう述べ。その言葉に偽りはなくともこうして他者からその事を言われるとどうしてか気恥ずかしくなりほんのりと頬を染めては口元を隠しながら笑って)
…はは、確かにそうだね。全く、乱はそういう話題にはいち早く気付くものだ。
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