スクールアイドル 2016-09-23 22:14:36 |
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そ、そうなんですか…はい、大丈夫です。でも、本っ当に助かりました…!あのまま飛び付いて来たりでもしたら怖いし…(枝豆という犬に目線落とせば目を細めながら警戒して、枝豆と目が合いそうになるとサッと逸らし。心配されると頷きながら大丈夫だと言うもホッと胸をなで下ろして、本音を呟けば苦笑い浮かべて)
そっか、怖い思いさせて本当に悪かった、こいつ人懐っこいし特に若い女の子が好きみたいでさ、困ったもんだよ…
(その説明通り瞳を輝かせ、生き生きした様子で彼女へ飛びかかろうとする枝豆のリードをグイッと後ろに引きつつ苦笑して「…そうだ!この後って時間ある?俺の不注意で迷惑かけたしお詫びにお茶でもご馳走するよ」謝罪を済ませそのまま立ち去ることも考えたのだが、それだけでは自分の気が済まず少し考えた後でそう告げて)
あ、いえ、貴方が謝る事じゃないですよ。…え?でも、そんなの悪いですし…気にしなくて大丈夫ですよ?(口ではそう言いながらも枝豆の表情が視界に入るとびくっと肩上げて、思わず一歩後退ってしまい。相手からの提案に驚けばわたわたと両手を前に出して遠慮し、眉下げながら笑みを浮かべ)
いいからいいから、こいつの管理が行き届いていればこんなことにはそもそもならなかった訳だしこのままだと俺が納得いかないんだ、せめてこれぐらいはさせてくれ、頼む!
(急過ぎる申し出にやはり遠慮をしている様子の相手だったが、やはり物事キチンと決着をつけないと気が済まないと考えれば此方も引き下がらず、気がつけば何故か此方から頼み込むようにして頭を深々下げてしまっていて「あっ…でも、本当に迷惑だったり忙しいっていうなら無理にとは言わないけど」半ば親切心の押し売りのような形になってしまっていたが、途中で親切も行き過ぎは良くないなと不意に冷静になればそう付け加えて)
ええっと…顔を上げて下さい。…やっぱり、お言葉に甘えても良いですか?(そっと顔を上げると何故か相手まで自分以上に頭を深々と下げているのを見てギョッとし、そこまで言われたら断る事は出来ず。律儀な人だなぁなんて思いながら返答し直して)
おう、そう来なくっちゃな!そんじゃ、行こうぜ?この近くにコーヒーとケーキの美味い喫茶店があるんだ
(少々無理やり感はあったものの最終的には誘いに応じてくれたとわかると下げていた顔をガバッと素早く上げ、心底嬉しそうな様子でニッと歯を見せて笑っては、わかりやすくご機嫌な口調でそう促しリードを握り直して先導するように歩き出して)
ケーキ…!…う、(相手の眩しい笑顔を見ると長く直視出来ず逸らすも、ケーキという単語を聞くと楽しみになり自然と笑みが零れ。相手の後に続いて歩き隣に行こうとするも枝豆が居る事を思い出せば歩く速度落ちて、相手と距離を取って歩き)
ははは、それにしても本当に犬が苦手なんだな
(自分から距離を置いた彼女の視線の先にあるのはやはり枝豆で、犬が苦手というのは反応からしてわかってはいたがこんな小型の犬にすら怯えるとは相当筋金入りの犬嫌いなんだなと苦笑しつつ、枝豆を相手の歩いてる側とは反対の手に持ち直して遠ざけながら)
…ごめんなさい、犬が好きな人から見ると迷惑ですよね…(わざわざ自分から遠ざけてくれた相手の気遣いに感謝しつつも、しゅんとなりながら俯いて呟き。ぎゅっとスカートを両手で握り締め)
ん、迷惑?何で?別に誰にだって苦手なものぐらいあるのが普通だろ、俺だって高いところは怖いし出来ることなら苦手なものには近付きたくないって考えるのが普通だと思うけど
(出来るだけ怖がらせないようにという此方の気遣いがかえって彼女を恐縮させてしまったようで、果てには落ち込んでしまったのを見ればむしろそれが苦手なものを見た人の普通の反応であり自分もそんなものだから気にする事はないのにと事も無げな口調で口にしては元気づけようと肩をポンポンと優しく叩き)
…そうですよね、…慰めてくれてありがとうございます(元気づけてくれた相手を見上げるとしっかりしなきゃと思って頭をふるふると横に振り、先程から助けてもらってばかりいる為申し訳ないなと思いながら感謝の意を込めてお礼言い)
お礼なんていいって、どうせなら一緒に居る相手には落ち込んだままでいられるよりは笑っていてもらった方がずっといいだろ?それだけのことなんだからさ
(自分としては別に恩を売っているつもりはなく、ただ自分のしたいようにしているだけでお礼を言われるのは少し照れくさいのか手をヒラヒラと振って苦笑して「そういえば、君のことなんて呼んだらいい?ちなみに俺は神村優太っていうんだけど好きなように呼んでもらって構わないぜ」目的地まで歩く間、ふとこうして当たり前のように話しをしている彼女の名前をまだ聞いてなかったことを思い出せば自己紹介がてら質問投げかけ)
…そんな風に考えてもらえてたなんて。優しいんですね、(目尻を下げながらふふっと笑うと思った事を言葉にして伝え。普通に話していた為まだ名乗っていなかった事に気付かず、相手に言われてからハッとなれば頷き。「そういえばそうでしたね…私は桜内梨子です。…えっと、じゃあ神村さんって呼んで良いですか?」と首を傾げて)
そうそう、やっぱそういう表情の方がいいな
(ようやく見せてくれた彼女の笑顔に対してこちらもまた笑顔で応じ、不思議なぐらいに高揚していく気持ちを抱きながら足取りは軽くなって「別に遠慮しないで気安く下の名前で呼んでくれてもいいんだけど…なんてな、じゃあ俺の方は梨子って呼ばせてもらうな?」名字で呼ばれ、自分に対して遠慮なんていらないのにと苦笑して見せたが好きなように呼んでいいと言ったのは自分であるため、追及はせず此方は何の躊躇いもなく当たり前のようにいきなり下の名前で呼び捨てにして)
し、下の名前!?それは、少しハードルが高いというか…えっ!?は、はい、分かりました…!(視線を逸らしながらボソボソと呟くも呼び捨てで呼ばれて驚けばばっと顔を上げて、気恥ずかしそうに返事をすると頬を赤く染め。女子校育ちの自分にとっては異性に呼び捨てで下の名前を呼ばれるのは初めてであり)
まあ、無理にとは言わないけど…っと、着いた着いた、ここだぜ
(自分はそういうことは気にしないタイプだが、相手はそうではないのだろうと考えて呼び方については強要することなく、そうして話しをしながら歩くうちに目的地である喫茶店の前に到着し、親指でクイッと店の方をを指差して)
…ごめんなさい、今は神村さんって呼ばせてもらいますね(眉下げながら笑みを浮かべて、慣れてきたら何れなんて考えた末に答え出し。目的地に到着すると相手が指差した方向を見上げて「オシャレな喫茶店ですね」と感想一言零して)
今は、か…つまりもしかしたら今後呼び方が変わることもあり得るって訳だよな、なら今はそれで十分だ
(口振りからしてやはり急に下の名前を呼ぶことに抵抗があるだけなのだということが改めてわかれば、この先何か変わる可能性があるのならそれで今はいいかと前向きに口にして屈託もなく笑って「だろ?ここは俺の行きつけの店なんだよ、気に入ってもらえて良かった」自分の行きつけの喫茶店が褒められれば自分のことのように嬉しそうにして)
…そういう事です、ありがとうございます(その時がいつ来るかは分からないけどと出そうになった言葉を飲み込みつつ返事をし。「はい、だってこんなにもオシャレな喫茶店あまり入った事がなくて…楽しみです」と頬が緩み)
そりゃ意外だ、梨子はこういう場所に来るのは慣れてるイメージがあったんだけどなー
(あくまでもイメージに過ぎないが彼女には何となくこういう店で静かにお茶を楽しむ姿が似合うような気がしており、彼女の言葉には意外そうな表情浮かべていて「ほら、女子ってこういう店好きそうだし」なんて軽口叩きつつ枝豆のリードを店の入り口近くの電柱へと巻きつけてから中へ入ろうと彼女を促して)
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