僕は今まで何度貴方に出会い、何度貴方を失っただろう。
前の貴方は僕の生徒…僕は保険医。
貴方は交通事故。これは不運としか言いようが無いです。
その前の貴方はサラリーマンで僕はマフィア…。
貴方は過労死……僕は休めって言ったのに。
その前は逆。僕はブラック企業で働いてて貴方はマフィア。
貴方は撃ち殺 されてしまった。
“大丈夫だ、班長さんは安心して待ってろ”って言ってた割にはあっけない終わり。
……貴方は神父で僕はシスター…
…あの時はごめんね。
でももう、神に操られて狂っている貴方を見たくはなかったんだ。
・
・
そして最初、全ての始まり。
貴方は主人で僕は従者…彷徨っていた僕を貴方は助けてくれた。
でも貴方は何者かに……、
満月の夜に美しい死を……貴方はいつもそう言っていた。
確かに満月の夜だったけど…僕の前に横たわる貴方は美しくはなかった。
いつもみたいに眩しい笑顔じゃなくて。
ひたすらに僕だけを見つめてくれた綺麗な目には何も映っていなくて。
もう温かい手で僕に触れてくれなくて。
……こんな貴方は見たくない。僕が助けてあげる。そして二人だけで幸せに生きよう。
そう願って、何度も何度も何度も何度も繰り返してきた。
そして、やっと見つけた。
貴方と僕が幸せになれる世界を。
なんか余計なモノまで付いてきたけど……それは気にしない。
やっと……僕らは幸せになれるよ、カラ松。
そう思ったのに………なんで…?
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