匿名の人 2016-09-22 18:46:31 |
通報 |
…別に、誰かに頼ろうなんざ思ってない。ただ、どうせ遊ぶなら張合いがあるほうがいいだろ?(此方もくすりと笑みを見せれば、軽く舌を出して見せて。“誰が非行少女だ”と言い返そうとするも、警察がちらほらと見えてきて「あ、やべェ。逃げなきゃ」と一度伸びた男に視線を送った後、相手にそう言って、/)
(/了解です。)
生意気言うなよ、お前が俺の遊び相手なんて十年はえぇ……ついてこい
(騒ぎを聞きつけた誰かが通報したのであろう、警察がやってくるのがわかれば気怠げにため息をつき、相手にただそれだけ言ってからゆっくりその場から退散するように入り組んだ路地裏の道へと更に入り込んでいき)
はぁ?そっちこそ生意気言うなッ。…って待ってってば…(ふん、と鼻を鳴らせばまるで自分の方が上とばかりに。慌てて相手について行こうとするも一度男に振り返って「また遊んでね?お兄さん」と態と女らしい口調で笑いかければ相手についていき、「何処まで行くんだよ」と呟けば、面倒そうに刀を肩にかけて、/)
一旦身を隠すんだよ、お前の格好は目立ちすぎる…警察のお世話になりたくなければ黙ってついてこい
(相手の派手すぎる格好を見れば警察が集まりだしているこの状況で単独で逃げるのは自殺行為だと考えて、別に放っておいても良かったのだが無事に逃がす為の手助けをしていて)
そりゃそうだけど…(現代外れの自分の方格好をくるりと一回転して確認すればこくりと頷いた後上記を述べ、「…でも、あたしといたらお前やばくね?」と何故相手が此処までしてくれるのか不思議に思えば着いていきながらも眉を少し八の字にして、/)
今更お前みたいな不良の女一人抱え込んだところで潰れるほどヤワじゃねぇよ…こっちはこれぐらいの修羅場は日常茶飯事だ
(入り組んだ道を全く迷うことなくどんどん進んでいき、古びた工場らしき建物の裏側にある階段を上がり、突き当たりの鉄製ドアを乱暴に開け放ち「入れ」とそう手短かに促して)
非行少女の次は不良の女かよ。(相手の呼び名がコロコロと変わるのを聞けば不満なのか中指を立てて見せて。見た事も無い工場のような建物に入り、「…此処何処?」と周りを見渡しながらも相手の言う通りに中に入り、/)
どっちも似たようなもんだろ…意外に細かいこと気にするんだな
(中指立てて不満を口にする相手を横目に適当にそう返し、ドアの向こうには椅子とテーブル、そして簡素な調理台のあるだけの空間が広がっており「ここが俺の住処だ、ここなら一部の俺の知り合いぐらいしか知らないしほとぼりが冷めるぐらいまでならお前を匿ってやれる」ここがどんな場所かを簡潔に説明してやり)
あたしにゃお気に入りの名前があるからね(覚えてもいない親がつけた名前を御機嫌な様子で笑い、部屋の中に目をやれば必要最低限の物しか置いていない相手の部屋を見て“あたしの部屋と似てるな”なんて思うも口には出さず、匿うと言われれば「本当?いいのか?」と部屋をぐるりと一周した後に相手に問いて、/)
蒼空か…少なくともこんな後ろ暗い生活してるような奴にその名は似つかわしくはないよな
(かつて聞いたその名を反芻し、裏社会で喧嘩に明け暮れるような相手には似合わないな鼻で笑い、とりあえず座れと椅子を勧めながら自分も向かい側の椅子に腰を下ろし「お前はこの辺の事情を知りすぎてる、捕まって下手なことを話されても面倒だからな」あくまでも自身の立場を守るためだと言い聞かせ)
うッさい、空が好きなんだから良いだろ(相手の頬を軽く抓れば鼻で笑って相手を軽く睨み、“ほっとけ”と言わんばかりに。椅子に座れば頬杖をつき、「…ま、有難う」と顔を背けながら小さな声でお礼を言い、/)
わーったから、いちいちこんなことで熱くなるなっての…
(顔をしかめて頬を抓る手を引き剥がし、子供のような反応をする相手を適当にあしらって「お前も一応礼は言えるんだな」お礼の言葉を聞いて感心した様子で目を軽く見開いて)
…分かったらいい(そこだけは譲れなかったのか満足気に頷くも、相手の驚く様子を見れば「何?喧嘩売ってんの?」と立ち上がり挑発気味に笑って/)
…喉乾いた。(立ち上がると同時に左記を述べ、辺りを見渡し「何か飲むもんねェの?」と勝手が分からず相手に問い、/)
さあな?俺としては別にどう受け取ってもらおうと構わないけどな
(決して虚勢を張っている風でもなく己を見下ろすように立つ相手を視界の端に捉えながら淡々とした口調と態度で言ってのけ)
…ったく、うるせぇガキだ…遠慮ってものを知らないのか?お前は
(我が物顔で要求をしてくる相手に深いため息と共に立ち上がり「コーヒーでいいだろ?」電気ケトルで熱湯を用意し始めて)
…相変わらずむかつく、その五月蝿い口を針で縫ってやろうか(淡々と話す相手に此方は更に苛ついた様子で、針で縫う真似を仕草をして、/)
…珈琲嫌い。苦いから。(相手の言葉を綺麗に無視すれば更にそう我儘を言って見せるも、だからと言って此と言う飲み物を要求するわけでも無く「お冷でいいから」と珈琲を用意し始める相手に告げて、/)
お前ほどじゃねぇよ
(五月蝿い口はどっちだ、とでもいいたげにやや呆れ顔で適当にあしらい)
ふん、これの美味さがわからないようじゃまだまだガキだってことだ
(そう言って相手には甘めにいれたココアを差し出してやり)
…。(なら黙ってやろうと無言で相手を睨んで、/)
たかが二年早く生まれてるだけで何いきがってんだか(はん、と見下す様に相手を見るもココアが出されれば嬉しかった様で、“頂きます”と手を合わせた後、1口飲めば「…美味い」と頬を緩ませて、/)
何だ、言いたいことがあるなら言え
(睨まれても素知らぬ顔で返し)
生まれた年なんざ別に問題じゃねぇよ…ただお前はガキだ
(実年齢ではなく精神年齢の話しだと暗に告げては相手の向かいでコーヒーを一口)
何でもねェよ、珈琲飲めるくらいで大人ぶってさ…(ぶつぶつと子供の様に文句を言いながらもココアを飲んで、「…あ、そうだ」と思い出したかのように顔をあげればココアの入ったマグカップを置いて、/)
トピック検索 |