主 2016-09-17 23:51:53 |
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ん..(暫くして目が覚めると、ベッドから立ち上がり部屋を出て相手の元と向かい。扉の前で逡巡した後控えめなノックの音を響かせて
ん?誰か来た見たい、また電話するよ。...はい
(雑談をしている途中自室のドアをノックする音が聞こえ電話越しの相手に別れを告げれば電話を切り扉を開け)
..よお(ノックをしたは良いものの何と謝罪すればいいのかわからず悩んでいた所、いきなり開いた扉に思わず上記の声をかけ。居心地悪そうに視線を彷徨わせ乍小さな声で「さっきは悪かった」と謝り
どうしたんだ?
(開ければ相手が目の前に立っており呼びかけに小さく手を挙げ何事だろうと首を傾げ。「さっき?」と言われ何のことだと)
..食堂の廊下での事。(きょとんとする相手に対して気にしていたのは自分だけかと余計に気まずさを感じ「言いすぎた。悪かった」と謝罪のみ伝えるとその場から離れようと踵を返し
あっ、おい待てよ..
(何に謝っているのかに気がつかず暫く考えるも相手に言われ気がつくと帰ろうとする相手の左腕を思わず握り掴み「僕の方・・すまなかった、もう昔の君は求めない。今のままでいい」口にし)
....(義手を掴まれ思わず反射神経で振り払いそうになるも相手はスティーブだと言い聞かせて深呼吸し、じっと相手の言葉を聞いていたが突然吹き出して「"今のままでいい"って何だそれ、愛の告白かよ」と昔の様に肩を震わせて笑い
・・・ぼ、僕はそんなことを言ってるんじゃない!!
(相手の言葉に顔を真っ赤にさせ掴んでいた腕を思いっきり振り離しムッとした表情で相手を睨みつけ)
わ..(義手の質量が重いため左手を思い切り振り払われればゆらりと体制を崩して「おいおい、冗談だろ..そんなに怒るなよ」両手を上げて降参ポーズをしながら苦笑いをし
君の冗談は冗談に聞こえなかった
(体型に似合わず子供のような不貞腐れ方をして腕を組み自分は本気でその言葉の意味を受け取ったと勘違いをして)
悪かった、って..(不貞腐る相手の肩を軽くポンポンと宥める為に叩き、許してくれるか?と微笑みながら相手の顔を覗き込むようにして
有難う、スティーブ..(許しの言葉を貰うとほっとして胸を撫で下ろし。相手越しに見える部屋の中は相手に似合わないほど散らかっていて、どうしたんだと眉を潜め
ん?あぁ、物件さがしをしててな。なかなかいい所が見つからなくて..サムに相談したんだ。
(しかめっ面で室内見る相手の視線に目線を移動させると机の上の紙に目が行き室内に招き入れ物件のコピーを渡しみせ)
..俺は何処でも構わない(部屋の間取りが描かれた紙を数秒見るも、ぽいと相手に押し付け返し。興味が無い、とつまらなさそうに部屋の中を見回して
部屋の広さとしてはコレがいいんじゃないかな?2LDKの部屋だよ
(押し返されたコピーを机に置けば付せんが貼ってある紙を相手のことを無視するかのように数枚見せつけ)
ああ、良いんじゃないか..?(眉を寄せ乍出された数枚の間取りを見比べるも大した差も見つからずどれも同じじゃないかとため息をつき。
ホントかい?それじゃあこのどれかに絞るよ
(相手の賛同に笑みで返し付せんの付いた用紙だけを机に残し残りの紙を片付け数枚の紙とにらめっこを始め)
これとこれの違いは..?(机に並べられた数枚の紙のうち右端とその隣にあったモノを指さしては首傾げ。尋ねたくせに飽きたと言わんばかりに座っていた姿勢からそのまま後ろへと寝転がり
部屋の位置の違いと、あとは駅や店から何分で着くかの違いだよ。
(差された二枚を手に取っては違いを説明して振り向くも寝転がる相手に「なんで聞いたのさ?」と問いかけ)
部屋はお前の隣でいい。遠くに出掛けるつもりもないから駅からの距離もどうでもいい(寝っ転がったまま暇そうに左手を開いたり閉じたりして
そうか・・それなら、この部屋かな。部屋も隣だし、駅からも近くもないし遠くもないからね。
(1枚の用紙を手に取って目の前に持っていきここの部屋がイイと見せて早速見に行こうと誘い)
...今から行くのか?(寝っ転がる自分の目の前近くにチラシを持ってきては口早に説明する相手にうんうんと適当な相槌を打ち
それならいつ行くんだ?…今じゃなくてもいいか
(相手の言葉に首を傾げるもそんなに急ぐことじゃないかと思い始め)
ああ、明日の朝にでも行こう。(人の部屋に寝転がりながらぐぐ、と伸びをして。手を伸ばしてはガサガサとテレビのリモコンを漁り
そうだね、10時ぐらいに行こうか。
(提案に賛同しチラリと時計を見て。何故か自分の部屋でくつろぐ相手を見つめここ僕の部屋なんだけどなと思うも口にせず机の上を綺麗にして)
ああ。...つまらないな(今人気だという番組を暫く見ていたが上記の言葉を呟くと再びチャンネルを弄りはじめ、嗜好にあったものが無いとわかるとブツリと電源を落とし
じゃぁなんで付けたんだよ。
(しばらく行動を見ていたが興味無いとチャンネルを消す相手に不思議そうな視線で上記を述べて)
今朝、此処の研究員があの番組が面白いと話してるのを聞いた(40年代で時が止まっていると言っても過言では無い自分には現代は理解出来ないと考え乍けろりとした様子で答え
コメディアンがバカやるようなよくある番組だ(相手の部屋にはテレビ以外に暇つぶしになるような物もなく、つまらなくなると勝手に欠伸がでて
コメディー番組か、暇つぶし程度になら僕も観てるよ。面白い奴は面白いけど。
(昔観てたコメディのサイレント映画を思い出しては今のコメディはあまり面白くないなと頷き)
今日は昔みたいに一緒に寝てやろうか?(相手の話を聞きながらうとうとしているとふとブルックリンにいた頃のことを思い出し、悪戯そうな笑を浮かべて
(/諸事情により返信が遅くなりました、申し訳ございません)
・・良いよって言ったら?
(冗談か冗談じゃないか分からない相手にカマをかけてやろうと冗談を言って)
(/いえ、お気になさらず)
な..(揶揄う意味で言った言葉に思いがけない言葉が返ってくればぱちりと瞬きをひとつ零し。不自然な程の魔を開けたあと「冗談に決まってるだろ」と返し
僕も冗談、君と一緒に寝るわけないだろ?
(スッと答えなかった相手に不思議に感じるも別に気にすることではないと思い手を振りながら笑い)
..そうかよ(相手の言葉に何処か拗ねるような仕草を見せ、相手の部屋で寝るつもりなのかそのまま心地よい態勢を探すかのように寝返りを打って
..動きたくない(起こそうとしてくる相手の手から逃れるようにベットの奥へと身体を寄せて。布団の中に顔を埋ませては寝息をたてはじめ
・・・ハァ、仕方ない。
(どうにも起きない相手にため息をつき寝るにもまだ早いと時計を見て。気晴らしに紙とペンを取りコーヒーを飲みつつ寝ている姿を模写し始め)
...(何時もは敏感に感じ取る人の気配や音も、傍にいるのが相手だからなのか気にした様子を見せずに眠り。うたた寝といえる程度の時間が経った後、小さな吐息とともに目を覚まし
..寝てんのか、スティーブ(寝ている相手に声をかけるも起きる様子が無いとわかれば隣にある紙へと視線を移し。相変わらずの上手い絵の中に自分が描かれているとわかると恥ずかしそうに頬を緩め、ふと思いついては絵の中の自分の隣に一緒に寝る相手を下手くそな絵で書きたし。満足そうに頷いて先ほどまで使っていた布団を相手にかけてやり
...ん、バッキー・・?
(ふっと目が覚めると起きている相手を寝ぼけ眼で見上げれば自分が描いた絵の隣に下手くそな絵を見るなり「ヘタクソ‥」薄らと笑い)
酷いな..(相手の言葉に少し笑みを浮かべながら態とらしく拗ねてみせ。自分の筆圧が濃いため紙に出来てしまった凹凸をさらりと指先で愛おしそうに撫でて
飾っておくよ、僕の部屋に…
(紙をヒラヒラとさせまだ寝ぼけているのか無意識に相手の頭に手を乗せ軽く撫でながらやんわりと笑い「ありがと、バッキー」と)
おい、寝ぼけてるのか(撫でられれば一瞬きょとんとするも首を緩く横に振って手から逃れ、不満げな目線を相手に向けるも未だに夢の中にいるかのように笑う相手を見て毒気を抜かれたように眉を下げ
うん…まだ眠いみたい、僕はもうひと寝入りするよ
(そんな表情をみればヘラりと笑って大きなあくびをしてはそのままの体勢で再び寝に入り )
おい、スティーブ(ゆさゆさと相手を軽く揺すっては返ってくる事のない反応に溜息を1つ零し。相手の欠伸に釣られて再び自分にも眠気が訪れると、相手がかけていた布団を奪い取ってベットの空いてるスペースへと寝転がり
...朝、バッキー起きろ。朝だ
(気づくと外は太陽が昇り変な体勢で寝てたため腰を痛め押さえながら変わらず自分のベッドを占拠する相手を起こすも起きる気配はなく。相手を起こさないよう静かに部屋を出てシャワーを浴びに行き)
ん..(微かに聞こえてくるシャワーの音にぴくりと肩を揺らして目を覚まし、ぼんやりと籠る思考回路と視界を瞬きを数回繰り返すことでクリアにし。寝癖のついた髪をくしゃりと雑に撫でながらベットの上で相手が戻ってくるのを待ち
ふぅ...(温湯を浴びると徐々に頭が冴えてきて。髪型を整えいつも通り身なりを整えると自室に戻り、相手が起きてるのに気が付き「おはよう」と微笑み掛け)
ああ..(くあと小さく口を開けて欠伸を零して、シャワーを浴びたことでスッキリしてる相手を未だ眠たげな顔を見つめ。部屋に備え付けられてる時計をちらりと横目で確認してはもうこんな時間かと少し驚きの表情を表し
よく寝てたな、シャワーでも浴びてきたらどうだ?
(寝癖のついた髪と寝ぼけ眼の顔を見て笑い冷蔵庫に入ってた飲みかけのコーヒーを出し飲み干し椅子に座っては朝刊を読み)
ああ..(眠さ故か虚ろな目をしたままベットから立ち上がり、自分が与えられている部屋と同じ造りの部屋の中を勝手知ったるものと迷うこと無くシャワー室に移動し。シャワーを人よりも短時間ですませると髪を濡らしたまま部屋に戻ろうとしてふと足を止め、この間相手から注意された事を思い出しては乱雑に頭を拭くもめんどくさくなって朝刊を読む相手にタオルを押し付け"拭け"と命令し
・・・わかったよ、全く面倒臭いって思ったんだろ
(コーヒーを飲みながら朝刊を読んでいるとポタリと自分の頭上から一滴の雫が落ちてき上を向くとタオルをこちらに向けてくる相手が目に入り大きくため息をつきタオルを受け取り立ち上がっては少し強めに髪を拭き始め
ん..(この間よりも乱雑なな拭き方に不満そうな声を出して相手に抗議の目を向け。"もういい"と相手の手を掴み止めさせて、先程よりも随分と水分の無くなった髪の毛を動物の様に軽く振ってから満足そうにし
そんな顔するなら今度から自分で拭くことだな、さてこれからどうする?
(拭く手を止めタオルを相手に渡し何処と無く満足気な表情にやれやれと椅子に座り直し残りのコーヒーを飲み干しこれからの予定を考えようと
俺達の新居を見に行くんじゃないのか?(表情こそ無いものの巫山戯たような口調で述べて首を傾げ。相手の空になったマグカップに目を止めると自分も何か飲もうと冷蔵庫を漁って、冷えたミネラルウォーターで喉を潤しつつ相手の前に座り
あぁ、そうだった。
(頭から離れ掛けていた用事を忘れかけていたという表情をし手を叩き「朝食は着替えたから食べに行こう、君も着替えてこいよ」相手の格好を上から下まで眺め指を指し
ああ、わかった。後でな(相手の視線を受け改めて自分の格好を見直しては納得したように頷いて、椅子から立ち上がるとひらりと片手を振って相手の部屋を後にし。服装といっても自身には対した拘りも無いため、義手を隠すための長袖のパーカーとジーンズというラフ過ぎる格好に深く黒いキャップを被れば準備は完了し
あぁ、また後で。
(相手を見送ると部屋を見渡し少しだけ片付けをしてからジーパンと白のシャツに焦げ茶色のジャケットを羽織り年のためのサングラスをかけ、今から見に行く物件のコピー用紙をズボンのポケットにしまい相手の部屋まで足を伸ばし
(部屋から出ると丁度廊下の奥から歩いてくる相手の姿が見え、現代の服装に疎い自分でもわかる程にお洒落に着こなしている相手に自分のまるで逃亡者の様な格好に気が引ける思いを感じ。逃亡者というのも強ち間違ってはいないのだけれどと内心苦笑いを浮かべながら"ヒーローは目立って大変だな"と相手のサングラス姿に笑いかけ
プライベートなの時にヒーロー扱いされるのは流石に嫌だからね
(部屋から出てきた相手に軽く手を振り上記を述べながら肩を竦め、見慣れた格好の相手を見ては「君にはそれが似合ってるよ」と冗談めいた言葉をかけさぁ行こうかと手招きをし玄関に向かい
そうか(思いがけない相手の言葉に目を見開いたあとむず痒い感情に襲われて帽子のつばを下げて顔を隠すように更に深く被り。相手の数歩後ろを歩くといった形で相手の後について行き。"ここから遠いのか?"距離がある為か少し張った声で尋ね
そうだな、ここから歩いて10分のところだ。
(ポケットから用紙を取り時間を確認し玄関を出れば印された場所の方向に体を向け人通りが多い通りに歩いて行けばちゃんと着いてきているか後ろを確認しながら足を進めて
...(俯きがちに歩きながらも人混みの中を人とぶつかる事も無く歩く事は自分にとってなんの苦労も無く、一定の距離を保ちながら相手の後について行き。"..っ、すまない"その時大通りの横から勢いよく飛び出して来た少女とぶつかり、相手が転ばないように慌てて身体を支えるもその際義手の腕で触ってしまったからか、不審者のような格好の男とぶつかったからか、とにかく泣き出してしまった少女に困ったように眉を下げ
どうしたんだ?
(人混みの中聞こえる女の子の泣き声に振り向くと困惑気味の相手とその前で泣いている子が目に入り慌てて二人の元へ駆け寄り、子供の前にかがみ「ケガは無さそうだね‥、君も大丈夫か?」後ろに立つ相手を見上げてはそう述べ
..平気だ(容赦なく突き刺さる周囲の視線を受けて今すぐにでもその場を立ち去りたい衝動に駆られるが、泣いている少女を置いてゆく理由にも行かず。少女から見えなくなるよう義手を隠しながら、もう一度"すまなかった"と謝罪を述べ
このお兄ちゃんも悪気はないんだ、見た目は怖いだろうけど本当は優しい奴なんだ。
(女の子の頭を優しく撫でながらなだめ、遠くで女の子の名前を呼ぶ声に「ほら、ママが呼んでるよ。気をつけて」女の子の体を声のする方へ向け姿見えなくなるまで見届け
悪かった..(小さくなる女の子の後ろ姿を見つめたあと、相手に視線を移して罰が悪そうに顔を俯け。居心地が悪いこの場を早く立ち去ろうと上記の言葉を述べた後にその場に相手を置いてスタスタを歩き出し
おい、待てよ・・
(腰を上げるといる筈の相手が自分の先を歩き始めており慌てて駆け寄り同じスピードで横に並び「気にすることない、すぐに収まるさ」顔色を伺い言葉を選びながら肩を抱き
別に、気にしてない(相手の方に視線を合わせようとせず、前だけを向いてズンズン進み。昨夜ちらりとみただけの新しい家への道のりを頭の片隅から引っ張りだして、曖昧な記憶を整理しつつ思い浮かべるように時々視線を彷徨わせならがも確かな足取りでその場に向かい
それならいいが…
(大丈夫だといわれ少し心配になるも相手から少し離れた後ろの位置からついて行き「あそこの角を曲がったレンガ造りの家だ、鍵は大家さんから預かってるよ」指を指し
懐かしい雰囲気だな..(都会の喧騒から少し離れた通りにある古臭い煉瓦造りの家の壁に触れ、昔を懐かしむように頬を緩めて2、3度壁を撫でて。鍵がかかっていないドアノブを回してから、相手の方に首だけを向け"入っても?"と首を傾げてみせ
いい所だろ、まぁこの外見も良かったっていう理由もあるけどな。
(懐かしむ相手を見て安堵のため息を小さくつきここなら気に入ってくれるかと思い、入っていいかと聞かれるとどうぞと手を差し伸べ
(外見の古臭さとは裏腹に綺麗な内装に驚きつつ意外と広い建物の中をぐるりと見渡して、キッチンや風呂場など細かい事は気にしていないのか確認することも無く部屋の真ん中に置かれた備え付けのソファに座ると満足気に頷き。"悪くないんじゃないか"と率直な感想を述べ
ホントかい?それはよかった、もし気に入ってくれなかったらどうしようと思ったよ。
(表情を見てほっと胸をなでおろしほかの部屋も見てみようと相手をリビングにひとり残しやバスルームをキョロキョロと見回り「うん、いい所だ。ここにしよう」と手を打ち
ああ(ソファに沈んだまま腕だけを上に伸ばして猫ように伸び、そこでふと壁にかかっている何気ない風景画に目を止め。淡いタッチで描かれる空と草原の水彩画を見つめた後、相手に視線を移して"ここに、お前のキャンバスおこうぜ?"と首を傾げ
僕の?・・・でもここ最近、忙しくて描いてないぞ。
(別室から顔を覗かせどうして急にそんなことを聞くのだろうと思い相手の提案に暫し口を閉ざし考えるも覚えはなく「昔描いた絵もどこに行ったかわからないからな…」と呟き
新しく描けばいいだろ(渋る相手に対してさも当たり前のように肩を竦めながら述べ。ソファから立ち上がると部屋の中で一際目立つ大きな窓を開けて風を頬に感じて目を閉じ
わかった、それじゃ帰りにキャンパスと絵の具一式買って帰ろう。描くとしたら風景画がいいな・・、セントラルパーク辺り
(そう言われると久しぶりに描いてみるのもいいかと思い提案に賛成しては古く使えなくなった道具を買い換えようと決めると同時に描く場所も決め「君もついてくるかい?」と意見を出し
行っていいのか?(絵を描く才能が皆無な自分が隣に居ても邪魔だと思われると思っていたため驚きで表情を固めた後、首を傾げて上記を述べ
あぁ、もちろん。僕は邪魔とは思わないよ、思う必要がないさ
(驚く相手に不思議そうに首をかしげた後ニコリと笑い上記を述べては「部屋も決まったし、道具を買いに行こう。契約はS.H.I.E.L.Dに任せるとするか」ケータイを出しては本部に連絡を取り
なら、いく。(こくりと小さく頷くとソファから立ち上がり、相手の手の中にある携帯を不思議そうに暫く見た後興味を無くしたように視線を逸らし。持っていた帽子を再び深く被ると玄関の方へと向かい。
…ありがとう、それじゃよろしく。
(電話をかけ終えると玄関に向かう相手の後を追いかけるも被っている帽子の深さが気になり相手の目の前に立ち塞がり「これだとまた不審者に思われるぞ」と帽子の鍔を持ち上げ
ん..(鍔に寄って遮断されていた光が視界に入ってきたことで目を細め、慣れるようにぱちぱちと瞬きをして。ほぼ同じ目線の高さにある相手の顔を見つめ"理解した"と事務的に返し。扉に手をかけたところでふと思い出したように"寄りたい場所がある"と声を零し
うん、これでよし
(目線が合うと満足気に頷きサングラスを掛け直し。扉の前で止まり行きたい場所があるという相手に首をかしげ「寄りたい場所?いいよ、行こう」と頷き
お前の用事が終わってからでいい(扉を開けた瞬間に少し肌寒い風が頬に当たり、パーカーの袖を伸ばすような仕草を見せながら上記を呟き
そうか、君がそれでいいならそうしよう。
(上記を述べてからここへ来る前に見つけた画材屋の場所へと足を伸ばし店内へと入ると目的のものがある場所へ向かい「今はいろんなのがあるんだなー」瞳を輝かせ
..俺には違いがわからない(店内にずらりと並べられた画材道具の数に圧倒されつつ、目に付いたモノを手に取って見るが近くに並べられた同じような道具と見比べてハテナを浮かべながら首を傾げ
…これとこれにしよう、会計を済ませてくる。
(隣で不思議がる相手をよそに十数分悩んだ末少し高めのキャンバスと道具を手に取り空いた指でレジの方を指し会計を済ませ「よし、それじゃぁ行こう」店を出て
ああ(相手の声に頷いて手に持っていたモノを戻すと店を出、暫く歩くと見えてきたドーナツ屋の前で足を止め。華やかな飾りが施されている扉を指を指しながら"いい匂いがする"と相手に訴え
ドーナッツ屋さん・・・君の寄りたかった場所ってここ?
(後を追っていき店の前に立ち止まると可愛らしい外見の店と似ても似つかない相手を見返し「食べたい?」指指し
もしかして女性限定か?(相手の驚いた様な反応と硝子張りの店内の様子を見比べて辿り着いた的外れな答えに一人眉を落とし。現代でもこの様なあからさまな差別があるものなのかと、昔のブルックリン時代に想いを馳せながら" 買えないなら、いい "と首を振って歩き出し
あぁ…おいバッキー、少し待ってろ。
(肩を落とし歩き始めた相手に少し戸惑うも呼び止め買ったものをウィンドウのそばに置き一人店へと入り店内は女性客が多いも気にせずお勧めのドーナッツを二人分買い外へ出ては
女性限定じゃ、無かったのか(店に入った相手に驚いて目を開き。やがて相手が持って出てきた袋から漂う甘い香りにくぅと小さくお腹が鳴り
今どき女性しか入れないって言ったら更衣室かトイレぐらいだよ。
(片手に紙袋ともう片手に道具を抱えながら追いつき上記を述べ、苦笑いを浮かべては相手に紙袋を差し出し「落ち着いた場所で食べよう」と提案し
(頷いて相手から袋を受け取ると大事そうに抱え、甘い香りにくんくんと鼻を動かして幾らか表情を緩め。" あそこのベンチはどうだ? "NYで一番有名だと思われる某公園に設置された椅子を指差し
うん、そうしようか。
(平日の昼間なのか公園内はに人が疎らでゆっくりと過ごせるだろうと思い頷いては指されたベンチに向かい座るとさっき買った道具を取り出し描く準備を進め
..美味い(画材道具を取り出す相手を横に未だほんのりと暖かいドーナツを1口食べて上記を呟き。絵を描いていては両手が埋まってドーナツが食べられないと考えると、" ほら、食え "と相手の口元にドーナツを差し出して
ん、ありがとう。
(筆を走らす手を止めて差し出されたドーナッツを1口くちにすれば「うん、美味しいな」と頬を緩め口をモグモグを動かしながら再び絵の続きを書き進め
どこって・・・風景だ。いいだろ、空とあのビル群とそしてこの広場。
(チラリと横目で見たあと目の前の風景を筆で指し微笑んだ後「いつこの風景が見れなくなるかわからないだろ?」そういった後キャンバスと相手を見返しキャンバスの前に座れと指差し
そうだな(相手の言葉に悲しげに眉を落として苦笑いし。相手が指を指した方をちらりと見ては不思議に瞬きを繰り返して、首を傾げ" まさか、俺なんかを描くつもりか? "冗談だろと肩を竦め
そのまさかさ、今のうちに今の君の姿を描いておかなきゃね。
(思っていた事が相手に伝わったことがわかるとすこし目を開いて驚き笑顔で首を縦に振っては催促するかのように何度も指差し
やめておけ、絵が勿体無い(相手の提案を首を数度振る事で拒否し、何度も催促するように指を指す相手の肩を苦笑いしながら軽く叩いて宥め。まるで写真の様に精巧に書かれたキャンバス上の空と木々に眩しそうに目を細めて
なんだ、つまんないな
(ムスリと小さく頬を膨らませチラリと相手を見たあと黙々とキャンバスに向かい描き続け、横からくる視線に振り付きスッと絵の具のついた筆を相手に差し出し首を傾けニコリと笑い
今度はなんだ?
(提案を断った後暫くは大人しく絵を描いていた相手が再び此方に視線を向け、今度は筆を差し出してきた意図が掴めないのか眉間に皺を寄せながら問い。
君も描いてみたらどうだ、ボッーとしてるだけではつまらないだろ?
(険しい表情を見せる相手を気にもとめず簡単だよと言わんばかりに手に筆を握らせ自分はキャンバスの前から立ち上がり場所を相手に譲るように手を差し出し
俺は絵は描けない
(無理矢理握らされた筆と目の前のキャンバスを交互に見比べ後、迷子の子供のように情けなく眉を下げて相手に訴え。
描くんじゃない、塗るんだよ。見たままの風景を…
(相手の後ろにしゃがみ景色とキャンバスを交互に指さし「こうやってやればいいんだよ」と筆を握る手を握っては自分が描くとおりに無理やり相手の手を動かしていき
..凄い。
(重ねられた手の暖かさに驚きつつも、目の前で綺麗に色づいていく景色に思わず感嘆の声が漏れ。暫くされるがままに手を動かし、目の前のキャンバスに見とれていたものの休日の昼間の公園で一緒に絵を描く男二人は周りにどんな風に思われるのだろうかと考えて小さく吹き出し「わかった、もう充分だ。周りを見ろよ?」と此方に視線を投げかける人々をちらりと見ながら苦笑いし
だろ、絵が下手だろうとそれがセンスになるんだ。
(何処と無く嬉しそうにキャンバスを見る相手を微笑ましそうに笑みを浮かべそのまま塗り続けようとするも相手の言葉に我に返り周りを見私「あぁ・・・、すまない」変な風に見られてると勘違いされるとなると少し頬を赤らめさせ手を離し
気にすんな。
(頬を赤らめた相手を初心だと思いながら右手でぱしぱしと軽く相手の頬を叩いて微笑み。言いづらそうに視線を落とした後「あ-..その、ありがとうな」と照れ臭そうに笑いながら呟き
・・・
(叩かれた頬を手で押さえ照れ笑いし。感謝を言う相手に少し驚き「君に感謝されるなんて・・」とつぶやくもそれが嬉しかったのか満面の笑みを浮かべて頷き筆を持ち直そうとした時ポケットに入っているケータイに電話が入り
電話鳴ってんぞ
(相手の横に座り直した時に無機質な機械音が耳に届き、その発信源が相手のポケットだとわかると手を伸ばして相手の携帯を取り出し。携帯を覗いてみるもよくわからない端末にお手上げだとばかりに相手に差し出して
えっ、あぁホントだちょっとゴメンよ
(相手に言われるまで気がつかず渡される電話を見て慌てて受け取り元いた場所から少し離れ電話に出てみるとS.E.A.L.D.Sからでマンションの契約が済んだとの連絡を受け「わかった、ありがとう手間をかけさせたね」と礼を述べて電話を切り
呼び出しか?
(組織の重要な戦力である相手は呼び出される事が多々あり、こんな休日にも呼び出されるなんて大変だなと同情の視線を投げかけ。
いいや、違うさ。ほら、決めただろマンション?あの部屋の契約ができたって連絡だ。
(電話をしまい相手の質問に眉を八の字に寄せ首を横に振り元の場所に座り再び筆を取り仕上げをかきあげ
仕事が早いな
(まさか当日に契約が完了するとは思っても無く、驚きで瞬きを数回繰り返し。呟かれた言葉は嫌味を含んだものではなく本心から出たもので。「あの部屋に、これ飾ろうぜ」書き上げられた絵を見て微笑みながら
どうせ、いつ描いたとしても飾るつもりなんだろ?
(絵を見る笑みにつられて微笑み、絵の具のついたパレットと筆を元あった袋にしまいこみキャンバスは別の袋へと閉まって。そう言えばと買ってきたドーナッツが残ってることを思い出し紙袋を手に取り
悪い、全部食べた
(口では謝罪を述べてるものの、美味しくてと続ける様には全く悪びれる様子も無く笑っていて。相手を励ますように肩をぽんと叩き
・・・全部食べたの?
(一瞬相手の言葉を疑い袋の中を覗き中身が空っぽなのに気がつき肩を落としては「楽しみにしてたのに・・」と眉を落としため息をいて
そう、落ち込むなよ。
(ぽすぽすと相手の頭を撫で乍片眉上げ。肌寒い夕方の風が頬にあたると目を細めて「施設に戻るか、それとも家具も何も無いアパートの床で寝るか?」と問い
んー、荷物とかも運ばないといけないから施設に帰ろう。
(両手に道具を持ち沈む日を眩しそうに見つめ施設の方へと足を向けまだドーナッツのことを後悔してるのか小声でまた買いに行こうとつぶやき
片方持つ
(相手の片方の手から荷物をひったくるように奪うと隣に並んで歩き。「悪かったよ、次は俺の分も食っていい」拗ねた表情の相手に笑いかけ
ありがとう
(軽くなった片手を見て隣で荷物を持って相手に顔を緩め笑い、「今度は君に袋を渡さないようにする」冗談を言えばコクリと頷き
また何時か、絵描きに来ようぜ
(夕焼けに照らされる公園の木々に眩しそうに目を細めながら相手に向き直って薄く微笑み
そうだな、その時はちゃんとしたのを描こう。
(同じように振り向いては笑顔を浮かばせ施設につき自分の部屋の前に到着し「ありがとう、持ってくれて・・それじゃぁまた明日」相手の手から荷物を取り手を振りドアを開け)
ああ、おやすみ
(荷物を持っていた腕を解すように数回回し、相手に視線を移して。扉が閉まるのを見届けてから自分の部屋へと戻り、シャワーを浴びた後就寝につき
はぁ…久しぶりに仕事以外で疲れた
(荷物を机に乗せベッドへと倒れ込むように寝転がり、明日の予定を考えてるうちに眠りへとつき
(部屋に一つだけある窓から差し込む陽の光に照らされて目を覚まし。寝転がったままパチパチと瞬きを繰り返してから上半身のみを起こし。ここに来てからの日課である朝のトレーニングをするためタオルを手に取ってトレーニングルームへと向かい
…んんっ
(カーテンの隙間から差し込む光に目を覚まし寝ぼけ眼で隣の棚においてある時計を見るなり「もう9時か・・・」とつぶやき、重たい体を起こしシャワールームに向かい)
..完全に鈍ってるな
(1時間程トレーニングした所でペットボトルの水を飲みながら小さく呟き。筋肉が落ちた訳では無いが反射神経が鈍った事に顔を顰め、義手を握ったり開いたりと動かして見れば伝わる違和感。ヒドラに居た頃は毎日の様に修理、調整をしていたが此処に来てからは久しく、かと言って気軽にその事を伝える事ができる研究員も居らずに溜息を零して
よし…!
(シャワールームを出て備え付けの鏡で身だしなみを整えたあと強めに自分の頬を叩き、自分の部屋に戻る前に相手に挨拶しに行こうと行ったものの留守にしておりまた後で行こうと再び自室へと戻り
(義手の腕を握ったり開いたりしながら自室へと帰り、軽くシャワーを浴びてから、適当にテレビを付けて。昼間にも関わらず随分とぐうだらな時間を過ごし
(朝食をとり自室で少し休憩してからトレーニングルームで軽くトレーニングをしてから開発室に寄り修理が終わったを受け取りに行き、自室へ戻ると何をしようかとコーヒを飲みながら考え込み
昼飯食いに行こうぜ?
(昼になる頃相手の部屋へと向かい、軽く扉をノックをした後相手からの返事を待つ前に扉を開けて。挨拶も無しに開口一番に上記を述べ
やぁ…もう昼か、あぁいいよ
(ノックの音が聞こえ声をかけようとする間もなく扉が開き、相手に言われれば時計を見針は12時を過ぎ。快く承諾をし
あぁ‥ありがとう。
(髪の毛がはねてるのに気がつかず相手が手を伸ばし整えてくれたことで気がつき。「オススメか、1度サムといった店があるんだけど…」と頭を捻らせ
…チキンじゃないよ、サムが鳥だからか?
(最初は何を言ってるのだろうと頭をひねるも思いついたのか笑いだし違うと否定し「パスタのお店さ、偶然見つけたんだ」メモしておいた住所を見せ
おいおい..、男2人でパスタか?寂しいな
(ジョークに笑う相手に釣られて笑いつつ、次に相手から出た言葉にぱちりと瞬きをして冗談だろと顔を歪めて
笑うなよ、男2人でとか言ったらどこに行けなくなりそうだ。
(相手の反応に眉を下げながら苦笑いを浮かべ「それなら別の場所に行くか?」手招きをし決まるまで部屋にいようと誘い
いや、俺は名コンビ同士のオススメでいいけど?
(くすくすと未だに笑いながら誘われるがままに相手の部屋へと入り、ソファに深く座り込み乍立つ相手を見上げ
やめろ、余計に行けなくなる
(変な想像をしたのか手で払うような仕草をし、ソファーの前に座り込み「僕はどこでもいいけど、君は平気か…?」チラリと左腕を指さし
そりゃ、高級レストランはちと厳しいかもな。
ファストフード店なら訳ありの客だと思われるだけさ
(苦笑い浮かべては冗談を述べ。幾らかぎこちない動作で左手を動かして見せて
1度は入ってみたな、そういう所
(頬をつきながら悪戯な笑みを浮かべ。にぶい動きをする左手を見てなるほどねという顔をして)
冗談だよ、彼も同じこと言いそうだ
(ケラりと笑い体勢を崩し「そうだな、そうだ旨いバーガーショップを見つけたんだけどそこでいいか?」ぽんと手を叩き
ん、何処でもいい。
(頷き乍肯定を示し、視線を一度下げ言いづらい事を口にするように暫く口の中で言葉を濁した後「その、最近この腕が鈍いんだが..」眉を下げては軽く義手の腕を上げてみせ
じゃぁ、今日はそこにしよう
(そうと決まれば支度をし始めようと衣装ダンスを探ろうとすると重たそうな口を開けて訴える相手に顔を向け「腕が?」そう言って腕を触り
ああ..、前よりも確実に反応が鈍い。
(眉間に皺を寄せてはため息を吐き。要監視扱いとなっている自分の最大の武器ともいえるこの義手をS.H.I.E.L.D.が態態直すとは思えず、動かなくなってしまった場合どうすれば良いのかという不安に苛まれて
それなら、直しに行こう
(腕を眺めて数分黙りこみ、何かを思いついたように上記を述べ急いで服を着替え何も考えず相手を技術室に連れてこうと手を引き
おい、ちょっと待てよ..!
(いきなり引っ張られた事で体制を崩しそうになりながらも慌てて相手にストップをかけ。「S.H.I.E.L.D.が態態敵の武器を直すかよ、有り得ない」眉を寄せたまま首を横に振り
・・・、何だよ?
(少しだけ後ろに蹌踉めくも体勢を戻し、何もわからないまま否定する相手に「君は直したいの?それとも直したくないのか?」真剣な眼差しで見つめ
..直したい、けど..S.H.I.E.L.D.に迷惑かける訳にもいかないだろ
(相手の真剣な眼差しから逃げるように視線を逸らし、
迷惑かけるもかけないも、直さないと君の生活が不便になるだけだろ?
(眉を下げながらそのまま見つめた後再び手を取り「君が敵意を出さなければ大丈夫だ」ゆるく微笑み
...わかった。
(眉を下げつつも相手と視線を合わせ、「一緒に来てくれるか?」相手につられて薄く笑みを浮かべて
もちろんさ、一緒に行こう
(大きく頷いては手を握ったまま慣れた足取りで技術室へ向かい、研究員に事情と相手に敵意がないことを告げては
(一通り相手からの説明が済んだ後、検診を受けるが" ヒドラの技術な為に此方で直すには時間がかかる上に取り外す必要がある"と説明され、複雑な表情をしながらも背に腹は代えられないと頷き
(説明をしたのはいいが何も問題なく進められているかが気になり、扉の前を落ち着きがなくウロウロとしては戻ってくるのを待ち
っと..、慣れるまで時間がかかりそうだな
(外された義手の重量は大きく、それに合わせるようにバランスを保っていた為に無くなった今では身体のバランスが取りにくくなり。ふらつくように歩きながらも扉を開け、相手を視界に捉えると苦笑いを浮かべ
・・義手は?
(扉が開き無事に修理が終わったかと思えばおぼつかない足取りで歩いてくるのを不自然に思えかけよれば左手の義手がないことに気がつきに
修理が終わるまで暫くおさらばだ
(義手の付け根の部分を片手で触りながら肩を竦め、「ただ、バランスを取るのが難しい」と物事が上手く出来なかった子供が拗ねるような表情をし
そうだったのか・・なら丁度いい、昼ごはんがてら散歩でも行こう
(修理だと言われホッと安堵の溜息をつき、まだ感覚が掴めてない様子の相手に何かいい方法はないかと考えまずは歩いた方がいいだろうと思いつき
ああ、介護に付き合ってくれ
(己が90歳近い事を考えれば介護という言葉はまさに相応しく、くつくつと笑いながら残った片手で相手の肩を叩き。
「偉大なるキャプテンアメリカ殿にこんな事頼むのは申し訳無いんだが..、着替えにも手を貸してくれ」弱ったように眉下げて
傑作だな
(90歳が90歳の介護をするなんてどの世界にいても聞いたことがないと付け加えながら笑い、承諾するように頷き。「よせよ偉大なんて・・君に言われらとむず痒い、いいよよ」苦笑いを浮かべ頷き
俺にとっちゃ何時までもお前はもやし野郎のままだよ
(笑いながら相手の頭をくしゃりと撫で。一息ついたところでほっとしたように肩の力を抜いて、ふらふらと不安定乍も自身の部屋に戻る為に歩き出し
君には昔の僕に見えるのか
(見た目は変わっていても昔から一緒にいた相手にとっては自分は自分なんだと感じ、気持ちよさそうに撫でられては足取り悪く歩く相手を支えるように歩き
おいおい、何処でそんなエスコートを覚えたんだ?
(自然な動作で支える為に腰に回された腕に驚いたように瞬きを零し、"モテる男は違うな"と冷やかしの目線を投げかけて
えっ?
(相手に言われるまで気がつかず、何のことだ?という顔をするも自分の手を見れば「普通じゃないのか?」小さく首をかしげ見つめ
ま、いい事じゃねぇの。女の子にはモテるぜ
(相手の様子に苦笑いしながら片手をヒラリと振り。部屋に入ると、片手で脱ごうとするが上手くいかずに苦戦し
冷やかすなよ
(どこか腑に落ちない顔を浮かべ。部屋に入り服を脱ぎづらそうにする相手の服を子供の服を脱がす要領で脱がし、タンスを勝手にあされば種類の少ない服に眉を寄せ
お前がお洒落を語るつもりか?
(タンスの中を見て顔を顰める相手に対して苦笑いを浮かべ。「昔は俺の方がお洒落だった」なんて何処からか来た対抗心を燃やし
さすがの僕も今は服には気を使ってるさ
(目線はタンスのまま少しだけ言葉を強調させ、適当に見繕った服を取り出し。「たしかに昔は君の方がお洒落だったし、僕はダサかった」認めるようにうなずき
着れれば何でもいい
(相手が取り出した服を一瞥しては満足気に頷き。裸の上半身に寒さがきたのか小さく震えて、服に手を伸ばし。
今の君はそうかもね
(小さく笑みを浮かべ。服を着ようとして手を伸ばす相手に「手伝ってやろうか?」服を先にとっては頭からスポりと被せ
ん、さんきゅ
(服を上から被った事によりぼさぼさに乱れた髪が鬱陶しく、首を横に軽く振って。先程迄の会話によって昔はひ弱だった相手の事を思い出しては懐かしさを感じ、思わず残った片手で相手の頭を覆うように抱きしめ
あとは自分でできるだろ?
(残りの服も相手が着替えやすいように置き。フッと気がつけば相手の体がすぐ目の前にあり状況が理解出来ず「バ・・・バッキー?」目線だけ顔に向け
(問いかけにも答えずに相手の柔らかな髪に顔を埋めていたが、暫くするとくつくつと肩を揺らして笑い始め「これじゃ心臓の音、丸聞こえだな」抱きしめていた腕を離しては照れ臭そうに自分の胸の辺りをとんとんと指先で叩き
・・・
(手が離されどう言葉をかけたらいいのか分からず、頭が真っ白になりしばらく黙り込み「ハッキリ聞こえたぞ、ビックリするだろ」顔を赤くしながら目線を外し
お前も顔が真っ赤だ
(照れ臭いのを隠すかのように揶揄う口調で相手の頬をつつき。首にかけられたままだった服に袖を通して着て
わ..、
(投げられた上着を受け取りどうにか独りで着終えるも、目の前には未だに拗ねている相手が。「そう怒んなよ」困ったように眉下げて
君は一体何がしたかったんだ
(顔を相手の方に戻し未だに先ほどの行為の意味がわからず混乱する自分を冷静保ち、眉間にシワを寄せ文句を言いたげな子供のような表情を浮かべ
別に何でもないさ。昔を懐かしんだだけだ
(相手の眉間の皺を人差し指でつんと押しながら悪戯な笑みを浮かべて肩を竦め
急に変なことするなよ
(相手の指が自分の眉間に触れれば、んっと小さく声を上げ元の顔に戻り服を着終えたのを確認すれば「ほら、早く行くぞ」ドアノブに手をかけ
そうだな
(未だに片手の重みが無いことには慣れないが、元から体幹がしっかりしている為か既に大きくふらつく事はなくなり。慎重に歩きつつも相手との距離が開かないように後を追って
…
(急に抱かれた事が頭に残り腑に落ちず、未だに相手に何がしたかったのかわからず考えながら先を歩こうとするも、まだ慣れてない体のことを思い相手の元に戻り横につきながら歩き
義手が無いんじゃ敵が来ても対処できない、..守ってくれよ王子様
(気まずい無言の空気を打ち消すかのように笑いながら上記のべ。ウインクまでしてみせて
やめろよ、王子様なんて・・僕には似合わない
(口を開いた相手をちらりと見ては王子という言葉とウィンクの仕草にプッと吹き出し照れくさそうに頬をかいき苦笑いを浮かべ
そうか?女性にとっちゃ理想の王子様だろ
(先ほど己が抱き締めたせいか若干崩れた相手の髪型を整えるように手で梳いて、その整った相手の容姿にくすりと笑みを零し
( / お待たせしてほんとうに申し訳御座いません!上げにも感謝です!)
理想だろ?僕はその理想に程遠いさ
(誉めているであろう相手の言葉に首を横に振り、髪型が崩れているのを直してくれ「何が可笑しいんだ?」目の前で笑う相手に首をかしげ
(/いいえ、こちらこそ忘れかけていたので大丈夫です!)
いや、何でこれだけ整ってて未だに童貞何だろうなって考えただけさ
(意地の悪い笑みを浮かべてくすくすと肩揺らし
君ってたまに酷いこと言うよな、何だっていいだろ
(何故笑った理由が分かると目を細めじっと見詰めてから、顔を背け前を歩き
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