〔ｷｬﾌﾟﾃﾝｱﾒﾘｶ〕君と〔冬兵士〕

ありがとう...、監視はS.H.I.E.L.Dでいいか？
（理解してくれるとゆるく微笑み、監視をつけて欲しいと言われると少し考え自分の所属している組織の名前を挙げ）

構わない。躊躇せずに俺を殺せるなら何処でも。(こくりと頷いて。「付いてる」じっと相手を見つめては急に身を乗り出して相手の口元についたパンくずを親指で拭いとり。

それなら僕は殺さずに捕まえろって言うよ
（変わらずの消極的な発言にやれやれと言った感じに肩をすくませ。「ん・・・ありがとう」急に目の前に来た相手に気づかない程度に顔を引かせ付いてたパンくずをとってくれたと気が付きお礼を述べ）

強情だな..(相手の断固としての言い方に乾いた笑いを漏らし。昔を思い出させるような口調で「餓鬼みたいだ」と笑うと親指にぺろりとなんともないように舐めて、ｻﾝﾄﾞｲｯﾁを再び食べ始め

年はとっても僕は僕だ
（乾いた笑いにうっすら笑みを浮かべて。子供っぽいと言われ口元についてたパンを食べる相手に目を開いては驚き）

何だよ..(此方を見ては驚いている相手に何か勘違いしたのかｻﾝﾄﾞｲｯﾁを握り込むようにして「あげないぞ」と唸りこみ

君ってあんな事するやつだったけ？
（先ほどの行動に驚き昔を思い出そうとするも記憶が曖昧で思い出せず「いらないよ・・」苦い顔をして）

俺に昔の事を聞くのか？(覚えていないと首を横に振り苦笑いして、相手がｻﾝﾄﾞｲｯﾁを狙っていた訳では無いとわかると安心したように握り込んでいた手を緩め

そうだよね、でも僕の曖昧な記憶でもあんな事をするようなやつじゃなかったような・・。
（悩んでても仕方が無いと考えることをやめ残りのベーグルとコーヒーを飲食し終え）

..(暫く考えるような素振りを見せた後、ため息を吐いて「わかった。悪かった、さっきの事は忘れてくれ」と少し乱暴に言い放ち。食べ終わったｻﾝﾄﾞｲｯﾁの外装をぐしゃぐしゃに丸めると席を立って

勘違いしないでくれよ、怒ってはいないんだ...
（不機嫌そうに見えた相手を見ては慌てて否定しテーブルの上を片付けあとを追い）

わかってるさ、怒ってるのはお前じゃなく俺だ(相手の事をお構い無しにｽﾀｽﾀと白い壁が続く廊下を歩いて。

君自身に・・？
（言っている意味がわからずどこに行くかも横を歩き）

記憶を未だに全て思い出せない自分にも..、昔の俺を求めるお前にも苛ついてる(相手の質問にはたりと足を止めて、自分と相手を交互に指さしては睨むように見て

...ほんとにゴメン、僕も悪かったよ
（そんなつもりは無かったとつぶやけば相手から1歩下がり顔を背け）

...いい。気にするな、お前の望む昔の俺に戻れるようにせいぜい頑張るさ(顔を背けた相手に罰が悪そうに俯き無意識に左手を摩るも、言葉の中には未だに棘が残っており

別に僕は...今のままでもいいよ、無理しなくても。僕も昔の自分じゃない、そうだろ？
（自分なりに精一杯身振り手振りで相手をフォローしようと必死になり）

...でも、昔の俺を望んでる(先程までの怒りは何処かに行き、今度は拗ねるような口調で相手を見て

たしかにさっきの僕の発言はそうだったけど・・あー
（拗ねる相手を見てはその次の言葉が見たあらず口を開けたまま考え込み）

阿保面..(言葉を探して固まる相手に言い放つと再びｽﾀｽﾀと歩き出し、自室として与えられている殺風景な部屋へと入って扉を閉めて