主 2016-09-17 23:51:53 |
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・・・
(叩かれた頬を手で押さえ照れ笑いし。感謝を言う相手に少し驚き「君に感謝されるなんて・・」とつぶやくもそれが嬉しかったのか満面の笑みを浮かべて頷き筆を持ち直そうとした時ポケットに入っているケータイに電話が入り
電話鳴ってんぞ
(相手の横に座り直した時に無機質な機械音が耳に届き、その発信源が相手のポケットだとわかると手を伸ばして相手の携帯を取り出し。携帯を覗いてみるもよくわからない端末にお手上げだとばかりに相手に差し出して
えっ、あぁホントだちょっとゴメンよ
(相手に言われるまで気がつかず渡される電話を見て慌てて受け取り元いた場所から少し離れ電話に出てみるとS.E.A.L.D.Sからでマンションの契約が済んだとの連絡を受け「わかった、ありがとう手間をかけさせたね」と礼を述べて電話を切り
呼び出しか?
(組織の重要な戦力である相手は呼び出される事が多々あり、こんな休日にも呼び出されるなんて大変だなと同情の視線を投げかけ。
いいや、違うさ。ほら、決めただろマンション?あの部屋の契約ができたって連絡だ。
(電話をしまい相手の質問に眉を八の字に寄せ首を横に振り元の場所に座り再び筆を取り仕上げをかきあげ
仕事が早いな
(まさか当日に契約が完了するとは思っても無く、驚きで瞬きを数回繰り返し。呟かれた言葉は嫌味を含んだものではなく本心から出たもので。「あの部屋に、これ飾ろうぜ」書き上げられた絵を見て微笑みながら
どうせ、いつ描いたとしても飾るつもりなんだろ?
(絵を見る笑みにつられて微笑み、絵の具のついたパレットと筆を元あった袋にしまいこみキャンバスは別の袋へと閉まって。そう言えばと買ってきたドーナッツが残ってることを思い出し紙袋を手に取り
悪い、全部食べた
(口では謝罪を述べてるものの、美味しくてと続ける様には全く悪びれる様子も無く笑っていて。相手を励ますように肩をぽんと叩き
・・・全部食べたの?
(一瞬相手の言葉を疑い袋の中を覗き中身が空っぽなのに気がつき肩を落としては「楽しみにしてたのに・・」と眉を落としため息をいて
そう、落ち込むなよ。
(ぽすぽすと相手の頭を撫で乍片眉上げ。肌寒い夕方の風が頬にあたると目を細めて「施設に戻るか、それとも家具も何も無いアパートの床で寝るか?」と問い
んー、荷物とかも運ばないといけないから施設に帰ろう。
(両手に道具を持ち沈む日を眩しそうに見つめ施設の方へと足を向けまだドーナッツのことを後悔してるのか小声でまた買いに行こうとつぶやき
片方持つ
(相手の片方の手から荷物をひったくるように奪うと隣に並んで歩き。「悪かったよ、次は俺の分も食っていい」拗ねた表情の相手に笑いかけ
ありがとう
(軽くなった片手を見て隣で荷物を持って相手に顔を緩め笑い、「今度は君に袋を渡さないようにする」冗談を言えばコクリと頷き
また何時か、絵描きに来ようぜ
(夕焼けに照らされる公園の木々に眩しそうに目を細めながら相手に向き直って薄く微笑み
そうだな、その時はちゃんとしたのを描こう。
(同じように振り向いては笑顔を浮かばせ施設につき自分の部屋の前に到着し「ありがとう、持ってくれて・・それじゃぁまた明日」相手の手から荷物を取り手を振りドアを開け)
ああ、おやすみ
(荷物を持っていた腕を解すように数回回し、相手に視線を移して。扉が閉まるのを見届けてから自分の部屋へと戻り、シャワーを浴びた後就寝につき
はぁ…久しぶりに仕事以外で疲れた
(荷物を机に乗せベッドへと倒れ込むように寝転がり、明日の予定を考えてるうちに眠りへとつき
(部屋に一つだけある窓から差し込む陽の光に照らされて目を覚まし。寝転がったままパチパチと瞬きを繰り返してから上半身のみを起こし。ここに来てからの日課である朝のトレーニングをするためタオルを手に取ってトレーニングルームへと向かい
…んんっ
(カーテンの隙間から差し込む光に目を覚まし寝ぼけ眼で隣の棚においてある時計を見るなり「もう9時か・・・」とつぶやき、重たい体を起こしシャワールームに向かい)
..完全に鈍ってるな
(1時間程トレーニングした所でペットボトルの水を飲みながら小さく呟き。筋肉が落ちた訳では無いが反射神経が鈍った事に顔を顰め、義手を握ったり開いたりと動かして見れば伝わる違和感。ヒドラに居た頃は毎日の様に修理、調整をしていたが此処に来てからは久しく、かと言って気軽にその事を伝える事ができる研究員も居らずに溜息を零して
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