六田さん 2016-09-16 23:38:31 |
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…っ、ねえ、前から思ってたんだけど、そうやって子ども扱いするのやめてくれない?私たち同い年なのにさ…。
(同級生が機嫌よく己の頭を軽めに叩いてくれる事に気恥ずかしさが沸き立ち、不服そうに眉を寄せ彼をじっと睨むも聊か頬は火照っており)
えー…、そうかなぁ…?
(彼の面目も相俟ったのか、何処となく優雅にも見える余裕げな雰囲気の相手から手元のプリントへ目線を移しつつ、小首を傾げ困り顔でそんな事をぼやいていれば「えっ、…う、ま、まぁあんまり得意じゃない、けど…。…あ、でもその代わり国語は学年でも良い方なんだよ、私!」図星をさされ、ぐっと再度顔を強張らせるも、彼が全科目に於いて優秀だという事をうっかり忘れているのか、間を置かずして明るい顔色で腰へ手をやり有りもしない胸を張れば)
同い年だからって立場が同等ってわけじゃないでしょ。…まぁ、上幡さんは他の奴と比べたら”六田さん好感度”は高い方だけど。
(頭を叩いていた手を宙で止めて相手の言い分を聞いていたが、すぐさま叩く動きを再開しながら呆れたような表情を。最後にぽん、と相手の頭に手を置き、急に無邪気さ漂う笑顔で”自分の他人を見る目盛り”で相手のことを評価して)
大体文系科目が得意な人は理系科目が苦手だったりするよねぇ。上幡さんはそういうタイプか。
(苦手科目を言い当てて、したり顔で腕を組み分析するような口振りでそう言って。「やめなよ、壁が更に強調されて可哀想になる」と、相手のとっているポーズを眺めてから憐れむような視線を胸部へ送り)
…もう、なんなのそれ。
(叩く手が途端止まったので、思わず顔を仰ぐと唐突に彼の無垢な笑顔が目に入り。不意打ちの笑みに驚嘆し、幾何か間を置くもやがて困り顔で笑いを溢して)
う、ううっ…。
(そのしたり顔に思わず声が漏れ、苦い表情になってしまい「――っ、う、うっるさいっ!いきなり何言い出すの、ほんと最悪!っていうかその目もやめてよね!!」しれっと自身が気にしている事をぐさぐさと冷たい言葉で指摘され、赤に染まった顔で叫ぶように文句を。それでも気分が静まらなかったので、むっと不機嫌面でぽかぽかと彼の二の腕辺りを握り締めた両手で軽く叩きつつ)
ホントの事言っただけだよ、まったく上幡さんは態度も子供っぽいなぁ。
(彼女の攻撃から逃げるようにソファの端に寄って、叩かれていた片腕をもう片方の腕でさすりながら伏目がちに返答して。そして横目で視線を相手へ戻せば、意地悪く”も”を強調して)
ん、もうこんな時間か。日が落ちるのが早くなったね。
(端に寄ったまま首を背もたれに預け、壁掛けの時計を眺めて零し。窓から差し込む夕日も大分暗い色になりつつあって。その体勢のまま「上幡さん、そろそろ帰ってもいいよ」と声を掛けて)
(/期限を設定はしていませんでしたが、もしこれから3日以上姿が見えないようでしたら再募集させていただこうと思います…。多忙なのは承知していますが、なにとぞよろしくお願います。)
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